小さな花一輪でも部屋の空気が変わったり、季節を感じられたり。花と植物には見ているだけでも癒やされる、不思議な力があります。そこで、ふだんから花や植物を暮らしに取り入れているというモデルの高山都さんに、花と植物がある毎日の楽しみ方や魅力を教えていただきました。
お話をうかがったのは……モデル 高山都さん
PROFILE
モデル、ドラマや舞台の出演、ラジオのパーソナリティなど幅広く活躍。飾らない暮らしぶりや料理にも注目が。著書に『高山都の美 食 姿』(双葉社)シリーズなど。
花を飾ってみたら生き生きとした空間に
出張などで部屋を空けたときなど、花があると部屋が生きている感じがしてほっとすると語る高山さん。
好きな花は、少しアンニュイな雰囲気の色合いや、野生味を感じるもの、アンバランスな形のものなど。
もともと器が好きなので、花と花器のコーディネートにもこだわって飾っているそう。
観葉植物も取り入れて、花とグリーンのある暮らしを満喫中です。
「花を取り入れることを難しく考えないことが大事。まずは一輪挿しから始めてみるのがおすすめです」
<高山都さんのお花を楽しむコツ #01>
花を生けるときは、花器と一緒に並べながら
生け方は自分なりに試行錯誤しながら。買ってきた花はばらして新聞紙の上に広げ、合いそうな花器を並べて見比べながら、少しずつ短くしていきます。
「長さが変わるだけで雰囲気も変わるし、花器と花をどう合わせるのかを考えるのは楽しい時間です」
<高山都さんのお花を楽しむコツ #02>
いただいた花束をスワッグに
「これはドライにできそう! というお気に入りの花束は、1日だけ花器に飾ったら、そのあとは壁に吊るしてスワッグに。生花とは違う味があり、長く楽しめるのでいろいろな場所に置いています」
壁に飾った写真とのバランスもよく、素敵なインテリアになっているのがさすがです。
<高山都さんのお花を楽しむコツ #03>
花器は大小たくさんそろえる
もともと器が好きな高山さん。花器も、デンマークのガラス製品や蚤の市の薬瓶、フランスのヴィンテージや、陶芸作家さんの作品などたくさんあります。ピッチャーやジャムの空き瓶など、花器以外のものを使うことも多いそう。サカゲンの花ばさみは使いやすくて、ブルーのハンドルがおしゃれでお気に入り。
高山都さんのお花とグリーンにまつわるあれこれ
■ 花を買うとき
「お気に入りの2軒で買うのがほとんど。華やかすぎない、生活になじむような素朴さのある花が好みです」
生けたい器の写真を撮っておいて、合う花をお店の方に選んでもらうこともあるそう。
■ 花を贈るとき
毎回お店でフローリストの方と相談しながら考えるという高山さん。
「贈る相手のインスタグラムを見せると、その人の好みのテイストがだいたい伝わるので、そこから考えてもらうことが多いです」
■ もらう喜び
好きなフラワーショップをみんなに教えていたら、友だちもそこで花を買うようになったり、そこの花をプレゼントされることが増えたそう。
「花の楽しみが、みんなに広がっていくのがうれしいです」
■ お気に入りのフラワーショップ
花好きになったきっかけのMalmöは、現在ネットショップで営業中。
「行きつけのTHE DAFFODILS flowershopは、男性のオーナーが今の気分にぴったりの素敵な花を選んでくれます」
Malmö(マルメ)
TEL:03-6809-7202
THE DAFFODILS flowershop
東京都目黒区鷹番2-5-17
TEL:03-6303-1669
photograph:Shinnoseuke Yoshimori hair&make-up:Chika Suzuki text:Ema Tanaka, Tokiko Nitta web edit:Mina Ota
リンネル2019年9月号より
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