LOST ASH新曲「MESSAGE」に込めた想い

J-POP 公開日:2014/06/18 3
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リリース前にJOYSOUND f1でのカラオケ配信、テイクアウトライブやルッキュなど、今までにない斬新な企画とともに、盛り上がりを見せるLOST ASH。


発売当日の本日18日にも、池袋EDGEにてイベントに出演!!6月18日シングル『MESSAGE』をリリース。タイトルチューンである『MESSAGE』は悩み多き現代人に向けた、力強い応援の歌だ。また、ヴィジュアル系の枠には収まりきらないその多彩なサウンドも彼らの魅力。発売を目前に控えたメンバー、Vo Daiki、Gt Show、B Sai、Dr Dyeに、彼らの一番新しい“メッセージ”を伝えてもらう事にしよう。



―今回の音源制作にあたって予めコンセプトを立てたりしたの?

Dye
去年12月にリリースしたシングル『コドクノカケラ』が失恋というテーマだったので、今回はラブソングではない作品でいこうというのがまず、あったんです。それでメッセージ・ソングっていうのはどうだろうというアイディアが出てきたんです。

―すごく、シンプルなキーワードだね。

Dye
そうですね。そこからさらに応援ソングっていうのはどうだろうというアイディアが湧いてきたんです。またサウンドに関しては、リスナーに確かなメッセージを伝えるには、心にしっかり刺さるメロディーとアレンジが必要だという事で、曲を作っていきました。

―その刺さるメッセージを伝えるにあたって留意したことを具体的に聞かせてくれる?

Dye
まず、絶対に譲れないのは“LOST ASHはJ-POP”であるという事。それは、今回の作品においても、変わらずに僕らの核なんです。だからキャッチーなメロディーの作品を作るというのは大前提としてありました。プラス、今回は今まで僕らがやってこなかった事にも挑戦しようと思ったんです。例えばカップリングの『ROYAL ORDER』ですが、ブラスの音をメインに使ったんですよ。

―ド頭からサックスの音が鳴って意表をつかれました。

Dye
最近はロックバンドにオンされるアンサンブルにはストリングスが支流になっていると思うんですけれど、今回はあえて僕らが聞いてきた90年代のJ-POPによく使われていたブラスを導入しました。今の時代の流れの裏をいく感じで。

―それでは収録曲について聞かせてもらいたのですが、まず、1曲目の『MESSAGE』。このストレートなタイトルになった経緯を教えてください。

Daiki
通常のLOST ASHの製作工程として、ある程度サウンドが出来上がってから歌詞を書くパターンが多いんですけれども、今回はサビの仮メロディーを聞いた段階で、“ここのフレーズはメッセージっていう言葉で終わったらスッキリくるな”と思ったんですね。それで、今回リリースする音源のコンセプトがメッセージなら、この曲のタイトルも素直に“MESSAGE”でいいんじゃないかって思ったんですね。

―じゃあ『MESSAGE』はタイトルから決まったんだね。

Daiki
はい。そうですね。最初は、僕らを応援してくれているみんなに向けて“夢に向かって進んでゆこう”というメッセージを書こうと思っていたんです。でも、歌詞を書いているうちに、自分たちも、まだまだ夢を成し遂げたとは言えないんじゃないかと思ったんです。

―まだまだ夢を成し遂げるまでの途中だと。

Daiki
ファンのみんなは友だちの事、恋愛の事、勉強の事、家庭の事など、日々思い悩む事もあると思うんです。僕らもバンドをやっていく中で、思い通りに行かないことが多々あります。でも僕らは、音楽を続けていかなければいけない。そう思うと、この『MESSAGE』はファンに向けてのものであり、同時に自分自身に向けたメッセージでもあるんです。

―歌詞を読み進めているうちにDaikiくんが自分に対してのメッセージだってことは伝わって来ましたよ。

Daiki
だからこれはリアルな歌詞です。今も僕らも我武者羅に頑張っている真っ只中ですからね。

―また、この「MESSAGE」はシンプルなポップチューンに聞こえるけれど、細かいサウンド面の仕掛けがありますね。

Dye
常にアンテナを張り巡らせて、新しいエッセンスを取り入れています。今回はダブステップの要素を取り入れています。

―定石通りのアレンジにしないのがまたDyeくんらしい。またこの曲はスラップ・ベースが肝ですね。

Sai
このベースは通常のラインのベースとスラップ・ベースを2本重ねてあります。これも新しい試みですね。LOST ASHはいつも新しいことに挑戦している事が伝わればいいなと思っています。それにこの曲は単純にベースを弾いていて楽しいです。

―ギターアレンジに関しては?

