前島亜美 日比美思 飛鳥凛 出口亜梨沙、舞台共演で芽生えた「密度の濃い関係性」

映画・舞台 公開日:2020/02/23 14
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エイベックス・マネジメント所属の14人を中心とした注目の舞台『バレンタイン・ブルー』。

若者達の夢と挫折、友情、恋、そして家族の愛が、歌と共に綴られていくファンタスティック・コメディ作品だ。

そんな『バレンタイン・ブルー』もいよいよ最終稽古を迎え、本公演を控える。本公演が間近に迫る現場の雰囲気、そして出演者たちの心境を探るべく、稽古最終日を訪ねた。

今回お疲れの中インタビュー座談会に参加してくれたのは、前島亜美、日比美思、飛鳥凛、出口亜梨沙の4人。




【前島亜美】

深水梨子役・・・この物語の主人公。カフェバー「バレンタイン・ブルー」を営む母を手伝う一人娘。一見、不愛想だが根は真面目で両親想い。人には言えない悩みを抱えながら日々を過ごしていたのだが、あることがきっかけで人生の転機を迎えることになる。


【日比美思】

杉山緑=うみぽん・・・「そらぽん」の妹「うみぽん」。姉はアイドル活動に対して積極的なのだが、実はそろそろやめたいかもと、冷めた気持ちも持っている。この「おーがにっく」の歌と踊りは必見。


【飛鳥凛】

秋元繭・・・なぞなぞの問題を出すのが好きな麗しい女。「バレンタイン・ブルー」が夜のバータイムになった頃にいつもカップルで現れる。彼氏の章一郎に出すなぞなぞが始まると、店にいるスタッフ・お客の全員がついつい耳を傾けてしまうほど、なぞなぞのクオリティは高い。


【出口亜梨沙】

榊原令子・・・「バレンタイン・ブルー」のバータイムの常連。いつも一人でやってきては酒を飲みながら、店主の由起恵に愚痴をこぼしたり、くだを巻いたり。関西弁で気性も激しいのだが、さりげなく人の核心に触れることを言ったりもする。



―本日は座談会形式で進めさせて頂ければと思いますのでよろしくお願いいたします。早速ですが、本公演も間近です。現在のお稽古場の雰囲気はいかがでしょう。

出口亜梨沙

男女のグループで別れてしまうこともなく、同じ事務所ということもあり全員で仲良くやっていけた印象が強いですね。

飛鳥凛

はじめましての人もいたんですけど、社内で会ったことがあったり、存在を認識していたり、舞台を観に行って演技を知っている人も多かったので、序盤からワイワイしていました。気を使うこともなかったよね?

出口亜梨沙

使えよ!って思われてそう(笑)

一同

(笑)

前島亜美

会社内で会ったりして顔は知っているけど、どういう人なんだろう?っていう方が多かったので、仲良くなるのも早かったですね。さらに稽古している姿を見て、「この人こんなに真面目なんだ!」「この人こういう一面があるんだ!」と、より一層好きになることが出来たので、強く団結することが出来ました。

日比美思

今回、お稽古期間があっという間だったんです。短期間でも、みんなでグッと集中して、良い作品を作ろう!と団結出来たのは、同じ事務所に所属する“ファミリー”として過ごしてきた時間が大きいのだと思います。



―出口さんのツイートには「今日は舞台終わってからご飯に行ったのですが、同じ事務所の人がこれだけ集まるのはやっぱり凄いなと思いました」とありましたが、お稽古後の交流も頻繁にあったのでしょうか?

出口亜梨沙

稽古後は、ほぼ毎日ご飯に行ってました。「行ける人行こう~!周りにも声掛けて~」って。

飛鳥凛

やっぱり私達の間に、同じ事務所に所属する“ファミリー”という意識が強かったので、「何かあったらお互いに言う」ということも徹底できていて、凄く良い雰囲気で稽古に挑めました。

前島亜美

稽古で期間的なものであったり、演技や演出の面であったり、大変な部分が大きければ大きいほど、皆の中に共通の目的意識がうまれ、団結し協力してやっていくことが出来ました。皆が皆のことを思いやることも出来ていたので、少しの休憩や空き時間にも食事に行ったりカフェに行ったりと交流や意見交換をする、“密度の濃い関係性”が築けていました。



―舞台のタイトルは『バレンタイン・ブルー』そして、先日はバレンタインデーでした。みなさんバレンタインデーの思い出などあれば是非教えて下さい。

飛鳥凛

今年は、家に帰って犬用の一番高いワンチュールを買って、それをイブ(愛犬)に与えて、でろでろに甘やかしながら朝4時まで過ごすというバレンタインデーでした(笑)

出口亜梨沙

家帰る時「はぁ~!イブちゃんにチュール買って帰ろ~っ!」って言ってたもんね(笑)

一同

(笑)

出口亜梨沙

今年のバレンタインデーは稽古でしたし、公演も近いので節制していたんですが、バレンタインデーということを理由にして、帰りにカフェで自分用のアップルパイを買って帰りました。めっちゃ美味しかったです!

日比美思

私は元々グループで活動していたので、ちっちゃい頃からバレンタインデーはお仕事ということが多かったんです。なので、前日は徹夜してスタッフさんや共演の方用に大量のチョコレートをお母さんと一緒に生産という思い出ですね。

一同

工場長!大変!どれくらい作ってたの?

日比美思

多い時は50個くらい。

出口亜梨沙

お店やん!

飛鳥凛

ラッピングとかも大変そう!

