向井理主演「美しく青く」上演決定、田中麗奈・横山由依ら集結

映画・舞台 公開日:2019/03/05 13
この記事を
クリップ

2019年7月、Bunkamuraシアターコクーンにてシアターコクーン・オンレパートリー2019「美しく青く」が上演される。

本作を手掛けるのは、劇作家・演出家としてだけでなく映画監督、俳優と多彩な顔を持つ赤堀雅秋。シアターコクーンでの赤堀雅秋作・演出作品は今回で4作目となる。初登場の「殺風景」(14年)では、実際の凄惨な殺人事件を描き、家族と土地の歴史と因縁をじりじりと炙り出してみせた。続く「大逆走」(15年)では一転、オフビートな笑いを提供。ダメな男たちと不思議な女たちの一夜を描き、新境地を開拓。「世界」(17年)では、過激な要素を持つこれまでの赤堀作品と一線を画し、市井の人々の日常を切なくもコミカルに描き、心にぽっと火が灯るようなラストシーンで観客の心を掴み大きな話題を呼んだ。そして2年ぶりの待望の書き下ろし新作がシアターコクーン 30周年記念公演として2019年7月に登場する。

満を持して書き下ろされる今作では、仮設住宅を舞台に繰り広げられる様々な人間模様が描かれる。どこにでもいる青年の愚鈍で実直に生きる姿を中心に、市井の人々の日常をスケッチし、その中にある絶望、そして希望を浮き彫りにしていく。




主演を務めるのは、数々のドラマや映画、舞台に出演し、近年ではドラマ「リーガルV」「わたし、定時で帰ります。」(2019年4月より放送予定)、舞台『劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season風』など多くの話題作に出演している向井理。本作で赤堀雅秋とは初タッグだ。そして、赤堀作品では映画「葛城事件」に出演し新境地を切り開いた田中麗奈が舞台『髑髏城の七人』以来2度目の共演となる向井の恋人役を演じる。

さらに、ひょうひょうとした存在感でシアターコクーンでの赤堀作品には欠かせない存在となったナイロン100℃の大倉孝二、多彩な役柄を軽々と演じ分けた昨年の「プルートゥ PLUTO」「ハングマン」も記憶に新しい大東駿介、AKB48グループの総監督を務め舞台にも意欲をみせる横山由依が出演するほか、華やかさを保ち続ける実力派として様々な映像・舞台に精力的に出演している銀粉蝶、2015年の「大逆走」では一癖も二癖もある女優役を演じ、近年では硬軟こなせる無二の俳優として演出家からの信頼も厚い秋山菜津子、舞台、映像ともに数多くの作品に参加し円熟味を増している平田満が出演、劇世界に奥行きを与える。さらには、駒木根隆介、森 優作、福田転球と個性豊かなキャストが集結。赤堀雅秋自身も出演が決定している。

一度は日常を失いながらも懸命に新たな日常を生きつづけていく人々に、一縷の光明を投げかける赤堀のネオヒューマンドラマに期待が高まる。


向井理 コメント>
――最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞かせ下さい。

今まで個人的に赤堀さんの演出する舞台は何度も拝見していました。一見どこにでもいるような人々や、その生活を生々しく描くことで、自分とは何かを見つめるような世界に、いつしか自分も染まってみたいと思っていたので、オファーを頂いて嬉しい反面、その世界を創らなければいけない責任も感じます。


――今回、赤堀雅秋さんとは初タッグとなりますが、赤堀さんはどのような印象ですか。

舞台の上では大胆不敵、物語を揺さぶる存在ですが、実際の赤堀さんは作品同様、繊細で緻密な印象です。


――本作への意気込みをお願い致します。

念願の赤堀ワールド初参加です。今回もとある市井の人々を描いてはいますが、「生きる」ということの面倒くささや、汚い部分、きれいごとだけではない人間性も表現されると思います。しかし、それは避けては通れない。それを目の当たりにした人にしか見られない何かを見つけてもらえる作品にしたいと思います。


<作・演出:赤堀雅秋 コメント>
――今回でシアターコクーンとのタッグは4度目となりますが、現時点での構想をお聞かせください。

特に新たな試みをしようとは思っていません。凡庸な庶民の生活を凡庸にスケッチする。ただ今まではどちらかというと近視眼的に描いてきたスケッチを、今回は『美しく青く』と自分らしくないタイトルをつけたように、もう少し俯瞰で描けたらなと。より冷徹な目線で『現実』というものを浮き彫りに出来たらなと思います。それが希望の物語となるか、破綻の物語になるか、正直今のところはわかりません。諸行無常の儚さ、忘れ去られる恐ろしさ、その地続きにいる我々、空や海はいつでも美しく青く、そういう現実を描きたいです。


――今回、向井理さんとは初タッグとなりますが、向井さんはどのような印象ですか。

実直な方なのだろうなという印象。色々な思いはマグマのように内に秘めていたとしても、それを漏らさず、呑み込みながら遂行するイメージ。きちんと地に足つけて生きているイメージ。


――本作への意気込み及びPRコメントをお願い致します。

シアターコクーンでまたチマチマした演劇をやります。チマチマした演劇をシアターコクーンでやることに意義を感じます。それが僕の仕事です。という意思表明です。『美しく青く』それは畏怖の念でもあり、祈りでもあります。


■Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019  「美しく青く」
公演日程:
【東京】2019年7月11日(木)~28日(日) Bunkamuraシアターコクーン
【大阪】2019年8月1日(木)~3日(土) 森ノ宮ピロティホール
作・演出:赤堀雅秋
出演:向井理田中麗奈大倉孝二大東駿介横山由依、駒木根隆介、森 優作、福田転球、赤堀雅秋、銀粉蝶、秋山菜津子、平田満