三吉彩花、体調を崩すほどのプレッシャーに「今言ったら間に合うかな」

映画・舞台 公開日:2019/08/18 48
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「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」など人間ドラマをコミカルに描いてきた矢口史靖監督。8月16日(金)から公開中の最新作「ダンスウィズミー」は、数々の大ヒット曲とヒップホップやジャズなどのオリジナルダンスが満載のハッピーなミュージカルコメディ。ミュージカルが苦手な主人公のOL静香は、ある日催眠術にかけられ、音楽を聴くと歌い踊らずにはいられない体になってしまう。日本中のオーディションから見事、主人公の静香を射止めた三吉彩花にインタビュー。本作で、ダンスに歌にテーブルクロス引き、アクロバット…と新な魅力を発揮している彼女。過酷なトレーニングの裏側から、各地の地方ロケで必ず行っていた場所、どんな催眠術にかかりたいか…などたっぷり語ってくれた。


―日本中のオーディションから、見事役を射止めた時のお気持ちはいかがでしたか?

オーディションを受けた時に、全く手応えを感じなかったんです。落ちちゃったかなって思っていたので、合格の連絡を頂いたときは「何を決め手にしてくださったんだろう」っていう驚きと、これから待ち受けている試練への不安が大きくて。喜びは準備していく段階で徐々にこみ上げていった印象です。


―矢口監督からはオーディションの時に「三吉さんが不機嫌そうに参加されていた」という話も。

すごく緊張していたんですよ(笑)。もちろんミュージカルということもあって気が張っていたので、そう捉えられたのかもしれません。


―撮影中、「矢口監督スパルタだな~」という部分はありましたか?

スパルタということはなかったです。要求もそんなになくて、(矢口監督の)頭の中に出来上がっている世界観に近づけたいという思いだったと思います。ここっていう表情では自分の納得がいくものが撮れるまで粘っていて、スタッフさんもそれに付き合ってくれる部分はありました。でも、それが「厳しいな」「苦しいな」という印象では無かったですね。


―元々ダンスはお得意だったんですよね。

得意だったというわけではないです。幼少期にヒップホップを習っていたということや、さくら学院というアイドル活動もありましたのでダンスに触れてはいました。


―今回様々なダンスに挑戦されていますが、お気に入りのダンスシーンは?

オフィスでのミュージカルっぽい華やかなシーンは好きです。あと、ガラの悪いお兄さんたちに倉庫に連れ込まれて、そこで踊るシーンは幼少期に習ったヒップホップの思い出が蘇り、懐かしいなと思いながら撮影していたので、そのシーンも好きですね。




―出演が決まってトレーニングに入ったと思うんですけど、結構過酷だったという噂が(笑)。

正しい噂です(笑)。


―トレーニング中、くじけそうになったことはありましたか?

常にです(笑)。これ、私出来ないんじゃないかなって。今言ったら間に合うかなって思っていました。でももう無理だよな~って(笑)。クランクイン前にはプレッシャーからか体調も崩してしまいましたし。


―体調を崩すほどのプレッシャーだったんですね。

プレッシャーもすごかったですし、逃げ場もないということで。やしろ(優)さんやchayさんとの練習も後半だったので、最初ずっと一人だったんですよ。それでいっぱいいっぱいになって体調を崩してしまいました。撮影に入ってからの方が楽でしたね。今思えば笑い話ですけど(笑)。


―クランクインするまでは不安が大きかった?

自信がとにかく無かったので。監督にも「何が決め手だったんですか?」って聞いたんですが、そこで言葉をもらうまでは自信が持てなくて。歌がうまい女優さんは沢山いらっしゃいますし、ダンスもプロとして踊れる方もいます。「自分じゃなくて、もっとふさわしい人がいたんじゃないか」という思いが練習しながらも常にあったので。日本初のミュージカルコメディが作れるのかという、良くも悪くも期待値が高い作品でもあり、その点でのプレッシャーもあって「本当に自分が主演としてやれるのか」という思いがギリギリまで常にありました。


―それが払拭できて楽しめるようになったタイミングはありましたか?

クランクインして、やしろさんとchayさんとのシーンが増え、2人に助けられました。一人じゃなくて誰かがいるという心強さがありました。


―お二人の印象は?

やしろさんが演じる千絵ちゃん役の最終オーディションに私も立ち会っていて。(やしろを見たとき)本から千絵ちゃんがそのまま出てきたような印象を受けました。演技している感じに見えないというか、とてもナチュラルに千絵ちゃんの空気感を作っていらっしゃったので、オーディションの時から変な安心感があり、「やしろさんだったらいいな」という思いがありました。chayさんは、小さくて可愛いという印象だったんですけど、性格がすごく私達と似ていて、3人とも男っぽくてサバサバしていて、あんまり人に干渉しないというか。3人でいても空気感が一緒なので打ち解けるのも早かったですね。


―3人でどんなお話を?

それが覚えてないんですよね、3人とも。それくらい他愛も無い話で盛り上がれていました。毎回楽しかったねって話はするんですが、何の話したっけ?ってなりますね(笑)。


―新潟や函館での地方ロケの思い出はありますか?

毎回その土地のイオンに行っていましたね(笑)。みんなイオンが好きで、特にやしろさんが「イオン行かない?」って言い始めて「いいね~」ってみんなで行くんですが、各々見たいところを見て「何時にここ集合ね」って買い物して、フードコートでご飯食べて。各地のイオンを制覇していました(笑)。

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