早乙女太一、10代を回顧「お芝居に苦手意識があって怖かった」

映画・舞台 公開日:2019/08/06 8
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人気TVシリーズ「天元突破グレンラガン」(2007)、「キルラキル」(2013)の最強の二人、アニメ界を沸かせる今石洋之と演劇界を牽引する中島かずきが構想から6年の時を経て、二人の想いを全て注ぎ込んだ究極のバトルエンタテインメント「プロメア」が異例のロングラン大ヒット上映中だ。




本作の声優には、主人公で消防隊<バーニングレスキュー>に所属する新人隊員ガロ役に松山ケンイチ、ガロの宿敵となるリオ役に早乙女太一のW主演が実現。さらにガロの上司であるクレイ役に堺雅人、その脇を固めるケンドーコバヤシ古田新太など超豪華キャスト陣が集結。主題歌とエンディング主題歌は、Superflyが本作の世界観をイメージして描き下ろし、魂を揺さぶるような楽曲が作品をより一層盛り上げている。


昨日都内で、ゲキ×シネと「プロメア」とのコラボ上映イベントが開催された。ゲキ×シネは劇団☆新感線の人気舞台の映像を映画館で楽しむ話題の映像エンターテインメント。中島かずきは劇団☆新感線の座付き作家として数々の舞台脚本を手掛けており、今回「プロメア」とコラボする「蛮幽鬼」(2009年上演)も中島が脚本を手掛けている。


早乙女太一堺雅人も同舞台に出演しており、「プロメア」の主要キャラクター、リオとクレイのキャスティングに際しては「蛮幽鬼」での演技が念頭にあってオファーがなされたという。様々な繋がりから生まれた今回のコラボ上映イベント、「蛮幽鬼」上映後に早乙女と中島が登壇すると会場からは大きな拍手が起こり、早乙女は「今日は全部で6時間ですか。長時間でおしりと腰が心配です(笑)。最後まで楽しんでいって下さい」と挨拶。MCから今回の企画経緯を聞かれた中島は「先ず『プロメア』が皆さんの情熱でここまで成長しまして、もうすぐ興行収入が10億いきそうなんですね。その流れを見ていて、堺くん、太一くんが出ている『蛮幽鬼』を何故上映しないんだという声も聞こえていたので、一度に観られる企画があると面白いのではないかと思って新感線側に相談したら動いてくれて。おまけについさっき新幹線の舞台に出ていた太一くんまで来てくれて夢の様な企画になりました。僕が一番嬉しいんです。ありがとうございます」と観客に熱い感謝の言葉を述べた。


劇団☆新感線の舞台「けむりの軍団」への出演終わりに駆けつけた早乙女も会場の熱気に驚きつつ、「ここまですごいことになっているとは知らなかったので、皆さんが広げてくれているんだなと思うと本当に嬉しいです」とコメント。今回のイベント名である“チャンピオン祭り”というネーミングに対してMCから質問を受けた中島は「新感線で“いのうえ歌舞伎”とはまた違った楽しい芝居をやる時に“チャンピオン祭り”って名前を付けてきたんですが、『プロメア』の配給の東宝さんでも僕らが子どもの頃ゴジラとかアニメーションを一緒に上映する“東宝チャンピオン祭り”っていうのがありまして。それが好きで新幹線でも“チャンピオン祭り”っていう名前にしたので、東宝さんに戻ってきた感じですね(笑)」と今回のイベントタイトルの秘密を明かした。


劇団☆新感線デビュー作だった「蛮幽鬼」についての思い出を聞かれた早乙女は、「13歳の頃に初めて『髑髏城の七人』を観てすごく感動したんです。自分が新幹線に出れるなんて微塵も思っていなかったので、すごく嬉しかったのを覚えていますね。当時はお芝居に苦手意識があって怖かったんですが、剣の方で頑張ろうと思ってひたすら練習していました」と回顧。新感線特有の立ち回りが多い展開について中島が「僕はト書きを一行書いているだけなんですけどね」とトボけると、早乙女が「“壮絶な”って書いただけで大変な事になりますから(笑)。字は少ないんですけど(笑)」とツッコミを入れるなど軽妙なやり取りで会場を笑わせていた。中島の脚本について早乙女は「『プロメア』もそうですけど、かずきさんの書くまっすぐな熱さや勢い、馬鹿馬鹿しさやカッコ良さというのがもの凄くシンプルでストレートなので、もっと多くの人に観て貰いたいです」とコメント。逆に中島は早乙女の魅力について「何かを背負わせたら日本一だと思うんですよね(笑)。『プロメア』もバーニッシュという一族を率いている男なんですが、つい何かを背負わせたくなる(笑)」と語った。


ここで最近「プロメア」の応援上映を観たという中島にMCが感想を求めると「面白い。お客さんが一緒に台詞を叫んでくれるんですよ。サザンのライブでお客さんが“そうね大体ね!”って返す感じ(笑)。舞台だと言葉でしか表現できないから名前も台詞も音にした時に響く言葉をかなり意識して書いているので、応援の様子を見ながら口に出したら気持ちのいい台詞なんだなと(笑)。作った身としては感謝です」とコメント。早乙女も中島の書く台詞について「舞台上だからこそ言える台詞が多くて、普通だと恥ずかしいくらいどストレートだったりするんですけど、舞台で照明や音楽と一緒になるともの凄くカッコ良くみえるんです」と中島ならではの台詞について語った。最後に早乙女が「こんなに応援して頂いて本当に嬉しいです。皆様のお蔭です。感謝しています」と挨拶し、イベントは大盛況のまま幕を閉じた。