人気声優・花江夏樹、充実一途の声優活動も「一つ一つ全力で!」

映画・舞台 公開日:2020/06/18 7
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『ペンギン・ハイウェイ』などのスタジオコロリドの最新作『泣きたい私は猫をかぶる』が、6月18日よりNetflixにて全世界独占配信される。本作で志田未来が声を務めたヒロイン・ムゲが強い思いを寄せる中学生・日之出賢人を担当した花江夏樹。昨年、第14回声優アワード主演男優賞を受賞するなど充実一途の現在だが、そんな花江に作品の魅力や、パーソナルな話を聞いた。


■中学生の大人になり切れない繊細な描写が魅力


本作では、家庭の問題などを抱えた中学2年生の男女のリアリティある描写と、人間がかぶると猫に変身できるというお面を使ったファンタジックな世界が融合する一風変わったアニメーション映画。花江は「アニメ寄りではなくて実写寄りの感じがする」と作品の持つ世界観に触れると「中学生の大人になり切れていない心の不安定な状態や、好きな人へ気持ちを伝えられないところなど、繊細な描写がとても丁寧だなと感じました」と台本を読んだ感想を述べる。


日之出少年を「自分の思ったことを直接伝えられないタイプ」と見ていたという花江。「僕も中学生ぐらいのときは、親に自分の話をすることができなかったので、共感する部分は多かった」と自然に役に寄り添うことができたという。そんな日之出は、志田演じるムゲから熱烈なラブコールを送られるが、二人の押し引きのやり取りは本作の魅力でもある。



「志田さんは気持ちでお芝居をされる方で、型にはまっていない。女優さんならではの気持ちの作り方や演技へのアプローチをされるなと感じました。声優さんにはできないお芝居。ムゲちゃんの天真爛漫さや、陰で無理して笑っているような部分の気持ちの動きがとてもお上手だなと感じました」。


■元気で笑顔が素敵な人は魅力的


ムゲのあだ名の由来は“無限大謎人間”。とにかく行動が突拍子もなく、日之出に対する愛情表現もストレートだ。「最初登場したときは、めちゃくちゃだなと思いましたが、彼女の悩みや思いを、作品を通して知っていくことによって愛おしいなと感じるようになりました。元気で笑顔が素敵な人は魅力的ですよね」。


そんなムゲは、ある夏祭りの夜にお面屋にいた猫の店主から「かぶると猫へと姿を変えることができる」お面をもらい、猫の“太郎”になって日之出に近づく。花江自身も2匹の猫と暮らす愛猫家だ。「猫の前では赤ちゃんに対してしゃべりかけるようになってしまい、普段見せないような顔をしていると思います」。


そんな猫好きの花江から見ても「この作品の猫は歩き方とかすごくリアルだし、猫好きが望むような描写がたくさん出てきます。猫の自由さもよく表現されていますし、猫が好きな人にはたまらない映画だと思います」と太鼓判を押す。


劇中、日之出はムゲや太郎に対して「太陽の匂いがする」と発言する。花江自身、香水はあまりつけないというが「お日さまの匂いがするという香水があったので、この作品のこともあって買ってみたんです。そうしたらとてもいい香りで……猫の匂いもお布団を干したあとのような感じがあるので、そういう香りは好きですね」。


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