日本語吹き替え版スパイダーマン声優の榎木淳弥を直撃、作品への想いに迫る「スパイダースーツを着てみたい」

映画・舞台 公開日:2019/07/05 15
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「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」シリーズ最新作、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」がついに公開された。「アベンジャーズ/エンドゲーム」の続編となる今作は謎めいた新たなヒーローが登場する。彼こそ新たな脅威、エレメンタルズに唯一対抗できるクウェンティン・ベック/ミステリオ。新たなヒーローを前にピーター・パーカー/スパイダーマン(トム・ホランド)はどう行動するのか。そこでトム・ホランドの吹き替えを担当する榎木淳弥を直撃!





――まずは最新作「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を最初にご覧になったときの感想から教えてください。

「ピーターが学園生活を送りながらも、アイアンマンを失ったという体験がトラウマとして深く刻まれているシーンが多いなと感じました。あとはアクションがパワーアップしていたり、MJとの恋愛シーンが色濃く描かれていたり。最初は映像でなく台本から読んだんですけど、これは面白いぞと思いましたね」



――確かに「アベンジャーズ/エンドゲーム」でのトニー・スターク/アイアンマンの死はとても衝撃的でした。

「これでもうアイアンマンが登場しなくなっちゃうんだって思うと、僕も寂しく感じましたから。ピーターにとっては、ある意味、父親代わりの存在でしたでしょうし。でも、ピーターにとっても乗り越えなければいけない試練じゃないかなとも思います」


――実際に吹き替えされてみていかがでしたか?

「もうほぼすべてのページにセリフがあるんですよ(笑)。だからまず分量的に大変だなっていうことと、トム・ホランドさんが早いテンポでしゃべられているので、そこに合わせるのが物理的に難しいなと思いました。彼の息遣いも全部、吹き替えなければならないので。とてもじゃないけど、覚えられる量ではなかったので、そこが一番苦労しましたね」


――「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」からピーター・パーカーを演じてきて、何か感じることはありますか?

「トム・ホランドさんは毎回、そのときの心情に合わせてお芝居を変えているんですよ。“シビル・ウォー”のときはスパイダーマンとして楽しみながらも、ちょっと浮き足だっているというか、ぎこちないしゃべり方をされていて。それが演技なのか、スパイダーマンを初めて演じることから緊張されていたかは分からないんですけど。でも、状況的にはばっちりハマっていて。“ホームカミング”のトム・ホランドさんはヒーローとして楽しんでいる自分を前面に出して生き生きとされていたんです。あぁ、“シビル・ウォー”のときから演技を変えてきているなって。でも今回は結構、おさえた芝居をしているなっていうのが第一印象。“ホームカミング”だったら前に出ているところも、今作では一歩引いているように感じられて。それはアイアンマンを失ったトラウマが影響しているってことは想像できたので、状況に合わせてしっかりと表現を変えてくる役者さんだなと思っています」


――榎木さんは吹き替えをやる前、練習はされるんですか?

「僕はあまりしないほうですね。役者さんの表情とか、どのぐらいのニュアンスで喋っているかをアフレコの前に一回か二回、見直すぐらい。元の役者さんの音声を追いすぎてしまうと、日本語に吹き替える意味がないんじゃないかって思っちゃうんです。もちろん、役者さんの演技には沿うんですけれど、プラスアルファがあるからこその吹き替え版。自分にしか出来ないことがあるんじゃないんじゃないかって。僕にとってアニメも吹き替えも、それほど違いはないと思っていますから。アニメだとある程度、自分で間合いが図れるし、自分の癖を出しやすいって部分はあるかもしれませんね。吹き替えの場合は元の役者さんに合わせなければいけないので、制約が多いかもしれませんが、声優というお仕事において、気持ち的な違いはないですね」

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