手塚治虫のダークファンタジーを舞台化した「どろろ」が生中継されることがわかった。
主演「百鬼丸」役には、舞台のみならず映画・声優と活躍の場を広げる鈴木拡樹。「どろろ」役はNGT48卒業後、女優としての活躍が目覚ましい北原里英。「多宝丸」役は2.5次元作品での活躍をはじめ、その高身長から舞台上でも圧倒的存在感を魅せる有澤樟太郎が演じる他、健人、影山達也、田村升吾、唐橋充、大湖せしる等が出演。 脚本・演出は西田大輔が手掛ける。
今回テレ朝チャンネルでは、東京・千穐楽公演の生中継が緊急決定。放送に先立ち、主要キャストである鈴木拡樹、北原里英、有澤樟太郎より、コメントが到着した。
――この作品への出演が決まった時の気持ちを教えてください。
鈴木拡樹(以下、鈴木):「どろろ」は様々な媒体で楽しんで頂いている作品なのですが、実は舞台化というのは今回が初めてだそうです。舞台ならではの魅力あふれる「どろろ」という作品を、どう作れるのかなと想像するだけで楽しかったです。
北原里英(以下、北原):「どろろ」という作品はもちろん存じ上げていたので、嬉しかったです。出演の発表がされてからは、たくさんの方から連絡を頂き、改めて作品の知名度や愛され方を感じて... ますますワクワクして、それと同時に良いプレッシャーも感じています。
有澤樟太郎(以下、有澤):手塚治虫先生の漫画は小さい頃から触れていたので、どろろに携われるということで出演が決まってとても嬉しかったのと、一方で何年か越しにこうして舞台化されるということで、なにか使命を感じるものがありました。
――カンパニーの雰囲気はいかがですか?
鈴木:真面目過ぎるほど真面目なメンバーが集まっていると感じています。早く来て練習しているメンバーや、稽古が終わっても残って練習しているメンバーも多く、とにかく熱い現場ですね。
北原:座長の鈴木拡樹さんは紳士的で、本当に優しい方なんです。そのお陰もありすごく雰囲気が良いです。演出の西田さんを先頭に、みんなで新しいものを楽しく作り上げていくという、この仕事の醍醐味を感じられてとても幸せです。稽古場にいるだけで楽しいです!
有澤:今回はメンバーの年齢層が幅広く、みんなでいろいろな話を共有したりなどしています。とにかく明るい現場ですね。役とのギャップがある人が多く、みんなプロフェッショナルだなと感心する場面が多々あるので自分も負けてられないなと競争心が湧くような、活気が溢れたカンパニーです!
――視聴者の皆さんに一言お願いします。
鈴木:舞台の魅力は、役者も、観ているお客様も想像力を使って、一緒に創りあげていくものだと思います。舞台「どろろ」をテレビの前で視て下さる皆さんにも想像して頂いて、皆で一緒に作品を創ることができたら嬉しいです。
北原:視聴者の皆さんにもしっかり『どろろ』の熱を伝えたいです!まるで劇場にいるかのように思っていただき、舞台を生で感じていただけたら。画面を通して観ていただくのは初めてですが、頑張ります!お楽しみに!
有澤:原作の持っているパワー、西田さんの演出、カンパニーの熱量。全てが融合し、今まで観たことがない舞台『どろろ』をお見せできるんじゃないかなと胸を張って言えます!舞台ならではの迫力や生々しさを前面に出して、新しい『どろろ』を幅広い世代の方々にお届けできたらいいなと思っております。
■舞台「どろろ」<生中継>
CSテレ朝チャンネル1
3月17日(日)午後4:55~
©手塚プロダクション/舞台「どろろ」製作委員会