映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(2月21日公開)の完成披露試写会が28日、都内で行われ、千葉雄大、乃木坂46の白石麻衣、成田凌、鈴木拡樹、井浦新、中田秀夫監督が登壇した。
2018年に公開された映画『スマホを落としただけなのに』の続編。前作で事件を解決に導いた刑事・加賀谷を主人公に、加賀谷の恋人・美乃里に襲いかかる新たな事件を描く。
千葉は続編決定に「まさかのっていう感じで本当にびっくりした。また前作に引き続いて、すてきな監督、スタッフのチームで新たな作品を作れる嬉しさがあった」と振り返った。前作の主演は北川景子、共演に田中圭ら人気キャストが名を連ねたが、今回の主役は千葉が演じる加賀谷。主演として「皆さんを引っ張っていく心づもりで臨んだので、現場でぶいぶい言わせていました!」とにんまり。すると成田が「もう、ぶいぶい言わされていました」とかぶせ、全員で笑いあった。
加賀谷の恋人・美乃里を演じた白石は、先日グループからの卒業を発表。映画の撮影は昨年の夏頃で同時期に「卒業を悩んでいた」と明かし、「この作品にかける思いがすごく強かったので、とにかく全力で全部を出し切っていこうと。撮り終わったときに何か卒業に繋がるものがあった。『いまかな』と思い、卒業を発表させていただいた」と回想。また「お芝居の仕事すごく好きですし、これからもたくさん演技していきたい」と女優業に意欲的だった。
共演した千葉は、白石について「大変なシーンもあったと思うけど、監督の演出に対して一つ返事で『はい、わかりました』と本番に臨んでいた。そのまっすぐな姿勢は同じ役者として本当にかっこいい」と称賛。さらに「最近は映画の宣伝活動をご一緒していて、白石さんから一緒だからこそできることがある。力になって、逆に支えられている」と感謝していた。
鈴木は今作からの新たな登場人物として参加。WEBセキュリティ会社の社長という役どころだが「機械全般、苦手なんです」と苦笑い。「そんな人間にオファーが来るのかとハラハラしていた。本読みの時、監督に『パソコンのシーンは寄りはどのくらいありますか?』と聞いたのが最初の質問だった。こればっかりは怖くて…」と振り返った。
舞台あいさつ終了後のキャストが降壇時、千葉は司会者の元に駆け寄り、マイクを奪取すると「“どろん”します」とにっこり。King Gnuが歌う主題歌タイトルと、ブログで多用する言葉を引用してお茶目に去っていった。