日比美思

そう。だからラッピングもアイデアで可愛くしたり、100均で選んだりと頑張っていました。でも、普段お菓子作りをしないので、なかなか上手に作れないんですよ!一度チョコラスクを作った時、食べた方から「ガムみたいだね」って言われて…。

一同

ええええええ!!!!逆に食べてみたい(笑)

前島亜美

私は小さい頃からお菓子を作るのが好きで、よく色んな方に作って持って行ってたんですよ。最近は誰にあげるでもなく趣味で作ってるんですが、ストレス発散にもなって凄く良いんです!製菓材料を専門に扱っているネット通販の会社があるんですが、そこに会員登録して夜中思い立った時に大量購入したりするんですよ。

出口亜梨沙

え!何か作って欲しい!

前島亜美

今年作ろうと思って材料を買ってあるのは、オランジェットっていうお菓子。

飛鳥凛

なんかおしゃれ~!

前島亜美

オレンジを輪切りにしたドライフルーツにチョコをかけたお菓子なんですが、結局バタバタして作れなくって、せっかく買った転写シートとかもまだ未開封なんです。

一同

いつかもらおう!(笑)



―みなさんのSNSにも頻繁に登場し、現場でダウンロード率No.1アプリと噂される画像加工アプリ、気になって仕方ないのですが、あれはどなたが発見されたんですか?

飛鳥凛

あれ!FiuFiuって言うんです!私が画像を加工するのが大好きで見つけたんですが、「これはヤバい」って言って、みんなもすぐダウンロードするようになったんです。

出口亜梨沙

朝起きたらこんな顔になってたらいいのにってなるよね。

一同

(笑)



―先程お稽古を少し拝見させて頂き、感動のシーンでスッと涙をこぼす前島さんの姿に驚かされましたが、役柄とご自身を重ねることはすぐに出来た印象でしょうか。

前島亜美

カフェを経営している夫婦の1人娘という役柄を演じさせて頂くんですが、実は自分も夢を持っていたけど、諦めて無気力に生きていたところ、あるきっかけから街のみんなの生きる姿勢、夢に向かって頑張る姿に触れることになり、感化されていくというストーリーです。人に対して秘めていた自分の夢を話すとか、親のことを話すって凄く勇気がいることじゃないですか。しかも、「お礼」という意味合いが絡む部分もあり、私自身にも思うところがあったので、すんなり感情を重ねることが出来ました。この作品は、簡単に言うと「事務所の若手の舞台」と言われてしまうかもしれませんが、そんな枠にとらわれない皆の全力さが伝わってくる作品です。どれくらいの思いが詰まっているのか、役を輝かせようという思いがどれくらい乗っているのか、セリフや言葉だけでなく、「人」で魅せる作品に仕上がっています。



―皆さん様々な舞台をご経験かと思いますが、『バレンタイン・ブルー』の指導方針などはどのようなものでしたか?

出口亜梨沙

指導方法も独特で、あまり色々細かく言われないんです。自分で気付いて自分でやらないと結局損をするのは自分なんだよという、“大人な現場”でした。

日比美思

集中するときは集中する、ご飯食べにいくときは楽しくという、オンオフの“切り替え”がうまくできる空気感のある現場でもありました。



―みなさんがもし『バレンタイン・ブルー』のようにカフェ&バーを開くとしたら、どんなコンセプト、どんな内装のお店にしたいですか?

飛鳥凛

やっぱりうちの子が看板犬でしょ(笑)

一同

それ、行きたい行きたい!

飛鳥凛

うちの子はもう人が大好きで。かと思えば急に“女”を出してくることもあるんですよ。なので接客は完全に任せちゃって、私はご飯作るのが好きなので裏方にまわるというお店をやりたいですね。

出口亜梨沙

凛ちゃんのカフェに行きたい!

前島亜美

私ケーキ作るからそのお店で働かせて!

出口亜梨沙

あ!私もウエイトレスやる!

日比美思

じゃあじゃあ私は…、ガムみたいなチョコラスクを!

一同

(笑)



―それでは最後の質問になりますが、舞台「バレンタイン・ブルー」のみなさんが思う見所、観てほしいポイントを教えて下さい。

飛鳥凛

個々に凄く魅力的なキャラクターを持っています。なので、誰を追って観ても面白いですし、どこを切り取っても面白いと思います。是非お気に入りを見つけながらも全員を観て楽しんでほしいです。人間性を観て楽しんでほしいと思える作品です。

日比美思

物語にはコメディ要素もあって、たくさん笑える部分があり、優しくて温かい雰囲気に包まれています。出演者が多い舞台でもありますが、一人ひとりに輝くスポットがあるので、最初から最後まで楽しんで頂ければと思います。

出口亜梨沙

歌とダンスもあるので、舞台をあまり観たことのない人にも入りやすい作品になっています。舞台がはじめてという方も気軽に観に来て楽しんで頂ければと思います。

前島亜美

稽古していて、「こんなに素敵な俳優さんがエイベックス・マネジメントにいるんだ」「こんなにも真摯で誠実で、引き出しも魅力もたくさんあるんだ」と痛感させられました。皆が皆を好きになれる時間でした。中には以前に共演させて頂いた方もいたんですが、久保田秀敏さんとは6年くらい前にドラマでご一緒しているんですよ。私は当時15歳くらいで久保田さんの方が全然年上なんですが、久保田さんと再開した時の“頼もしさ”がトンデモなかったんですよ!沢山の現場で場数を踏まれて、こんなに素敵な俳優さんになられたんだ!って年下の後輩ながらも凄く感動したんです。

出口亜梨沙

めっちゃ泣きそうやわ…。

一同

(笑)

前島亜美

だからこそ私も頑張りたいなと思いました。今回の「Avenue X theater」には「vol.1」とありますので、vol.2、vol.3と重ねていけるよう、そしてこのメンバーと再開した時に素敵な自分になれているよう、この『バレンタイン・ブルー』にも全力で取り組みますので、是非みなさんも劇場まで足を運んでください。

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