伊藤健太郎&玉城ティナ、ブルマ履かせもお手の物「“バチクソ”合ってた」

映画・舞台 公開日:2019/09/24 51
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9月27日(金)から公開の映画『惡の華』。累計発行部数300万部を突破する押見修造氏の人気コミックを原作とし、鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を描き、思春期のダークな面をえぐり出した本作で主役・春日高男を務めるのは、今最も勢いに乗る俳優・伊藤健太郎。春日の中に自分と通ずる何かを見つけ、執拗につきまとう仲村佐和役には、「ViVi」の専属モデルを卒業後、女優として大躍進を続ける玉城ティナ。今年22歳の同級生コンビが、劇中では閉塞感を抱える田舎の中学生に…!癖のある役柄へのアプローチや、衝撃シーンの裏側、旧知の仲だからこそ知るお互いの一面など、劇中の関係性とは一転、息ピッタリのかけ合いで語ってくれた。


―今回、お二人が演じられる役どころが中学2年生からの思春期真っ只中、しかも癖のある性格ということで役作りはいかがでしたか。

伊藤健太郎:僕は春日(高男)がどうこうというより、思春期や反抗期の男の子って何を考えていたのかなということを最初にイメージしました。自分が当時思っていたことを思い出すために、まず14~15歳のころの自分と向き合うところから始まって、そこから春日に寄せていきました。自分と春日の共通点の入口を探すことには苦労しましたが、入口をくぐってしまえばそこからは割とスムーズでした。

玉城ティナ:押見修造さんの原作が一つの大きな答えだなと思ったので、マンガをずっと読み返して仲村の表情や台詞で取り入れられる材料を探していました。気になるコマは写真にとってスマホで見返したりもしました。「仲村をこう演じよう」と自分の中で決めてからは撮影もスムーズに運びました。


―実際、ご自身の中学生時代はどういう学生でした?

玉城ティナ:(伊藤に向かって)どうせ人気者でしょ?

伊藤健太郎:“どうせ”ってなんだよ(笑)。決まった仲間と一緒にいて、春日とは違いますが、大人に対して反発したくなる気持ちとか反抗していた部分はありました。


―言える範囲で何かありますか?

伊藤健太郎:わかりやすく言えば、僕らがわかっていることを大人から言われることがキツかったです。「わかってるよ!」って。大人から「俺達も思春期の時はそうだったけど、いつかわかる時が来るから、とりあえず今は言うことを聞くんだよ」って言われても、「んなもん、わかんねぇよ」ってなっちゃったり。今考えると「すみませんでした!」って感じですが(笑)。




―先ほど、春日との共通点を探したとおっしゃっていましたが。

伊藤健太郎:春日が読んでいた「ボードレール」だったり、仲村との出会いが、(春日にとって)その後の進む道を決めるわけですが、「自分はそういうの何だったっけ」って考えた時、カッコいい車に乗っている地元の先輩に影響を受けていたなと。春日にとってのボードレールが、僕にとっては地元の先輩でした。


―玉城さんは目の剥き方など、マンガから出てきたのかと思うくらい完璧だったのですが、原作ファンという部分も強かったですか?

玉城ティナ:そうですね。単行本は読んでいましたし、お仕事のお話が来た時は「この役が来たのか」とプレッシャーもありましたが、“目が大きい”という特性を最大限活かせそうだったので(笑)。マンガっぽくっということはそこまで考えなかったんですけど、マンガを前提に、生きた役者が演じるとどう映るのかという点は考えてました。あとはモニターをあまり見返さなかったですね。ひどい顔をしてるシーンも多かったので、もう“可愛く映ろう”とかは1ミクロンも思わずにやっていました。


―ブルマを履かされるなど、過激なシーンはどう作られていったんですか?

伊藤健太郎:初対面の人だったら、壁もあるだろうし、遠慮しちゃう部分も生まれて難しかったと思うんですけど、玉城さんとは(共演が)3回目なのでブルマを履かされるシーンでも「ヤベ!どうしよう」みたいな感じは無かったですね。せ~のっ!

玉城ティナ:よいしょ!みたいな(笑)。

伊藤健太郎:共同作業みたいな感じでした。演技では春日と仲村の(主従)関係を演じているけど、撮影での呼吸は“バチクソ”合っていたんじゃないかな(笑)。

玉城ティナ:“バチクソ”合ってたよね(笑)。


―教室をメチャクチャにするシーンも印象的でした。

玉城ティナ:あの撮影はイン2日目だった気がします。このシーンをクリアできたということでホットしました。作品にとっても信頼関係のきっかけになる場面なので。


―撮影も大変だったんだろうなと感じました。

玉城ティナ:このシーンって何日かに分けて撮ったんだよね?

伊藤健太郎:4日くらい。(校舎に)入り込むシーン、言い合うシーン、胸ぐらを掴まれるシーン、ペンキでグチャグチャにするシーン、といった感じで4分割されていました。こんなにも破壊できることってないので楽しかったです(笑)。


―一発撮影だったんですか?

玉城ティナ:アングルによっては何回かというものもありましたが、描き始めてからは一気に撮っちゃいました。

伊藤健太郎:あの状況では何が起こっても“正解”と言えるくらいのメチャクチャ具合だったので、普通にコケていたりもしていますし。

玉城ティナ:私もコケた(笑)。

伊藤健太郎:ハイになっていたんだよね(笑)。終わった時もハイタッチしたし。


―再共演ということで、撮影前に「相手はこう出てくるだろうな」「こんなキャラで来るだろうな」といった予測も出来ていましたか?

伊藤健太郎:一回連絡したよね。「また一緒の作品やるね」って。

玉城ティナ:「仲村だよ」って。

伊藤健太郎:「パンツ履かせるぜ」って(笑)。

一同:(笑)。

玉城ティナ:パンツのくだりは一回挟んだね!

伊藤健太郎:僕の中では絶対的な確信があって、仲村は100%出来上がってくるなって。そう思っていたら、やっぱり台本読みの段階で既に仲村だったんで。「作り込んで来やがった!」って(笑)。


―それは伊藤さんの思う仲村が出来上がっていたという印象ですか?

伊藤健太郎:僕が思う「玉城ティナが演じる仲村」が出来上がっていたということです。いいなと思いました。


―玉城さんはどうでしたか?

玉城ティナ:相手のことを考えられる余裕はなかったですね。お芝居は対話なので、仲村が出来上がってないと春日がブレるだろうなと思って。なので台詞の言い方までは決めてなくても、ベースは決めて台本読みに行きました。春日の雰囲気を見て「意外だな」という部分は全くなかったです。私達全然、中学生の年齢でも無いんですが、伊藤健太郎で実写化する意味がすごく納得できました。

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