Show
LOST ASHのギターアレンジはリフものが多いんですが、この曲は楽曲を支えるようなプレイを心がけています。詰め込みすぎず、ライヴでも楽しく弾けるようなアレンジになっています。ギター・ソロもロングトーンを基本としたフレーズです。

―そして2曲目は先ほど話題にもあがった、いきなりサックスで始まる『ROYAL ORDER』。

Dye
僕は元々メタル系の音楽を聴いてきたんですけれど、最近は意識して色々なジャンルの音楽を聞くようにしています。そんな中で、アシッド・ジャズのファンキーな要素をLOST ASHにも取り入れたら面白いんじゃないかと思ってサックスをフューチャーしてみました。

―デモの段階でこのサックスは入っていたの?

Dye
はい、この曲はサックスありきで作りましたから。

Daiki
今までDyeが持ってきたことのないタイプの曲だったので、デモを聞いた時は驚きました。“これは新しい!”って。でもすごくノリが良かったんで、曲も完成していないのに、即効ライヴで演りたいと思いました。

―今までのLOST ASHにないような曲だから不安にはならなかった?

Show
いや、全然。逆に、僕の大好きなタイプの曲だったので“いい曲作ってきてくれてありがとう”っていう感じでした。

Daiki
最初からカップリング曲として作ったんですけれど、“メインでもいいんじゃない?”っていうぐらい盛り上がりました。

―また、この曲のリズムはいわゆる“ハネモノ系”ですが、このハネ具合がまたLOST ASHっぽくて微妙にハネきってないのが面白い。

Dye
そうなんです。この曲のノリが本当に難しいです。こういったタイプの曲は全部(リズムが)ハネるのは正解ではないんですよ。ある意味、曖昧にしておくべき部分もあるんですね。

―リズム隊のコンビネーションがシビアだよね。

Sai
そうなんです。難しかったです。

Dye
Aメロは“チャラい感じでハネたい”という表現でShowとSaiには伝えたんですが、その微妙なニアンスを表現するのが難しかったです。

Show
AメロがDyeとSaiと僕とでノリを合わせるのが大変でした。

Sai
ニアンスが出るまで弾きまくりました(苦笑)。

Show
ただ、サビは全体の基本的なリズムをアタマに入れて、楽しんで弾いたら、キマリました。ただ、ライヴでやるのはまた、大変ですけどね。

Dye
でも、元々、この曲は意外性を持った曲にしたかったんです。いい意味で“浮いた曲”にしたかったんです。

―確かに個性的で“浮いた曲”ですね。

Dye
だから、この曲がライヴのセットリストに入ることで、ライヴ全体の幅がかなり広がるんです。

Daiki
既にライヴで演奏していますが、すごく反応がいいんです。 曲中に“文句あるならかかってこいよ“っていう歌詞があるんですけれど、ライヴでこのフレーズを歌う時はすごく気持ちがノッてくるんです。

―サビ前にセリフがありますよね。あれも斬新だね。

Dye
レコーディングの時にはDaikiには“恥ずかしいぐらいやっちゃって!”ってリクエストしました(笑)。

Daiki
そう、“もっと息を、息を!”って言われて。声優さんになった気分でした(笑)。

―今までのヴィジュアル系の概念にはない、LOST ASHのスタンダードになりうる曲ですね。

Daiki
“LOST ASHってヴィジュアル系ぽくないよね”って言われる事もあって、それは浮いているってことでもあると思うんですけれど、その“浮いた部分”っていうのが、僕らが新しい時代を築き上げる事のできる可能性を持ったバンドだっていう意味にも捉えることも出来ると思うんです。

―うん、うん。そんな可能性を秘めた曲だと思います。そして通常盤に収録される『DEEP XXXX』。これもエレクトロニカというか、かなりイッちゃってる曲ですね。

Show
最初の段階ではここまでデジタルチックではなかったんですね。僕がギターで作ったんですが、全体的に重くダークなイメージにしたかったので、ギターのチューニングを落として曲を作りました。

―という事は、原曲はけっこうギターサウンドがメインの曲だったんだね。こういうアレンジを施したのはDyeくん?

Dye
はい、僕です。この曲は今までのLOST ASHの曲の中でも一番実験的なサウンドかも知れませんね。ちょうど僕のPCの製作環境が変わったので、色々試してみたんです。ベースはほとんど打ち込みですし、ドラムの音は、ロックバンドでは絶対に使わないであろう、映画のサントラで使用するような素材を使っています。色々な仕掛けが隠されているので、聴いている人には、一つ一つの音を探りながら聴いて欲しいですね。

―Showくん的には自分の曲がDyeくんによって、どんどん変化していく様を見ていてどう?

