【ヒット文具 誕生秘話】4400円で一生使える⁉︎ “書く”衝動を駆り立てる 超コスパな傑作ボールペンとは

公開日:2023/01/26 1 MonoMax
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長く使える文具は作り手のこだわりが凝縮したモノ。特にこだわり満載のペンは一生使える相棒になることもしばしば。そんな一生モノカテゴリーの最新作がサクラクラフトラボ007だ。

4,400円という価格以上の品質の高さで、一生使える、一生側に置いておきたくなる一本になっている。そんなシリーズ8作目となる今作の魅力を、シリーズ初期から企画開発を担当されている廣瀬さんの開発秘話を交えてご紹介しよう。

サクラクラフトラボとは?「大人が『かいて』ワクワクする筆記具」

書いていてワクワクする、持っていてドキドキするといった、子どものころの無邪気な気持ちを思い起こさせ、いつまでもペンを走らせていたくなる。そんな大人の感性を刺激する筆記具を生み出したいという思いから誕生した高級筆記具ブランド。2017年に1本目が発売され、2023年時点で007を加えて全8種類のボールペンをラインナップ。

 
 

左から 001001S002003004005006

低重心の書き具合が心地よい。アンティーク感あふれる佇まい「サクラクレパス/サクラクラフトラボ007

サクラクレパス/サクラクラフトラボ007
各¥4,400
問い合わせ:サクラクレパスお客様相談窓口 TEL:06-6910-8818

同ブランドの高級ライン「サクラクラフトラボ」シリーズの回転式単色ゲルインキボールペン。代表モデルである「001」のデザインを継承しつつ、さらに洗練させている。高級ペン定番のボディを回転させて芯を出すシステムも心地よく、全体的に高品質だ。

左から プラムワイン、ミッドナイトブルー、ディジョンイエロー、セージグリーン、ストーミーグレー

重厚感を表現する真鍮製のグリップ


鈍い光沢の真鍮をペン先部に採用。細かなクロスローレット加工は回転して芯を出し入れするときに持ちやすく、アクセントとしても秀逸。

手にしっくりくるシンプルなフォルム


同ブランドになかったスマートなボディは、握りやすく書き心地はなめらか。低重心のため筆記時の安定感もいい。真鍮の独特な手触りが面白く、書きたい気持ちにさせる。

頭冠部分にもさりげない演出あり


モダン建築のような細かい段差がついた頭冠は遊び心あるデザイン。全体のバランスを崩さない配色でサクラマークがプリントされている。

ブラックにこだわったインキ6


ブラックに加え、ブルーブラック、ボルドーブラックなど黒にこだわったインキを用意。すべて黒なので仕事に使える上に、その日の気分で使い分けられるのもいい。

書く衝動を呼び起こしずっと使いたくなる相棒

全芯タイプの色鉛筆『サクラクーピーペンシル』などで有名なサクラクレパス。同ブランドがサクラクレパスらしい筆記具を生み出そうとスタートしたのが『サクラクラフトラボ』だ。同シリーズに初期から関わる廣瀬泰治さんに立ち上げのきっかけを聞いた。

お話を伺ったのは
マーケティング部 商品企画3課 廣瀬泰治さん
「サクラクラフトラボ」シリーズ立ち上げ当初から、商品の企画開発を担当する。

<廣瀬さん>「これまで私たちは、筆記具にはサクラクレパスの名前を全面的に打ち出さず、商品ごとのブランディングを続けてきました。『描画材料のブランド』『子ども向けの商品ブランド』というイメージが筆記具としてはプラスに働かないと考えていたからです。しかし、サクラクラフトラボシリーズの商品化に向けた調査で、サクラクレパスのもつ『親しみやすい』『色鮮やか』『懐かしい』というイメージは、プラスに働くことがわかりました。そこで、もう一度、自分たちの原点に立ち返ろうと考えたんです」

そうして2017年に第一弾を発売したサクラクラフトラボシリーズ。最新作の『サクラクラフトラボ007』は、当初の年間販売目標を早々に達成したヒット作だ。

<廣瀬さん>「初代モデルの『サクラクラフトラボ001』は5,500円でした。そのDNAを受け継ぐ『サクラクラフトラボ007』は、より幅広い層の方々にお使いいただきたいと思い、コスト調整や価格設定を行いました。シンプルながら質感の高い本体デザインのほか、個装ケースにもこだわり、手に取っていただいた方が開封する瞬間から価格以上の魅力を感じていただけるよう工夫しています」

最もこだわったのは本体デザインだ。

<廣瀬さん>「今までのサクラクラフトラボシリーズになかった細軸を採用しました。ボディは梨地のマット感と真鍮鏡面のコントラストで独自の風合いを高めています。グリップ部分は流線型となっており、握りやすい機能性とスマートさを強調するデザイン性を兼ね揃えた仕上がりになっています。また、頭冠部分にはモダン建築のような繊細な段差をあしらい、天面にさりげなくサクラマークを配すなど、細部までこだわっています」

様々なブラックを用意したインキ色は、近年のサクラクレパスが注力しているところ。

<廣瀬さん>「『007』は『001』と同じレフィルを採用しているので、6種類の黒色から好みのインキ色を選ぶことが可能です」

標準装備のブラックに加えて、別売オプションではブルーブラックやブラウンブラック、グリーンブラック、漆黒などが選べる。同じブラックでも書いたときの色あいが異なり、個性をさりげなく表現できるのが楽しい。すべてブラックなので仕事に使えるという利点もある。
ボディからインキにいたるまで、サクラクレパスと開発者の想いが詰まっている『サクラクラフトラボ007』。掘れば掘るほど、価格を上回る魅力が溢れ出してくる。一生側に置いておきたくなるし、一生使える高コスパな一本だ。

※本記事は掲載時点の情報です。

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