女優の岸井ゆきのと俳優の成田凌が20日、都内で行われた映画「愛がなんだ」の公開記念舞台挨拶に深川麻衣、若葉竜也、今泉力哉監督と登壇した。
岸井とのキスシーンについて成田は「OKをもらった後に、岸井さんが監督のところに行ってコソコソと。そうしたら監督が僕のところに来て、ざっくり説明すると『今のキスじゃ岸井さんは芝居ができねえ』と言われた」と恨み節の大暴露!?
これに今泉監督は「そんな言い方はしていない!」と大慌てで「岸井さんからは『愛情がないのはわかるけれど、肉体すら求められていない気がする』と言われて。それでもう一度やってもらった」と状況を説明した。
ところが今泉監督いわく「そうしたらものすごく熱量のあるキスシーンになってしまって『それは違う』と。キスシーンは調整しつつやってもらいました」と回想し「成田君には熱量は上がってもいいけれど、目だけは死んでくれと。愛情がないようにやってもらった」と舞台裏を明かした。
また若葉から「BBQの撮影で成田君がブヨに刺されてすげえ血が出ていた」と指摘された成田は「あれは凄かった。半ズボンの人は全員刺されていました」とハプニングにも独特の感想を述べていた。
同作は、直木賞作家・角田光代による同名傑作恋愛小説を映画化。4月19日から、テアトル新宿ほか全国順次公開。