俳優の菅田将暉と女優の小松菜奈が11日、都内で行われた共演映画『糸』(8月21日公開)の完成報告会に出席した。
本作が3度目の共演となる菅田と小松。お互いの変化を聞かれると、菅田は小松について「今回はいっぱい差し入れをしてくれました」と明かし、エキストラのために差し入れを自ら準備しようとする小松の雄姿に「バリバリのキャリアウーマンみたい。頼りになるな~と思った。できる人だった」と絶賛。
一方の小松は、父親役初挑戦の菅田の姿に「娘役の子を“可愛い、可愛い”と毎日言っていて、父親のような顔をしていました。全力で走って、全部全力でやっていたので、いいお父さんになるだろうなぁと思った」と菅田のパパとしての未来像を予見していた。
そんな二人の撮影時の様子について瀬々敬久監督は「もうツーカー。待ち時間も親しそうにしていました」と明かしつつ「でも芝居になると馴れ合いにはならず、二人で新しいところを目指している姿は素晴らしかった」とプロとしての姿勢を絶賛していた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響から、この日が久々の舞台挨拶となった菅田は「舞台挨拶は毎年何本もやらせていただいて、多い時では毎月舞台挨拶をするような日々だったけれど、久々に緊張しています」と心境を吐露し「あんなに慣れていたはずなのに…。すごくありがたい気持ちでいっぱいで、変な感じがする」とブランクを感じていた。
本来は4月公開の予定だったが延期に。約4カ月遅れの公開には弊害もあるようで「3月に打ち合わせした内容で番宣収録をしているので、だいぶ誤差が生じています。“俺そんなこと言ってましたっけ!?”となる。それは反省」と笑わせた。