伊藤沙莉は“タヌキ”でボイメン田中俊介は“チワワ男子”に?!

映画・舞台 公開日:2019/11/04 8
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本日、現在開催中の第32回東京国際映画祭にて、日本映画スプラッシュ部門に出品された映画『タイトル、拒絶』の舞台挨拶が行われ、主演を務める伊藤沙莉をはじめ、田中俊介BOYS AND MEN)、森田想、山田佳奈監督が登壇した。




劇団・□字ック主宰の山田佳奈が自身の舞台を映画化した本作。雑居ビル4階に位置するデリヘルを舞台に、どうしようもない人生でも生きていかなければならないデリヘル嬢たちの姿を描く。


山田監督は、主人公カノウを演じる伊藤について「カノウという役にはすごいこだわりがあった」と明かすと「ウサギに憧れるタヌキという役。言葉が悪いかもしれませんが、イケていない女子をちゃんと背負える女性がいいなと思っていた。沙莉ちゃんとご一緒できてすごくよかった」と語る。伊藤自身も「私もタヌキとして生きていた人生だと思っているので、人間・伊藤沙莉はカノウに寄り添えると感じましたし、この役は絶対自分がやりたいと思った」と運命的な出会いであることを強調する。


女性ばかりの現場で一転、デリヘルの運転手役として出演している田中は、本作のプロデューサーを務める内田英治監督と『ダブルミンツ』でタッグを組んだことから本作のオファーを受けた。田中は「この映画の撮影は、今年の1月末から2月ごろだったのですが、僕自身がちょうど苦しい時期だったので、その感情をうまく役に利用できないかなと思っていた」と役作りについて語ると、山田監督からは「チワワ男子」というコンセプトを伝えられていたと言い「弱いのにキャンキャン騒いで、強く見せる男を演じようと思って臨みました」と役へのアプローチ方法を述べていた。


観客からのティーチインでは「デリヘル嬢という人物を描きながら、伊藤演じるカノウに艶っぽいシーンがなかった理由」や「山田監督の映画作りへのこだわり」など映画祭ならではの質問が飛ぶ。熱心な観客の質問に伊藤は「この作品が胸に響いていると実感できる方々を見て、それが胸に響きます」と感無量な表情を浮かべると、田中も「本格的な上映はまだ先ですが、僕たちは宣伝活動を頑張ります。映画を観てくださった皆さんも、どんな感想でもいいので思ったことを書いてください」と客席に呼び掛けていた。

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