『セーラー服と機関銃』『時をかける少女』など、1970年代から日本映画の黄金期を築き上げ、多数のヒット作を世に送り出してきた巨匠プロデューサー・角川春樹が、生涯最後の監督作品としてメガホンをとる『みをつくし料理帖』で主人公を担うことになったが、角川監督は「若いのに演技が上手だと思ったし、素の笑い顔もとても魅力的」と松本の笑顔に惹かれたといい、また「彼女が持っている地の部分は、健気で明るくて前向き。それがこの映画に見事に反映されている」とも。薬師丸ひろ子、原田知世ら錚々たる女優陣を発掘してきた角川監督が、明るさ、前向きさを表現できる女優だと太鼓判を押しているのだ。
そしてもう一つ、彼女特有の魅力だと言えるのが、どんな風景、時代設定にもすっと馴染んでしまう、しなやかな存在感。『わたしは光をにぎっている』では再開発の進む東京で生きる女性を演じた松本だが、同作の中川監督は「松本さんには風景の中に溶け込みながらも埋もれきらない、透明な存在感がある」とコメント。この透明な存在感は、あらゆる時代を行き来する女優という仕事において、最高の武器になるはず。これからもきっと、松本穂香がたくさんの人々の心を明るく照らしていくことだろう。
文:成田おり枝
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