アーティストから俳優へ、初演技で監督から「天才」と絶賛されたミュージシャン

映画・舞台 公開日:2020/08/07 12
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全国公開中のふくだももこ監督最新作、映画『君が世界のはじまり』。


2016年に短編小説『えん』で第40回すばる文学賞佳作を受賞。映画や舞台、ドラマの演出も手掛け、もはやジャンルのボーダーラインを軽々と飛び越え、新時代の先頭に立つカルチャーアイコンの一人となりつつあるふくだももこ。彼女の原点である2本の短編小説『えん』と『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』を再構築し、一本の映画にするというプロジェクトが実現した。


ふくだ監督にとっての「特別な物語」を託した脚本家は、『リンダリンダリンダ』、『もらとりあむタマ子』、『愚行録』など、その時代に傑出する話題作を手掛けてきた鬼才・向井康介。


「40歳を越えて、もう青春映画を書くことはないと決めていた」と語る円熟の脚本家が、ふくだ監督の言葉のひとつひとつに突き動かされ、青い春のその瞬間にしか存在しないヒリヒリするようなエネルギーを新たなストーリーに結実させた。


主演には、『おいしい家族』以来、ふくだ監督と二度目のタッグとなる松本穂香を迎え、魂を焦がす青春映画の新たな傑作がここに誕生した。



今回解禁となるのは、本作で小室ぺい(NITRODAY)演じるナリヒラが初登場するシーン。えんと琴子がよく授業をサボる旧講堂で、一人静かに涙を流している所を偶然、えん、琴子の二人に見られてしまう。


この瞬間、これまで彼氏をとっかえひっかえしていた琴子はナリヒラに一目惚れ。そんな琴子の様子に驚き、目を見開くえんの姿が切り取られている。


この登場シーンはセリフこそ少ないが、劇中でナリヒラの存在を印象づける大事なシーン。初演技とは思えない堂々とした姿で芝居に挑んでおり、涙を流し佇むその姿からは、誰にも真似できない特有の雰囲気が漂っている。


雑誌のコラムを読んで小室に興味を持ったというふくだ監督からの熱烈オファーでナリヒラ役を演じることになった小室。オファーを聞いた当時のことを「急にマネージャーから映画の話を聞いてビックリしました。ほんと「マジかぁ?!」て感じでしたね。その場にいたバンドのメンバーも映画出演に関して「いいんじゃない、やってみなよ!」と賛成してくれて、やってみたいと思うようになりました。」と振り返っている。


「すごく緊張して撮影前日は寝れませんでした。」と語る一方、原作を読んだ時に一番共感した役がナリヒラだったとかで、自身がその役を演じると聞かされた時は「しっくりきた」と明かしている。


ふくだ監督はそんな小室のことを「撮影初日から、彼がまとっていた空気はナリヒラだった。天才ですね。」と絶賛。『トイレのピエタ』から、現在朝ドラ『エール』で役者としても活躍するRADWIMPS野田洋次郎や、再放送も話題になったドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で星野源が役者しても大ブレークしたように、アーティストから生まれる名優は大注目だ。


今後、音楽業界からも、映画業界からも注目を集める期待の若手小室ぺいの初演技をスクリーンで確かめて欲しい。


■『君が世界のはじまり』
テアトル新宿ほか大ヒット上映中
出演:松本穂香 中田青渚 片山友希 金子大地 甲斐翔真 小室ぺい 板橋駿谷 山中 崇 正木佐和 森下能幸 江口のりこ 古舘寛治
配給:バンダイナムコアーツ

©2020『君が世界のはじまり』製作委員会



※本記事は掲載時点の情報です。