石原さとみ主演、吉田鋼太郎演出&出演「アジアの女」9月上演

映画・舞台 公開日:2019/02/08 9
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長塚圭史が2006年に書いた戯曲「アジアの女」が、吉田鋼太郎演出&出演・石原さとみ主演で2019年9月、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて上演することが決定した。吉田鋼太郎は2005年「悪魔の唄」、 2008年「SISTERS」、 2015年「ツインズ」など、 長塚圭史作・演出の作品にこれまでたびたび出演してきた。自身の劇団AUNでは長年シェイクスピア作品の演出を手掛け、2017年からは故・蜷川幸雄の後を継ぎ彩の国シェイクスピア・シリーズの芸術監督として見事な手腕をみせ演出家としての評価も高まっている。そして、この度満を持して盟友・長塚圭史の戯曲に挑む。




主演は、ドラマや映画で主演を務めるなど活躍しながらも、舞台への並々ならぬ意欲を持つ 石原さとみ。昨年2月に4年ぶりとなる舞台「密やかな結晶」に主演し、さらに演劇表現のとりこになった石原が、これまでにない新たな物語・役柄に挑戦。演出だけでなく出演もする吉田との初共演にも期待が高まる。


また、確かな演技力と多彩な表現力で舞台だけでなく映像での評価も高い山内圭哉、個性的な存在感で活躍目覚しい矢本悠馬、小劇場に多数出演している水口早香、そして演出を手掛けるとともに自身も出演する吉田鋼太郎という全5人の出演者で、濃密な舞台空間になるだろう。公演は今秋2019年9月6日(金)~29日(日)、Bunkamuraシアターコクーン(東京・渋谷)にて。東京公演のみ。作者、出演者キャストよりコメントが寄せられた。


石原さとみ(主演)

長塚圭史氏の5人芝居に挑戦する意気込み

吉田鋼太郎さんとご一緒させていただくことが決まり、作品選びをする中で、長塚圭史さんの戯曲「アジアの女」に巡り合いました。この舞台に出たい、このセリフを言いたい、このお芝居を勉強したい、この空気を味わいたい、という完全に欲の塊の作品です。吉田さんに早くダメ出しされたい、山内さんと早く再会してじっくり作品の話をしたい、矢本悠馬さん水口早香さんとすぐにでもお会いして人柄を知りたい。この4人のお芝居を生で体感しただけで絶対に成長できると確信しているので、稽古はまだ先ですが早く挑戦したいというワクワクした前のめりの気持ちでいっぱいです。

吉田鋼太郎について

先日吉田さんとお会いした際、なんて言葉が的確でわかりやすく、あたたかく柔らかい方なんだと感激しました。あぁこの方に指導していただけるんだぁ、吉田さんと一緒に舞台が経験できるんだぁ、と想像し、ただただ感動しました。

―お客様へのメッセージ

変わった危うい役柄なので毎日悩み苦しむ2カ月になる気がします。だからこそ、舞台がやっぱり好きだ、この学び多い時間が楽しくて仕方ない、と思える自分になることは間違いありません。お客様に沢山の想像と深読みを楽しんでもらえるような空気や時間になりますように。がんばります!


吉田鋼太郎(演出・出演)

作家としても演出家としても俳優としても大変敬愛している演劇人、長塚圭史氏の作品「アジアの女」を演出し、また、出演させていただくことを大変光栄に思っております。そして、 石原さとみという稀有な才能を持った女優を筆頭に素晴らしい俳優陣と仕事が出来ることがとても楽しみであり、また、重責であるとも感じております。まずは、圭史に怒られないよう頑張らなくっちゃ。

石原さとみについて

世間一般的に正統派のイメージがあるとすれば、本当の彼女は決してそうではないような気がしています。極端に言えば、観客に憎まれるような、「石原さとみにこんな一面があったのか」と思わせるそんな彼女を観てみたいです。


長塚圭史(作)

「アジアの女」がまさかこんな贅沢な形で再演する機会を得ようとは思ってもいませんでした。演出の鋼太郎さんを始め、石原さんや山内くんに13年前のこの作品を託せることが素直にとても嬉しいです。「アジアの女」は絶望の果ての、ですね。どうしたら無力な自分に期待できるのか。愚かな社会に期待できるのか。つまり人間どもに、それはやっぱり自分なのかもしれませんが、全ての愚か者たちに期待したくて紡いだ戯曲です。当時新国立劇場の芸術監督を務められていた栗山民也氏に、まだまとまり切らぬ新作の構想を四苦八苦しながら話したところ、ミヒャエル・エンデを薦めて頂きました。改めて読み直すと、そうした私の絶望が、希望の種に変わっていったのです。その片鱗さえ見られないのかもしれませんが、私の中ではものすごくミヒャエル・エンデな、もっと言いますと「モモ」や「サーカス物語」のようなところに著しく共感して書き上げた戯曲です。劇中の大地震は関東大震災をモチーフにしました。東日本の大震災が起きる前に書いた戯曲が、2019年にどう響くのか、とても楽しみです。


<あらすじ>

大災害によって壊滅した町で半壊した家に住み続ける兄と妹。兄、晃郎(山内圭哉)は酒浸りとなったが、かつて精神を病んでいた妹、麻希子(石原さとみ)はむしろ回復しつつある。 書けない作家一ノ瀬(吉田鋼太郎)が現れ、元編集者の兄に「物語を書かせろ」と迫る。麻希子に思いを寄せる巡査の村田(矢本悠馬)は、家を出ない兄妹の世話を焼き見守っている。 純粋さと狂気のハザマにいる麻希子。麻希子は「ボランティア」と称した売春組織元締めの鳥居(水口早香)の誘いに乗り、生活のため働きだす。ついに家を出る麻希子、出る事が出来ない晃郎、麻希子をモデルにした物語を書き出す一ノ瀬…。



【公演概要】

舞台「アジアの女」

作:長塚圭史

演出:吉田鋼太郎

出演:石原さとみ 山内圭哉 矢本悠馬 水口早香 吉田鋼太郎

日程:2019年9月6日(金)~9月29日(日) ※東京公演のみ

会場:Bunkamura シアターコクーン(東京・渋谷)

主催・企画制作:ホリプロ

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