武田真治が明かす、知られざる筋肉ブームの火付け役「すべては実花さんから」

映画・舞台 公開日:2019/07/05 8
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フォトグラファーであり映画監督の蜷川実花による新作映画『Diner ダイナー』(7月5日公開)に出演している、武田真治。殺し屋ご用達のダイナーに客としてやって来る“筋肉自慢”の荒くれ者・ブロを、美ボディ半裸&傷だらけメイクという特異なビジュアルで怪演する。撮影時の役柄上の設定は“ロス・チカーノスの暴れん坊”だった。しかしそこから1年経ち“筋肉自慢”が追加された。武田いわく「役の肩書が変わるほどの影響だったんだ…と驚きました」。その影響とは?




 
昨年NHKで放送された『みんなで筋肉体操』。出演者の一人である武田の50代目前とは思えぬ、健康的に鍛え抜かれた美ボディは大きな反響を呼んだ。そのリアクションに一番驚いているのは、ほかならぬ武田である。「アラフィフで肉体的な健康美を保っているということが同年代にとっての希望になったり、それ自体がエンターテインメントとして成立するという発見を自分自身に与えてくれた。今の時代には今の自分の健康状態や肉体状態がマッチしたのかと驚かされました」と自らの筋肉ブレイクを分析する。
 
Diner ダイナー』で演じたブロのキャラクター設定に“筋肉自慢”が追加されたのも、その反響から。ならばキャスティングも筋肉体操のブレイクから派生したのかと思いきや、実は違う。そもそも武田の肉体美に注目した最初の人物こそ、実花監督だった。「40歳になる時に写真集『月刊MEN武田真治』を実花さんに撮っていただき、その写真集から僕の著書『優雅な肉体が最高の復讐である。』へとつながり、皆さんに好評をいただいた『筋肉体操』になった。すべては実花さんから始まっている部分があり、『Diner ダイナー』で実花さんにやっとお返しした形になった」と先見の明と時代を切り開くセンスに脱帽する。
 
演じたブロの顔に走る傷跡は、武田自らが提案したもの。「去年KAT-TUNのコンサートを観に行ったら、上田竜也さんが顔に傷のメイクを施していて『KAT-TUNは活動をしていない間にも戦ってきた』と。それに感動して終演後、初対面の上田さんに『マネしていい?』と確認したら『楽しみにしています』と言ってくれたので、実花さんに提案したら採用された」。自らの閃きが作品に貢献して嬉しい。
 
本番直前まで撮影現場に流れていたのは、リッキー・マーティンによる名曲『リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ』。郷ひろみが日本語カバーしてスマッシュヒットを記録したことで知られているが、実は武田は大の郷ひろみファン。「60代に突入しても健康的で、歌い踊り、歌のキーもオリジナルと変えずに歌われる。本当に素敵な方」とリスペクトする。自身の著書の推薦帯コメントも書いてもらったそうだ。肉体美を発掘してくれた実花監督、リスペクトする郷ひろみ、そして1995年の主演舞台『身毒丸』を演出した実花監督の実父で劇作家の蜷川幸雄。『Diner ダイナー』には縁を強く感じる。
 
「これまでの自分の人生の中での伏線を回収しているような感覚がありました。確実に…人生折り返してますね」と冗談めかすも「蜷川カンパニーから『身毒丸』で脱落した身としては、実花さんが作り上げた未来の日本映画の基準になるような作品に参加できたことは、幸雄先生にもご報告差し上げたい。そして『落伍者で終わらなかったよ』と自分を褒めてあげたい」と手応えを得ている。


文・写真:石井 隼人


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