女優の二階堂ふみと歌手のGACKTが28日、都内で行われた映画『翔んで埼玉』(2月22日全国公開)のジャパンプレミアに伊勢谷友介、ブラザートム、島崎遥香、加藤諒、益若つばさ、中尾彬、京本政樹、武内英樹監督と参加した。
漫画家・魔夜峰央による埼玉県人への徹底的なディスリが強烈な同名ギャグ漫画を実写映画化。アメリカ帰りの帰国子女で東京都民の高校生・麻実麗(GACKT)が、通行手形の撤廃を求める埼玉解放戦線のメンバーとして埼玉県人の自由と誇りを手にするべく、関東一帯を巻き込んだ戦いに挑む。
現在45歳のGACKTは「高校生という設定でオファーがあって、即答で断った」と舞台裏を明かしながら「でも高校生といっても特殊な高校生だと言われて、『なんだ!?』と。そこから物語を知って撮影に入るけれど、初日を迎えたのがキスシーンだった。なんて工程だ!?」と驚きの連続。それでも「絢爛豪華なセットで撮影が始まったので、僕らがやっている格好の方が正常で、スタッフの普通の格好がおかしく見えた。ほかの共演者の方も凄いメイクだったので、いいスタートを切って、いい世界観で撮影に入れた。監督の手の中で最後までもてあそばれて撮り終えた感じ」と手応えを得ていた。
雰囲気が似ている京本とは意外にも初対面・初共演。GACKTは「京本さんのメイクさんとは交流があり、昔から話は聞いていたけれど、実際にお会いするのは初めてで楽しみにしていた」と期待したものの「挨拶のために京本さんの楽屋を尋ねたら、『やっと会えたね~!だってさ、同じジャンルじゃ~ん!』と。そこでボクから出たのが『同じですか!?』だった」と苦笑い。
一方、京本をはじめ個性豊かな俳優陣の集結に二階堂は「皆さんがそれぞれの星から地球にガッ!と集まってブワーッ!とやって来てブワーッ!と一斉に帰ったような現場という体感があった。だから今回の現場中は、自分が一番まともだと思いながら、ちゃんと私がしっかりやらなければという気持ちでやっていた」と断言。それに京本が「あれ?意外に失礼なことを言うね」と首をかしげると、GACKTはすかさず手を挙げて「僕もそう思っていました。僕自身が一番まともだと」とぶっちゃけていた。