『死神遣いの事件帖-傀儡夜曲-』主演の鈴木拡樹、手ごたえを感じたのは「エビ天」を食べるシーン!?

映画・舞台 公開日:2020/06/11 57
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――それが自分の中で手ごたえを感じたシーンというと?


「エビ天を食べているシーン(笑)。おそらく幻士郎ってエビが好きなんですよ。これは台本にもない自分だけの裏設定なんですけどね。そこを撮ったとき、しっくりときました」


――長髪の幻士郎もとても新鮮でした。


「あれって半分地毛で、後ろの毛はエクステなんです。撮影前、時代モノで地毛も使うって聞いていたので髪を伸ばしていたんですよ。『ここはグリーン・ウッド〜青春男子寮日誌〜』('08年)でエクステを付けたときはあったんですけどね。今回は撮影後にはエクステを外していただいたので、あのときよりはちょっと楽だったかもしれません」


――そんな幻士郎の相棒が、死神の十蘭。


「普段は人形バージョンの十蘭を首からぶら下げているんです。その十蘭人形がよく出来ていて。腕とか目、眉毛も可動するんです。でも走った後、カットがかかると、よく眉毛が勝手に下がっていて。だから撮影後は“十蘭は大丈夫でしたか?”ってスタッフに確認していました。十蘭人形はすぐに困った顔になりがちのドールでしたね(笑)」


――十蘭を演じた安井謙太郎さんとは初共演だったんですよね?


はい。撮影初日に初めてお会いしたんです。でも、会った瞬間、“あ、大丈夫だ”って思いました。とにかく空気の作り方がうまいというか。ユニットでリーダーをやっているというのもあるかもしれませんが、気を使うことなく接することができて。人形のシーンで画面には映ってないときも、常に安井くんは現場にいてくれましたし。一緒に演じてとてもやりやすい相棒でしたね」



――吉原遊郭の惣名主を父にもつ侠客のリーダー、庄司新之助を演じたのは崎山つばささんでした。


「今作におけるつばさくんは僕の好きなテイストのつばさくんでした。きっと共感してくださる人もいると思います。もしかしたら、つばさくんはそう見せようとしてないのかもしれないけど、彼独特の色気の出る瞬間があって。それが今回、とても出ているのかなって感じました。やんちゃで無鉄砲な新之助につばさくんの色気が重なって。すごく…すごく魅力あるキャラクターに仕上がっていました」


――ちなみに死神の十蘭は普通の人には見えない存在。鈴木さんは見えない存在を見たことはありますか?


「いわゆる心霊体験ってことですね(笑)。それがないんですよ。何か気配を感じる…って思って振り向くことはあっても見えた試しはありません。ただ舞台をやっていると、劇場ってよく出るって噂を聞くことがあって。そうかもしれないって出来事は遭遇したことがあります。共演していたキャストが舞台袖でスタンバイをしているとき、足首を誰かにつかまれたらしくて“おい、やめろよ。今集中しているんだから”って後ろを振り向くと誰もいない…みたいな。僕は離れた場所でそれを見ていて“何をやっているんだ?”って思ったことがあるんです」


――その共演者というのは?


「椎名鯛造くんです(笑)」

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