『いなくなれ、群青』出演の黒羽麻璃央、横浜流星の印象は「根っこはアツい男」

映画・舞台 公開日:2019/09/05 1
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どうしてこの島にやってきたのか、誰も分からない…その島の名は階段島。シリーズ累計100万部を突破する河野裕のベストセラー小説を実写映画化した『いなくなれ、群青』。平穏な生活を望む悲観主義者の七草(横浜流星)は、ある日突然、階段島へやってくる。何事もなかったように島で高校に通っていた七草。しかし、幼馴染の真辺由宇(飯豊まりえ)と出会ったことから物語は動き出す。

この青春ファンタジー映画で七草が唯一、心を通わせるナドを演じたのが黒羽麻璃央。今年だけでも『耳を腐らせるほどの愛』、『広告会社、男子寮のおかずくん』、『鹿沼』など多数の話題作に出演する彼に直撃インタビュー!


――今回、演じるナドという人物は、どんなキャラクターですか?

「ナドは屋上にいちゃう系の男の子。だからちょっと普通の人とは感性が違うというか。尖ってはいないけど、一匹狼に近い子なのかな。彼の周りに流れている空間がホントに独特なんですよ。その中で心を通わせる親友、七草とコミュニケーションを取りながら、どこか悟ったようなところもあったり、意味深なセリフもあったりして。ひと言で言うならファンタジー系男子かな(笑)。この映画を見るときは、ぜひ彼に注目していただきたいなぁと思います」


――まさにつかめないキャラクターですね。台本を最初に読んだときの印象は?

「僕個人の勝手な解釈なんですけど、ナドは幻のように実際、存在するのかしないのか、ちょっと分からない子で、演じるのは難しいんじゃないかって。ただ以前、違う作品でそういうつかめない人間を演じたとき、つかむのは無理だって学んだんです(笑)。だから、そのままでいいのかなって。ダメだったら監督がきっと手を差し伸べてくれるだろうなって思っていました」


――じゃあ、最初に演じるときからフラットな感じだったんですか?

「本読みのときはちょっと作っていったんですよ。言葉使いにちょっと色気のあるような感じにして。そしたら監督から“もうちょっと抑えてもいいかな”って言っていただいので、フラットに演じましたね」

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