小関裕太&瀬戸利樹、“一緒にラーメン食べて”同世代の現場で得た気づき

映画・舞台 公開日:2020/01/24 29
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■共演者とのコミュニケーションは積極的にとりました(小関)


一方の小関も、集団での撮影で自分なりの解釈を持って現場に臨んだ。ネタバレになるので、詳細は書けないが、36人の生徒のなかには催眠にかかり自殺するもの、生き残るものが入り乱れる。小関は「死ぬ人や生き残る人、それぞれが混在します。自殺する間際でその人の個性が垣間見える一方で、残された人間の表情でも、その人がどんな人だったかが分かる。そこで意識したのは、どれだけ生き残る人の立ち振る舞いで自殺する人の人間性を表現できるか」と語る。そのため、小関はクランクイン前のリハーサルから共演者とのコミュニケーションを積極的にとり「演じる人を含め、役柄のリサーチを怠らなかった」という。こうした行動によって、対峙する人の人間性が立体的に浮かび上がってくるというのだ。


瀬戸、小関ともアプローチ方法は違うものの、共演者とのコミュニケーションは大切にした。特にこの二人は劇中、大きな関係性を持つ。小関は「本読みのあとに一緒にラーメンを食べに行くなど、結構密にコミュニケーションはとりました。普段から物腰が柔らかく、とても居心地がいい人」と瀬戸を評価すると、瀬戸も「テレビや映画でずっと見てきた人。まずは足を引っ張ってはいけないという気持ちでした」と、最初はやや緊張気味だったが「いつも優しい顔で見守ってくれていたので、いるだけで安心感がありました」と相思相愛の関係性になった。


■2020年の目標は……


2019年は小関、瀬戸共に映画やドラマへの出演が相次ぎ、大いに活躍した年になった。2020年は、本作がスタートとなるが、小関は「今年は3年ぶりのミュージカル(『四月は君の嘘』)が7月に控えています。長く考えて、これだと思って臨む作品。すごく気合も入っているので、まず絶対成功させたい」と強い視線で語ると、瀬戸も「2019年は出演ドラマ(『偽装不倫』で)で大きな反響をいただくなど、やっとスタートラインに立てた年だと思っています。今年もさまざまな作品に携わらせてもらえるので、ひとつずつ結果を残せるように丁寧に演じたいし、レベルアップしていきたい」と抱負を述べる。


俳優業を行う覚悟も年々重くなってきているという小関と瀬戸。小関は「作品によって脚本・演出は全く違う。そこに追いついていくことに精一杯で、まだまだ慣れることはないです」と芝居の難しさを実感しているというと、瀬戸も「演じれば演じるほど、難しさが増してきます」と悩み多き毎日だという。しかし二人とも「だからこそ面白いし、尽きることがない」と目を輝かせる。苦しいからこそ楽しい……表現者としては最も理想的な状況なのかもしれない。


取材・文:磯部正和

写真:稲澤朝博


シグナル100

2020年1月24日(金)全国ロードショー 

■出演:橋本環奈 小関裕太 瀬戸利樹 / 中村獅童
■原作:宮月 新・近藤しぐれ『シグナル100』(白泉社・ヤングアニマルコミックス)
■監督:竹葉リサ
■脚本:渡辺雄介
■音楽:Jin Nakamura■主題歌:yukaDD(;´∀`) 「Carry On」(ワーナーミュージック・ジャパン)
■配給:東映
© 2020「シグナル100」製作委員会


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