佐伯大地 若い父親像に憧れアリ、理想の夫婦とは?

映画・舞台 公開日:2019/06/12 13
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女優・早見あかり主演の『女の機嫌の直し方』(6月15日公開)。“男女脳の違いによる女の機嫌の直し方”を卒論テーマに選んだリケジョ・真島愛(早見)が、結婚式場で巻き起こる男女トラブルを脳科学の観点から解決していく。挙式直前にハプニングに見舞われる新郎・悠役で出演しているのが、2.5次元舞台『刀剣乱舞』で知名度を高めた、俳優の佐伯大地だ。




本作は第11回沖縄国際映画祭で最優秀賞にあたる“おーきな観客賞”を受賞。佐伯は、人生初の映画祭で人生初のレッドカーペットを歩いた。「映画祭には憧れがあり、レッドカーペットを歩くのも嬉しかった。観客の皆さんのテンションも熱気も高く、遠慮せずに接してくれたのも良かった。レッドカーペットはみんなで入り乱れて歩いた感があって、あっという間に終わってしまいました」。忘れられない貴重な時間を振り返る。


初めての映画祭で訪れた思い出にと、『刀剣乱舞』メンバーや家族にお土産を買った。なかでもTwitter上に画像をUPした、メンバーの名前が印字された“島ぞうりストラップ”は「可愛い!」とSNS上で大拡散。「沖縄には色々なお土産がありますが、一風変わったものにしたかった。特にあのストラップは現地のおばあちゃんが手作りで売っているもので、可愛いなぁと。沖縄を訪れた思い出という意味で、自分も楽しんでお土産を選ぶことができた」と満足気。それを受け取ったメンバーのリアクションも気になるが「…実はまだ渡せていません!みんな忙しくてなかなか時間が合わず。今ではTwitterに載せて渡した気分になっています」と笑う。


劇中では妻と母親の板挟になる、女性から見るとやや頼りない新郎役だ。「悠のセリフを読むと、身につまされるモノがある。男性が良かれと思って言った言葉が、女性をイラつかせているとは思わず、勉強になる事ばかりでした」と男性脳に共感を寄せるも「僕はお嫁さん優先です。もし映画の中のように母親が口を出してきたら、確実に止めます」とたくましい。


トラブルだらけの結婚式を疑似体験したわけだが「結婚式に関わらず、男女間のトラブルは必ずあって、それを一緒に乗り越えるからこそ深まる夫婦の絆もある。僕の両親は二人きりで遊園地に行くほど仲がいいけれど、何かあるとすぐに母親は怒る。例えば父親が買ってきたお土産に対して『私がお願いしたものと違う!』とプンプン。日々その繰り返し。でも父親はそんな母親のワガママさえ愛しいと思えているみたいです」と理想的サンプルが身近にいるからこそ、わかる。


仲睦まじい両親の姿から、結婚の魅力も感じている。「今の仕事をしていなかったら、とっくに結婚していると思う。家族を持つことに抵抗感はありません。幼い頃、父親がキャンプ、サイクリングなどのアクティビティを一緒に体験させてくれた。そんな父親の背中を見ている分、自分も同じように子供にスポーツを体験させてあげたい。若い父親像に憧れがあります」。良きパパになる心の準備はできている。


「結婚して子供が生まれたとしても、相手のことを愛おしいという想いは忘れたくない」というのが佐伯の理想の夫婦像。「気持ちが冷めて手を繋がない、買い物も作業の一つ、というのはイヤ。そうならないために『女の機嫌の直し方』で描かれていることは忘れずにいたい。解決脳だけで自分の意見を押し通さず、相手の話を最後まで聞く。“わかるよ”という共感の言葉だけではなく、気の利いた相槌も必要。女性に対する最適な相槌を探していきたいです」。本作を通して男性として得たものも多いようだ。


文・写真:石井隼人

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