多部未華子、“他力本願はなし”男前な恋愛観「自分で考えてと言いたい」

映画・舞台 公開日:2019/09/17 28
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ベストセラー作家、伊坂幸太郎とシンガーソングライターの斉藤和義の交流から始まった連作小説集『アイネクライネナハトムジーク』が映画化。監督を務めたのは『愛がなんだ』で注目を集める新鋭監督、今泉力哉。物語はいくつもの“出会い”が散りばめられ、愛と幸福感に満ちた優しいハーモニーを奏でている。その中でひとつの出会いを果たしたのが、仙台駅前で街頭アンケートに立つ佐藤(三浦春馬)と、リクルートスーツ姿の本間紗季(多部未華子)だ。「お忙しいなかすみません。アンケートにご協力いただけませんか?」と声を掛ける佐藤に快く引き受ける紗季。そんな紗季を演じた多部未華子に直撃インタビュー




――まずは完成した作品をご覧になっての感想からお願いいたします。

台本を読むだけだと、時系列が難しい箇所もあったのですが、映像を見て“あぁ、こういう関係性だったんだ”と分かり、とても楽しく拝見することができました。それと冒頭の(貫地谷)しほりちゃん(美奈子役)のシーンが良かったなと思いました。


――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

佐藤と紗季は付き合ってから10年が経ち一緒に住んでいるのですが、その家の中のシーンは、私も現場に馴染んだ頃に撮影ができて、とても良かったなと思います。その2人の空気感が良かったのは、私のいない間も撮影を続けてきた現場の空気がとても和やかだったからこそじゃないかなと思いました。そして、春馬くんが“ただいま”と言って、私が“おかえり”と返すシーンがあるのですが、その撮影のことは今でもはっきり覚えていて。本番を3~4回繰り返したと思うのですが、監督が、私が良いと思っていたのと同じ“〇回目に撮ったのが一番良かったので、それにします”と言ってくださって。その瞬間、あぁ、ステキな監督だなと思いました。やっぱり良かったと言ってくださると、とても安心するんです。監督は自分の撮りたい映像を明確にしてくださる方だったので、私の好きなタイプの監督でした。


――というと、苦手なタイプの監督っていらっしゃるんですか?

“良かったけれど、もう一回”という方もいらっしゃるんです。そうすると、“良かったのに、どうしてもう一回なんだろう?”と私は思ってしまうので (笑)。


――物語では、街頭アンケートで佐藤は紗季に声を掛けるも、それ以上のことは言えませんでした。その後、偶然、紗季を見つけて再び声を掛けます。多部さんが佐藤だったら、一回目で声を掛けますか?

逃したくないなと思ったら、声を掛けるかもしれません。けれど私、一目惚れをすることってないんですよ。男女問わず、この人と仲良くなれそう…というのはあるけれど、仲良くなれそうだからといって、すぐに話し掛けるタイプでもありませんね。


――つまり時間をかけて関係を築いていくタイプなんですね。

そうですね。この人いいなと思っても、自分からは何もせず、なんとなく連絡先などを交換して、ご飯に行くようになってから徐々に仲良くなっていくタイプですね。なので、まさかこの人と仲良くなるなんて…というような人との衝撃的な出会いはありません(笑)。


――ちなみに芸能界で仲が良い人というと?

小池栄子さん。私、芸能界のお友達ってほとんどいないのですが、小池さんとは二十歳過ぎにお会いしてから、ずっといい距離感でお付き合いがあります。当時、私からみると小池さんは大人の女性という感じで(笑)。空気感が一緒と言うと、おこがましいのですが、お互いがイヤな気持ちにならない関係というか。出会ってからもう10年ほど経ちますが、今もよく連絡を取り合っています。

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