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岡田准一主演「ザ・ファブル」もう一度観たくなる“秘話6選”

映画・舞台 公開日:2019/06/28 3
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Q:アキラ役の岡田さん、フード役の福士さん、小島役の柳楽さん、砂川役の向井さんは、原作よりだいぶイケメンと話題です。こうしたキャスティングは意図されたものでしょうか、配役経緯を教えてください。

A:アキラに関しては、いま世界に通じる現代アクションを日本で作る上では、岡田さん以外には考えられませんでした。ただ、実際に撮影に臨んでみて、岡田さんのアクションレベルは想像をはるかに超えていました。特に、話題になっている壁をスパイダーマンのように登るシーンは驚きました。ただ登るだけでなく、何とか登れた、という感じを演技で出していただいています。同じ動きができるスタントマンは他にもいるかもしれませんが、そこにファブルとしての演技を折り込めるのは、岡田さん以外にはいないと思います。それを踏まえて、ぜひ壁登りシーンをもう一度大きなスクリーンで観てみてください。


フード役に関しては、本作におけるラスボス的存在で、主人公ファブルとのアクションシーンも一番多いキャラクターです。アクションができる俳優ということで真っ先に浮かんだのが、福士蒼汰さんです。岡田さんと福士さんは、今や日本を代表するアクション俳優であり、しかも「図書館戦争」の共演以来、今度は戦う役で共演しようという話までしていた二人です。この二人が本気でぶつかり合う姿を、ぜひ観たいと思いました。福士さんに決まったことで、江口監督のイメージも膨らみ、原作とは一味違う面白いキャラクターになっていきました。そして、このファブルとフードのバトルは、岡田さん自らがアクションを作りました。


小島役に関しては、「ディストラクション・ベイビーズ」という柳楽さん主演の映画が強烈だったので、そのイメージで小島を演じていただけたら面白いだろうと考えました。ただ、柳楽さんだからこそ、これほど救いようのない行動を繰り返す小島が、次第にチャーミングで愛おしくすら見えてくる。そこに、柳楽優弥という俳優の凄さを感じました。監督も「笑顔の破壊力」という言葉で柳楽さんの演技を絶賛しました。その言葉の意味は、本編を最後まで観ていただければ必ず分かると思います。


砂川役に関しては、とにかくサプライズを狙いました。いつもキャスティングを考える上で大事にしているのは、「この人がこの役をやるの!?」という意外性と、「見たことないけど、見てみたい!」という期待感です。そのことを今回一番意識したのが、砂川役での向井さんの起用です。監督からの、この映画で一番嫌われる役になってくださいというオーダーに、ご本人も非常に楽しみながら向き合っていただいた印象です。フリスク(のようなもの)を食べるアイデアは監督から出たものですが、それを受けて、あの独特のケースを弾く食べ方は、向井さん本人が考案しました。自分でキャスティングしておきながら、撮影初日に向井さんが作ってきた砂川のあまりのクオリティに驚愕しました。キャスティングはやはり面白い、と再認識した瞬間でした。


Q:岡田さんの「裸族」シーンについて、ご本人は「やると決めたからには脱いだ」とおっしゃっていました。役者・岡田さんの心意気にファンからもさすが!の声が挙がっていますが、いかがでしたでしょうか?

A:岡田さんにとってこれが漫画原作初挑戦です。ビジュアルがあるものを映像化することの難しさを誰よりも分かっているからこそ、今回漫画原作に挑戦するにあたって、原作ファンにも納得してもらうことを非常に意識されていました。その一つが、「裸」のシーンをきちんとやる、ということです。


Q:ファブルとボス、小島と砂川、のシーンは原作よりかなり丁寧ですが、実写化の上で気を付けられたのはどんな点ですか?

A:ファブルとボスの関係性は、脚本を作る上でかなり意識しました。原作ではまだ謎に包まれた部分が多いので、見せすぎないように気を付けながらも、二人の間の「疑似親子」の関係がお客さんに伝われば、と思っていました。原作にはない「ボスと少年ファブルの回想シーン」を入れたこともそうですし、ボスとファブル、小島と海老原という2組の関係性を写し鏡のように描くことで、その2組がそれぞれ迎える結果の違いによって、ボスとファブルの関係性が見えてくることも狙いました。


小島と砂川の対立というのも、面白い軸なので、どう決着をつけるかにこだわりました。その答えとしての最後の小島vs砂川のバトルは、ファブルとフードのプロの殺し屋同士が繰り広げられるバトルとの違いを意識し、泥臭い中学生同士のケンカを目指しました。お二人には撮影前に時間をいただき、実際に動きを練習しながら、一緒にアイデアも出していただきながら作り上げたシーンです。日本を代表する俳優、柳楽優弥と向井理がぶつかるという、映画ファン必見のシーンになりました。


同作をすでに鑑賞した人も、まだ観ていない人も、この裏話の内容を確かめに、劇場へ足を運んでみては。


<作品概要>

出演:岡田准一

木村文乃 山本美月

福士蒼汰 柳楽優弥 向井理

木村了 井之脇海 藤森慎吾(オリエンタルラジオ) 宮川大輔

佐藤二朗 光石研 / 安田顕 / 佐藤浩市

原作:南勝久『ザ・ファブル

   (講談社「ヤングマガジン」連載)

監督:江口カン

脚本:渡辺雄介

配給:松竹

コピーライト:©2019「ザ・ファブル」製作委員会

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※本記事は掲載時点の情報です。

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