松本穂香「地味だった」学生時代、居場所を求めた過去

映画・舞台 公開日:2019/11/08 18
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松本穂香の仕事論「一生懸命やることが、次につながる」


本作には、澪の成長とともに、発展や再開発の名の下に、大きく変わりゆく東京の姿も描き出されている。本作を通して松本は、「澪はおばあちゃんから『形あるものはなくなるけれど、言葉や思い出はずっと人の中に残る』という言葉をもらいます。私も終わりを受け入れることや、その終わりを次につなげることの大切さを考えるようになりました」と演じながら、学ぶことも多かったと話す。


その思いは、まさに女優業にもつながるもの。「ひとつひとつ、続けてきたことが経験となって、自分の中に残っています。本作の中川監督とも3年前にお会いして、一緒にやりたいとおっしゃってくださった。今は『みをつくし料理帖』の撮影中ですが、角川監督は『この世界の片隅に』を観てくださって、私を見つけてくれました。一生懸命やっていると、次につながるものだなと実感しています。そして私を選んでくださったということは、期待をしてくれているということ。だとしたら、がっかりさせたくないし、『あなたでよかった』と言ってほしいです。私は器用なタイプではないので、とにかくいつでも、一生懸命に作品や役に向かおうと思っています」。


元気の源は、ジャルジャル!




悩んだときに思い出すのが、事務所の先輩でもある有村架純からもらった言葉だという。「(NHK連続テレビ小説)『ひよっこ』でご一緒したときに、私が悩んでいたら『最初からできちゃダメだと思うよ』と言ってくださって。いろいろな現場、作品を経験してきた方だからこそ言える言葉ですよね。有村さんがいてくださることがすごく心強く感じましたし、今でもなにか悩むと思い出す言葉です」。


また忙しい日々を過ごす上でのリフレッシュ方法は、「お笑いが好きで、YouTubeを見たりしています」と大きな笑顔を見せる。「昔からジャルジャルさんのファンで、毎日YouTubeを見ています。お二人自身が一番楽しそうにやっているのが、最高だなと思うんです。一度お会いさせていただいたことがあるんですが、それは、東京に出てきて一番興奮した日かもしれません(笑)。このお仕事をやっていてよかったなと思いました」。たくさん笑って、心にも栄養補給。「撮影現場にいても、以前より周りがよく見えるようになって、スタッフさんとも交流ができるようになったんです。今、お仕事がすごく楽しいです」という松本穂香が、これからもたくさんの表情を見せてくれそうでますます楽しみだ。


文:成田おり枝

写真:稲澤朝博


『わたしは光をにぎっている』は11月15日(金)より全国公開

配給:ファントム・フィルム

©2019 WIT STUDIO / Tokyo New Cinema

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※本記事は掲載時点の情報です。

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