沢尻エリカ“女優失格”乗り越え「仕事もプライベートも充実」

映画・舞台 公開日:2019/09/13 46
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唯一無二のクリエイター、蜷川実花が太宰治のスキャンダルな人生を大胆に描いた監督作『人間失格 太宰治と3人の女たち』。天才作家、太宰治と彼を愛した3人の女たちを描いた作品だ。この太宰を演じるのが小栗旬。そして太宰の正妻・津島美知子役が宮沢りえ。作家志望の愛人・太田静子役は沢尻エリカ。最後の愛人・山崎富栄を二階堂ふみが演じている。身重の妻とふたりの子供がいながら恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返しては小説のネタにしようとする太宰。その破天荒な生き方で文壇から疎まれるも、ベストセラーを連発。そんな中、太宰は作家志望の静子の文才にほれ込んでいく…。今回は「私、愛されない妻より、ずっと愛される愛人でいたい」と言い放つ静子を演じた沢尻エリカに直撃インタビュー


――最初に蜷川さんからオファーがあったときの感想からお願いします。

“実花さんがまた撮るんだ、どんな重い役が来るんだろう…”って構えていた部分がありました。さすがに重いのは嫌だなぁって思っていたんですけど(笑)。恋に恋する女性で、主演が小栗くんと聞き、参加させていただきました。


――今回、沢尻さんが演じる静子はピュアな反面、強い意志と情熱を併せ持つ女性。実際に演じてみていかがでしたか?

とにかく恋してウキウキ、ルンルンな女性像を演じたいなって。禁断の恋は分からなくても、普通の恋をするハッピー感は分かるじゃないですか。実花さんからも“とにかくハッピーでルンルンして!”って言われていましたし(笑)。だから今回の役どころは本当にシンプル。重い要素が一切ないんです。とにかく楽しくてルンルンなキャラクターを演じ切りました(笑)。


――同じ太宰を愛する女性でも、確かに美知子や富栄とはまったく違ったタイプの女性ですね。

完成した作品を見て、ほかの方たちの現場が大変だっていう意味が分かりました。“これはつらい!”って(笑)。最初にクランクインしたときは、私だけルンルン気分で現場に行っていたんです。しばらく時間が空いてから、また現場に行ったら、どうやらその間に大変なシーンを撮っていたらしくて。久しぶりに実花さんや小栗くんとお会いしたら、テンションがどよ~んとしていたんですよ。“これは何かあったな”って思っていたんですけど、映像を見てはっきりと分かりました(笑)。


――静子は太宰の愛を受けて妊娠します。そこには女性の強さがあったんじゃないでしょうか。

まぁ、彼女は欲しいものを手に入れた女性。彼が振り向いてくれなくても、欲しいものは手に入れたから余裕があったんだと思います。それより大きいものを彼女は手に入れたんじゃないかなって。


――小栗さんの演じる太宰治はいかがでしたか?

本当に素晴らしかったのひと言ですね。カッコイイ、それに尽きます。


――小栗さんみたいにカッコイイからこそ、太宰治はあんなにモテたんでしょうね。

でも、太宰みたいな人が現代にいたらヤバいですよ。おそらく炎上どころじゃすまないでしょうし(笑)。クリエイターとして突き進んで生きている人なのでステキだなって思う反面、友だちにはなりたくないかな。恋人?いやいやいや、論外です(笑)。

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