Show
全体的な構成や、メロディーはそのままですし、ギターのリフも僕のデモの段階のものを活かしてあります。その中でDyeが、実験的なアレンジをする事に関しては、僕は全然OKですし、結果的に仕上がりにはすごく満足しています。

―実験的なサウンドではありますが、ギターはShowくんらしさを思いっきり主張しています。

Dye
Showの得意なギターフレーズが詰め込まれてますね。

Show
ギターキッズだったらコピーしたら面白いと思います。ギター・ソロも速弾きで推しました!

―ギタリストが作った曲はどうしても弾きまくってしまう傾向ってあるものなの?

Show
ありますね、やっぱり(笑)。それは、ギタリストが作るような曲を作りたいという考えが僕の中にあるからも知れませんね。

―歌詞はDaikiくんですね。セクシーな歌詞です。主人公は女性ですね。

Daiki
この曲のサビのメロディーを聴いていて、女性目線の歌詞が合うんじゃなかと思ったんです。

―そこからイメージを膨らましていったんだね。

Daiki
この曲の主人公は、モテるけれど、男性に対して冷め切っていて、自分から男性を好きになった事のない女性が、初めて男性を好きになるというシチュエーションをイメージして書き進めていきました。

―女性目線で歌詞を書くのは得意ですか?それとも難しい?

Daiki
書くこと自体は難しいことはないですけれど、それを歌にして表現するのは難しいですね。女性らしさをどこかで表現しないといけないので、その為には、どこかエロスを感じさせるような部分も必要になってくると思うので。

―この曲はライヴでやることはあるのかな?

Show
なかなか出来ないんじゃないですかね。自分でもじっくり聴いて楽しんでもらうのを想定して作ったので、ライヴで演奏することは考えていなかったですね。

Dye
やるとしたらShowのソロコーナーで打ち込みでやるのが面白んじゃないかな。

Show
それはいいね。

―こうして、完成した『MESSAGE』。収録の3曲ですが、かなり振り幅の広い作品になりましたね。

Daiki
色々なタイプの音楽を出来るというのもLOST ASHの武器の1つではありますからね。

―どんな反応があるか楽しみですね。

Daiki
『MESSAGE』は既にカラオケで歌ってくれた人が写真を撮ってTwitterで送ってくれるんですよ。

Show
カラオケで『MESSAGE』を歌っている写真をTwitterで送ってくれた人にはメンバーが直でレスします!

―本当に?全員?

Daiki
カラオケの歌っている写真を付けてくれた人限定ですけれど、必ずレスをします!

―またAタイプの特典としてMVが付きます。

Dye
音楽を演奏する楽しさ、躍動が表現できていると思います。

Show
カメラを意識せずに、メンバーで顔を向き合わせてシューティングしました。

Dye
当て振りじゃなくて、本当にライヴをやっている感覚で撮ったので、楽しかったです。

―最後に“メッセージ”をお願いします。

Sai
僕は音楽を始めた時に、絶対プロになるという気持ちで始めたわけではないんです。でもLOST ASHとして活動してきたこの4年間で、音楽で成功したいという気持ちがすごく、強く確かなものになってきたんです。この4年間で蓄積された想いそのものが、この『MESSAGE』という曲で表現されていると思うんです。だから、是非、みんなにもこの曲を聞いてもらえたら嬉しいです。

Show
MESSAGEの歌詞にある“抑えきれない夢の鼓動が たった一つの真実だろう?”というフレーズが僕はすごく好きなんです。このフレーズを聴くと、自分が音楽を始めた頃、ギターを弾いている時の胸のドキドキ感を思い出すんです。だから今、自分がやりたい事が、何だか分からない人も、このMESSAGEの歌詞にあるように、自身の胸の鼓動が高鳴るものが、本当に自分のやりたい事だと思うので、それを答えに、是非夢に向かって、妥協せずに頑張って欲しいですね。

Dye
LOST ASHが持っているポップセンスに尖ったアレンジ要素を入れて昇華させたのがこの『MESSAGE』です。またこの作品は、より多くの人に聴いてもらって共感してもらえるように意識して作った作品です。是非、色々な人に聴いて欲しいですね。

Daiki
何かに向けて真剣に頑張っている人には、必ずどこかで“自分”という敵と戦わなければいけない時があると思うんです。その時に、“がんばろう”って言い聞かせる事ができるのも、また“自分”だと思うんです。その“自分”の気持の助けに僕らの音楽がなることができればいいなと思うし、僕が音楽をやっていく意味がそこにあると思うんです。この『MESSAGE』という曲で、みんなの気持ちをプラスに出来ればと思います。是非聴いてください!(TEXT/ぽっくん)




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