新ミューズ誕生を見逃すな!新作「女優×恋愛映画」秀作4選

映画・舞台 公開日:2020/01/17 8
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『ファンシー』(2月7日 テアトル新宿ほか全国順次公開)

『初恋』(2月28日全国ロードショー)

■期待の大型新人女優・小西桜子を堪能!




「あさってDANCE」や「ありがとう」など熱狂的なファンを持つ漫画家・山本直樹の原作を映画化した『ファンシー』は、元彫師の郵便屋(永瀬正敏)と、ペンギンと名乗るロマンティストの詩人(窪田正孝)、ペンギンのもとにやって来たファン “月夜の星”(小西桜子)の性愛と暴力に満ち溢れた三角関係を描いた恋愛物語だ。


一方の『初恋』は鬼才・三池崇史監督が、歌舞伎町で跋扈するヤクザたちの抗争を土台に、天涯孤独のプロボクサー・葛城レオ(窪田正孝)と、親の借金を背負わされヤクザに追われている少女モニカ(小西桜子)との出会い、そしてそこから生まれる淡い恋模様を描いたオリジナル作品だ。


まったく毛色の違う二つの物語で、ヒロインを務めたのが小西だ。『ファンシー』が劇場公開映画初出演となるが、永瀬や窪田という実力派俳優と真正面から対峙し、けがれを知らない少女が女へと変貌を遂げる姿を度胸満点に演じた。本人は「いっぱいいっぱいだった」と話していたが、スクリーンに映し出された小西には風格すら感じられた。




また『初恋』では、バイオレンスとハードボイルドな世界観に突然放り込まれ、触れたら壊れてしまいそうな少女を、リアリティを持って演じた。3000人のオーディションから大役をつかんだ小西だが、三池監督は10年前に「ケータイ捜査官7」で初めて窪田と出会ったときと同じような感覚だったと、小西を評していた。


どちらもストレートな恋愛映画ではないが、観終わったあと、なんともいえない切なさが残る不思議な作品だ。


文:磯部正和

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