俳優の森崎ウィンとモデルのemmaが27日、都内で行われた映画『妖怪人間ベラ』(9月11日公開)の完成披露舞台挨拶に英勉監督と出席した。
映画の内容にちなんで「狂ってしまいそうに落ち込んだこと」を聞かれた森崎は「髭を整えるのって難しい」とポツリ。emmaから「知らんがなっ!と言いそうになった」とツッコまれるも「髭ってちょっとミスをすると、どんどん狭まっていく。もっとガッと生やして耳元から顎まで繋げたかったのに、自分でやるのが難しくてこの状態。髭の整え方が難しくて落ち込みました」と告白。髭を伸ばしたのは「2週間くらい」といい「髭の伸び具合を見ると時間とともに僕も生きていると感じる」と謎の境地を口にしていた。
一方のemmaは「今週の日曜日に髪の毛を切りました。胸くらいあったけれど、気づかれない。ウィン君も気づいていない」と女心の訴え。森崎はすぐさま「なんか足りないと思った!ここだったのかぁ」と白々しく反応するも「15センチくらい切ったので、『切ったね!』と言われるのを楽しみにしていたけれど、言ってくれなくて…」とオーバーにショックがっていた。森崎の髭、emmaの髪の毛トークを静かに聞いていた英監督は「今日の記事がすべて毛の話だったら俺は落ち込みます!」と訴えていた。
カルトアニメ「妖怪人間ベム」のキャラクター・ベラを女子高生としてリブートした異色作。撮影初日が天才ピアニストを演じた映画『蜜蜂と遠雷』撮影の翌日だったそうで「英監督からセーブをかけずに全力で行けと言われた。自分自身の状況と役柄の追い込まれ方がリンクしていた」と窮地も吉に。英監督から「向こうの撮影で追い込まれていたんじゃないの?」といじられると「(『蜜蜂と遠雷』とは)似ても似つかない役だったので、振り切れた自分もいて楽しかった」と新境地を実感していた。