MEGUMIの女優魂が炸裂、鈴木亮平にビンタを要望

映画・舞台 公開日:2019/11/24 10
この記事を
クリップ

佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、田中裕子が出演の感涙ヒューマンドラマ『ひとよ』。絶賛公開中の本作のティーチイン・イベントが11月23日、東京・渋谷のシネクイントで行われ、メガホンをとった白石和彌監督と女優のMEGUMIが参加した。

 

白石監督とMEGUMIのタッグは、白石監督による映画『孤狼の血』以来2度目。映画好きで白石監督の作品はほとんど観ていたというMEGUMIは『孤狼の血』では役所広司を惑わせる妖艶な女性役を演じたが「実はああいう下品な役も好き。母親になってセクシャルな役がなくなっている中で、セクシャルな役をキャスティングいただけたのは嬉しかった」と望むところだったよう。

 

本作では『孤狼の血』とは一転、稲村家の長男・大樹(鈴木亮平)と別居中の妻・稲村二三子という重要な役柄を演じている。MEGUMIについて白石監督は「前回のMEGUMIさんにはセクシーなポジションを期待したけれど、今回はその部分ではない芝居の強さに期待。鈴木亮平さんを含め、田中裕子さんと当たり前に戦って、引けを取らない女優さんだと思っていた」と女優としての高いポテンシャルに信頼を置いていた。




 

MEGUMIには、夫である大樹に思いきりビンタされる体当たりシーンもあるが、白石監督は「本来ならば叩いたように見える風に撮るけれど、本番で鈴木亮平さんがガチで叩いて…。役作りは凄いとは聞いていたけれど、まさか本気でやるとは。これはポンコツ役者だ!と思った」とまさかのアドリブに驚き。何も知らされていなかった白石監督は、怒りながらカットをかけてしまったという。

 

しかしそのガチを仕掛けたのは実はMEGUMIの方で「私は叩かれるつもりだったのに、テストでは叩いてくれなくて…。だから(鈴木亮平と)話し合いをして叩いてもらいました」と女優魂を炸裂。MEGUMIは「鈴木さんは『西郷どん』だし、凄いの来るんだろうなぁ」と不安だったというが「実際のビンタは痛すぎず、ちょっと痛い?みたいな絶妙な感じ。亮平さんの愛を感じたビンタでした」と見事な芝居の様子を回想した。ちなみにMEGUMI的には、大樹のような煮え切らない男は「ダメです!絶対にない!」とバッサリで、その即答ぶりに会場は爆笑となった。

 

また本作の白石組の雰囲気についてMEGUMIは「全シーン怒りまくっていたので、疲れた。これぐらいかな?と思っても、白石監督から『その100倍で』と言われた」と笑いつつ「キャストのみなさんが本当に誠実。それぞれが役と真剣に向き合って、そういう人たちが集まる作品ってなかなかない。見事に誠実な方たちばかりで、奇跡的な現場だと思った。これこそが白石組だ!と感じた」と充実した表情を浮かべていた。

 

最後に白石監督は「僕にとって『ひとよ』は好きな映画で、今後の起点になったような作品」と思いを込めて「今後も色々な方々に面白い映画を届けていきたい。いつかまたMEGUMIさんともご一緒したい」と三度目のタッグを期待。それに恐縮しつつも大喜びのMEGUMIは本作に向けて「私にも息子がおりまして、他人には言わない様な事も、愛情があるゆえに言ってしまうこともある。家族だから…という(他人との)究極の温度差があるのが家族。稲村家も爆発してクラッシュして家族という形を戻していく姿が素敵。自分の気持ちを吐露するのは気持ちがいいし、それが減るのは寂しいこと。面倒くさいかもしれないけれど、家族は大事な存在。それを改めて考えさせられました」と思いを込めていた。

この記事の画像一覧 (全 3件)