岡田准一主演「ザ・ファブル」柳楽優弥と藤森慎吾のキャラ立ちがスゴイ

映画・舞台 公開日:2019/07/05 38
この記事を
クリップ

岡田准一主演「ザ・ファブル」。公開2週間が過ぎ、興行収益10億円を突破。勢いそのままに、まだまだ数字を伸ばしそうな予感。その要因の一つに、岡田准一の華麗なるアクションとコメディアンぶりはもちろん、それをも凌ぐ?各キャストたちのキャラ立ち具合が圧倒的なところではないだろうか。特に注目なのが、柳楽優弥藤森慎吾。まだ、観ていないという人は、今週末は映画館に足を運んでその目で要チェック!


まず、何と言っても外せないのが、話題になっているアクションシーン。予想通り、いやそれ以上、邦画でここまでの本格的なアクションは近年ないのでは?と思うほど華麗なるアクションを魅せつけている。それもそのはず、ハリウッド映画でマット・デイモンやリーアム・ニーソンといった数々の名だたる俳優たちのアクションを手掛けてきたフランス出身のアクション監督アラン・フィグラルツが同作に参加している。一流たちと仕事をしてきたアランが岡田のアクションについて「ここまでスピーディーに動ける俳優は見たことがない」と言わしめるのだから、それだけでも大スクリーンで観る価値あり。


さらに、同作はアクション同様“お笑い”要素もかなりクオリティー高め。これまでどちらかというと、重厚で“静”の演技が光る岡田だが、ひらパー兄さんでも証明済みの通り、笑いのセンスはバッチリ。原作通り、ファブルのずれた独特の笑いは岡田以外に考えられないくらいハマり役だし、室内を全裸で過ごすあのシーンも、もちろん用意されており、彫刻のような見事な裸体を拝むことができる。さらに貴重な関西弁から、自作?のイラストまで披露しており、ここまででもお腹いっぱい。


それなのに、だ。原作の濃いキャラクターたち同様、豪華俳優陣が次から次へと出てくるのだから、一瞬たりとも目が離せない。木村文乃山本美月福士蒼汰柳楽優弥向井理安田顕佐藤浩市…直球ストライクが続いたかと思うと、「なんで俺もやね~ん」のジャッカル富岡や、田高田といった原作でもクセの強すぎる人気キャラクターたちを宮川大輔佐藤二朗という個性派が演じる変化球。緩急織り交ぜた、期待を裏切らない仕上がりとなっている。




中でも際立っていたのが、小島役の柳楽優弥。作品ごとにその存在感を見せつけている柳楽だが、同作ではあの眼力で、絶妙な“イッちゃってる感”漂うトラブルメーカー小島を見事演じ切っている。アクションシーンも岡田とは対極にあり、雑で泥臭い殴り合い―その“下手さ”を自然にみせるのは、逆に至難の業だったと思うが、とにかくうまい。クライマックスの焼却炉のシーンでは、岡田演じるファブルとともに、次々と襲ってくる敵から逃げるのだが、岡田のスピード感ある殺陣に合わせながらも、随所に相手を執拗に叩いたり、逆にふくろ叩きにあったりと、ハチャメチャ感で楽しませてくれる。また、向井演じる犬猿の仲である砂川との対局シーンでは、お互いもろにパンチを受け合い、ひっつかみ合い、床に打ち付け合い…と、一歩間違えれば間延びしてしまうシーンも、いい塩梅で“泥臭く”演じている。岡田のアクションシーンはもちろんだが、柳楽や向井をはじめ、福士蒼汰、木村了など次々と出てくるクセ者たちの個性あふれるアクションもぜひ注目して観てほしい。

1/2ページ

この記事の画像一覧 (全 27件)

関連記事