ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE」を原案とした「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」が14日、東京・品川プリンスホテル ステラボールにて開幕した。初日公演を前に関係者向けの公開ゲネプロと取材会が行われ、山姥切国広役の荒牧慶彦、へし切長谷部役の和田雅成らが19振りが出席し、公演にかける意気込みを語った。
昨年上演された「悲伝 結いの目の不如帰」に続く刀ステ最新作。今回は東京・大阪・兵庫・東京凱旋を巡る全60公演とシリーズ最多公演数、さらに会場替わり刀剣男士を含めて全22振りと最多出演人数で舞台を紡ぐ。
荒牧は、会見で「すごくすごく長い戦いになりますが、ここにいる刀剣男士が誰一人欠けることなく、ケガなく、最高の笑顔で千秋楽を迎えたい。『悲伝』までは鈴木拡樹くんが演じる三日月宗近に率いられて僕らはここまでやってきましたが、悲伝で1度三日月とはお別れして、これからも前を向いて新たな戦いを僕らはやっていく」と気持ちを新たにした。
鶴丸国永役の健人が「刀剣男士が多いので色んな絡みが見られる。一風変わった刀剣男士をお届けできる」と最多人数ならではの見どころを語ると、鶯丸役の前山剛久が「皆さんの予想を遥かに悠々と超えていきます」と胸を張る。すると和田が「ちょっと超えるくらいじゃない?」とオーバーな表現に恐縮したが、前山は「超えます」とキッパリ。大典太光世役の磯野大も「(予想を)悠々と超えていきます」とかぶせた。
また、本丸にやってくる新刀剣男士・山姥切長義を演じる梅津瑞樹は「僕はとにかく国広、南泉や周りの人との関係性の中で生きていくのがテーマなので、そのへんを楽しみにしていただければ」と見どころを紹介。公演を楽しみにしている審神者(さにわ)たちへのメッセージとして、荒牧は「いままでの刀ステとはちょっと違う挑戦をしている。全ての方に楽しんでもらえると自信を持って言える。舞台ならではの面白さが詰まっている。この人数が舞台以上にいる圧巻さ、スポットライトが当たっていない刀剣男士も、この刀ステ本丸で生きているのでそれを楽しんでくれれば」と伝えた。
同舞台は6月14日から23日まで東京公演が実施。28日から7月7日まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月11日から15日まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeにて上演され、7月19日から8月4日には再び会場を東京に戻し、ステラボールで凱旋公演が行われる。
■各キャストによる舞台への意気込み一覧
【山姥切国広/荒牧慶彦】
全60公演です。すごくすごく長い戦いになりますが、ここにいる刀剣男士が誰一人欠けることなく、ケガなく、最高の笑顔で千秋楽を迎えたい。悲伝(結いの目の不如帰)まで、鈴木拡樹くんが演じる三日月宗近に率いられて僕らはここまでやってきましたが、悲伝で1度三日月とはお別れして、これからも前を向いて新たな戦いを僕らはやっていきます。
見ての通り、仲のいいカンパニー。この仲の良さが活きている舞台になっている。いままでの刀ステとはちょっと違う挑戦をしている。全ての方に楽しんでもらえると自信を持って言える。
個人的には隣にいる彼(長義)との関係が見どころ。舞台ならではの面白さが詰まっている。この人数が舞台上にいる圧巻さ、スポットライトが当たっていない刀剣男士も、この刀ステの本丸で生きているのでそれを楽しんでくれれば。