大場美奈&小越勇輝、アニメ業界アツくする人たちの情熱を届けたい 舞台『ハケンアニメ!』

映画・舞台 公開日:2019/09/12 14
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直木賞作家・辻村深月がアニメ業界の裏側を描いた作品『ハケンアニメ!』が、大場美奈SKE48)を主演に舞台化する。

町田マリー演じるアニメ制作会社のプロデューサー・有科香屋子は、次クールの『運命戦線リデルライト』で天才アニメ監督・王子千晴を起用。監督のストイックな仕事ぶりから、入社したばかりの制作進行・川島加菜美は、他のスタッフらと共に、日々トラブルが続く中、作品完成を揺るがす大事件が起こってしまう。

脚本・演出を手掛けるのはG2。舞台初主演となる大場は、原作にはないオリジナルキャラクター「川島加菜美」を演じる。一方、天才アニメ監督・王子千晴を演じるのは、2年半ぶりの舞台出演となる小越勇輝。それぞれに不安やプレッシャーを抱えながらも、揃って「楽しみだ」と目を輝かせる大場・小越の二人に、舞台「ハケンアニメ!」の魅力と見どころを語ってもらった。


―お話が決まったときの率直な感想を教えて下さい。

大場

本当に嬉しい驚きと、不安と緊張とプレッシャーと、全部の感情の驚きでした。でも、お芝居が出来て嬉しいというのが1番でしたね。辻村さんの原作ということもありますし、G2さんの演出で、キャストのみなさんが素晴らしいみなさんということもあって、すべてを含めて、この作品だからこそ嬉しいなという気持ちでした。

小越

「うわー!舞台だ」っていう嬉しさがありました。久しぶりに舞台ができるということで、楽しみでワクワクした気持ち。それと同時に、裏では不安というか、「大丈夫かな」という思いもありました。元々人前で歌ったり踊ったりというのは小さいころからすごく苦手で。でも舞台の魅力や楽しさを知ってからは、定期的にやりたいという気持ちがすごくあったので、それが今回叶って、幸せでしたね。


―大場さんは、舞台初主演を迎える現在の心境はいかがですか。

大場

まだ稽古がはじまってないので、今ピークに不安です(笑)。でも、こうやってお話をさせていただく中で、楽しみというか、頑張ろうという明るい気持ちが加わって、「こういう風になっていたいな」という自分像が出てきました。


―小越さんは、2年半ぶりの舞台を迎える現在の心境はいかがですか。

小越

ひとつの物語に1ヶ月間稽古があって、その時間がすごく好きなんです。自分以外の人のお芝居を見るのも面白いですし、その期間に色々なことを試せたらいいなって思っています。失敗もたくさんして、恥もかいて。身体全体でお芝居にぶつかっていけたらいいなと思っています。


―アニメ業界の裏側を描いた作品ですが、演じていくなかで業界に対するイメージに変化はありましたか?

大場

アニメって、例えばアニメ映画の舞台挨拶に監督が出るというのを見るくらいだったので、他のスタッフさんたちが、ひとつのアニメをつくるのに、何百人単位でいるということに純粋に驚きました。アニメは全部が手作りだと思うので、それをひとりひとりが担当しているというのは、ものすごく細かい手作業なんだなと思いました。

小越

完成に行き着くまでの過程を詳しくは知らなかったので、監督やプロデューサーといった様々な人物にスポットが当たっていくなかで、様々な気持ちが見えてきました。自分がお芝居をしているときも、打ち上げに行ってみて「こんなにたくさんの人が関わってたんだな」って改めて実感したりするんです。そういうことを新たに感じさせられたというか、みんながそれぞれ愛や情熱を持ってひとつの作品に向き合っているということに刺激を受けました。


―お二人は今回初対面とのことですが、大場さんから見た小越さんはどのような方ですか?

大場

年は下なんですけど、しっかりしていらっしゃるなと思います。私とは、目線が違うので、お話を聞いていて気付かされる部分もたくさんあるので、良い刺激になっていくと思います。


―反対に、小越さんから見た大場さんはどんな方ですか?

小越

自分とは違う視点を持っていて、すごいなと思います。先ほどおっしゃっていた、ドキドキとか不安がある中で楽しみになったっていうお話は「強っ」って思いましたね。ぼくはこうやって話をするにつれてどんどん不安になってます(笑)。楽しみと同時に「始まるな。行けるかな」みたいな。


―注目してもらいたいシーンやポイントはありますか?

大場

私は、山内圭哉さん演じる原画アニメーターの澤田和己さんに、あるお願いをしにいくシーン。そこで澤田さんの心境を実際に動かせるような表現ができないと、お客様の心が動かないのかなと。私としては気合いを入れるところかなと思っています。

小越

町田マリーさん演じるプロデューサーの有科香屋子さんと一緒にいることが多いんですが、彼女が弱く見えるシーンがあるんです。その場面がきちんと魅せられるよう、ぼくは「王子」として生きなきゃなと思っています。


―最後に、舞台に向けた意気込みをお願いします。

大場

妥協せず、良い物を作るためにこれだけぶつかりあっているんだっていう様がリアルに描かれていると思うので、自分たちが見てきたアニメは、こういう人たちが作ってきてくれたんだなっていうのを感じてもらえるようなお芝居にしたいなと思います。作ってくれている人たちの、アニメ業界の人たちのすごさを、舞台を通して色々な人たちに届けられるようにしたいです。

小越

アニメ業界の大変さ・面白さというものを届けたいなと思います。どの職業も一緒だと思うんですが、様々な大変さがあって、「そういうこと思うよね」って共感できる部分があると思うんです。この作品を観た後に「よし頑張ろう」って思ってもらえたらいいなと思います。


舞台『ハケンアニメ!』は、2019年10月12日(土)から16日(水)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、2019年10月31日(木)から11月14日(木)に東京・紀伊國屋ホールで上演される。

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