おにぎり模様が特徴的な、おじさん顔が愛らしい猫ぐーぐー。飼い主の岡部綾美さんに、愛猫との暮らしや愛用する猫グッズなどについて、2回にわたってお話を伺います。
ストリート上がりだけど、人懐っこい性格
2歳の頃に保護されたぐーぐーとは、2015年の夏から一緒に暮らしているという岡部さん。猫と暮らしたくて保護猫サイトで探していたところ、「ちばわん」に掲載されていたぐーぐーに一目ぼれしたのだといいます。
「猫を飼うためにペットOKの物件に引越し、DIYが落ち着いてから探し始めました。ぐーぐーを希望して、保護されている方のところに一度見学しに行く予定だったのですが、私の熱量がすごかったからかすぐにトライアルしていいと言ってくださって。最初に見たときのぐーぐーは猫っぽくなくて、こんなに毛が長くなるとは思わなかったんです。野良猫だったところを保護されたと聞きましたが、人懐っこいのがとても不思議。保護されるまでの2年間、どう過ごしていたのかが気になります」
保護猫サイトに掲載されていたぐーぐー。小さな体におにぎり模様も未完成で、今と別猫のよう。
犬やハムスター、亀は飼ったことがあったものの、ぐーぐーに出会うまで猫を飼ったことがなかったという岡部さん。
「初めてわが家に来た日、最初はソファの下に2、3時間隠れていましたが、あまり構わないようにしていたら、出てきておもちゃで遊んでくれました。その日の夜には腕まくらで一緒に寝てくれて、興奮して朝まで眠れなかったです(笑)。ずっと“ぐーぐー”と言っているので、保護猫のときからぐーぐーという名前。かわいいからそのまま呼んでいます」
運動神経があまりよくないというぐーぐーですが、チェストの上に登るのが大好き。ぐーぐーのために空けられた空間から、岡部さんの愛を感じます。
ぐーぐーの愛用品
洗練されたインテリアの岡部さん宅。ぐーぐーの愛用品を見せていただきました。
普段は、「うちのこエレクトリック」の自動給餌器を利用。食べやすいよう、高さを出して、フードボウルに落ちるようにセッティング。
お水用とごはん用のお皿は、オンラインショップ「necoto.」で購入した『Classy Bowl』。
口のまわりを清潔に保つ酵素ミスト「Bio Shower」。食べかすを分解し、口臭を抑えるため、お水に混ぜて使っているそう。
ぐーぐーのおもちゃ。ねずみのぬいぐるみは、人形作家BORONさんのもの。中にまたたびを入れられる魚は、よく枕にしているのだとか。
Amazonや楽天で買えるものから、作家さんのものまで幅広い猫グッズを集めている岡部さん。インスタグラムで見ている猫が使っているものをチェックするなど、探すのが好きなのだとか。今お気に入りの猫じゃらしは、「猫の家」で購入したもの。すぐに完売してしまう人気アイテムだそう。
おじさんだけど、無邪気に遊びます
長毛に覆われて、短く見える手をいっぱいに伸ばして、おもちゃで遊ぶぐーぐー。
「ぐーぐーは遊ぶと興奮して、いつも目の周りがびしゃびしゃに濡れるのがかわいいんですよね。ウエットティッシュで拭いてあげています」
見ると幸せになるおすすり様
インスタグラムでは、グルーミングする様子を「おすすり様」と紹介している岡部さん。
「胸毛をよくすすっています。長毛だからすぐに毛玉になってしまうので、毎年夏に1回リセットのつもりで、サマーカットします。かわいそうな気もするのですが、カットしないと皮膚が引っ張られて痛そうで。肉球の周りにもわさわさ毛が生えて、床ですべってしまうので、月に1回病院で爪切りと毛のカットをするようにしています。切ってもらっているときは“シャー”と鳴いて猫パンチをするので、先生2人と私で、3人がかりでやってもらいますが、定期的に健康状態も見てもらえるのはいいなと思っています」
岡部さんとぐーぐーのお話は、2回目に続きます。
お話を伺ったのは……岡部綾美さん&ぐーぐー
>> 【特集】「猫と一緒に心地いい暮らし」の記事を見て癒やされる↗
photograph:Nao Shimizu text:Mayumi Akagi
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください