女優の松雪泰子が主演の映画『甘いお酒でうがい』のポスタービジュアルと予告編が解禁となった。また、予告編のナレーションを『女芸人No.1決定戦 THE W 2019』(日本テレビ)で3代目チャンピオンの栄冠に輝いた、3時のヒロインの3人が担当することが発表された。
【写真をみる】佳子(松雪泰子)が目をつむる姿が配置されたポスタービジュアル
本作はお笑い芸人のシソンヌしろうが、ネタの中で長年演じてきた代表的キャラクターである“川嶋佳子”がもし日記を書いたら・・・という設定で執筆された同名小説を実写映画化。主人公の40代独身OL・川嶋佳子を松雪、佳子の同僚・若林ちゃんを黒木華、佳子の生活にある変化をもたらす、ふた回り年下の岡本くん役を清水尋也が演じる。
ポスタービジュアルは、岡本くんに対する自分の気持ちに揺らぐ佳子が、以前住んでいた街を訪れ、昔を懐かしむことで、平静を保とうする姿が描かれている。自身を「根本が後ろ向き」と思う佳子が「新しいことに挑戦するよりは、かけがえのないものを守り続ける方が好き」と思いながら、目をつぶり後ろ歩きで歩み始める姿は、強い印象を残している。
本日解禁となった予告編では、「川嶋佳子」が日記に綴った1年5カ月の日常が描かれる。「上ったことのない歩道橋の上から見る景色は、見たことのない景色だった」、「母親の後ろ姿に似た人の後ろに並ぶのが好き」など、誰でも見覚えのある人生の悲哀と日常に散りばめられた小さな喜び。それらに一喜一憂するのではなく、そっと寄り添って生きていくひとりの女性の日々を描いている。ちょっぴり後ろ向きだけれどポジティブに生きる川嶋佳子の日常は、平凡だけれどちょっぴり切ないことも、そして嬉しいことも。穏やかな優しい映像美で、観る人の心に束の間の平穏をもたらす内容になっている。
また、予告編のナレーションを務めるのは、3時のヒロインの3人。3人は今作が初の映画のナレーションとなるが、それぞれ3人の予告編が作られ、一気に解禁となった。同じセリフのナレーションにも関わらず、声に個性が感じられる予告編となっている。「ナレーションをしたことによって、自分も川嶋佳子になった気分」と語る福田麻貴をはじめ、収録を終えた3人から、本作に対するコメントも届いた。
<「3時のヒロイン」からのコメント>
◆福田麻貴
私もお酒が好きで、日記も書いているので、共感するところがいっぱいあります。出てきた日記帳も、私のノートと一緒だったり。私が佳子です!(笑) 女性は皆、自分の中に川嶋佳子が生きています。皆、川嶋佳子を持っていると思います。ふた回り年下の男の子とのラブストーリーのキュンキュンも、同僚同士の可愛らしい友情も、すごくいいなと思いました。登場人物全員を愛せる映画だと思います。予告編からもにじみ出ているこの空気感がたまらないですね。
◆ゆめっち
この映画を観て、人としてのハートフルな部分を吸収して、皆と一緒に恋したいなと思いました。「わかる!わかる!」というところがいっぱいあって、感情移入できました。
◆かなで
川嶋佳子さんは、ほぼ私です!恋すると臆病になっちゃうのよね。スクリーンの中にいる川嶋佳子さん、観ている人も川嶋佳子さん、私も川嶋佳子さん、皆が川嶋佳子さんです。好きな人と観て欲しい映画です。心が温まって欲しいです。
■『甘いお酒でうがい』
4月10日(金)、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
出演:松雪泰子(川嶋佳子 役)、黒木華(若林ちゃん 役)、清水尋也(岡本くん 役)ほか
監督:大九明子
脚本:じろう(シソンヌ)
原作:川嶋佳子(シソンヌじろう)『甘いお酒でうがい』(KADOKAWA 刊)
製作・配給:吉本興業
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