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アップアップガールズ(プロレス)新メンバー鈴木志乃、デビュー戦は「楽しかったです」

アイドル 公開日:2023/03/07 10
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アップアップガールズ(プロレス)(以下、アプガ(プロレス))の新メンバー・鈴木志乃が、3月6日に東京・新宿FACEで開催された東京女子プロレス『The Night Before GRAND PRINCESS '23』大会にてプロレスデビュー戦を行った。



鈴木は、昨年行われたアプガ(プロレス)新メンバーオーディションに合格。8月14日の東京女子プロレスの後楽園ホール大会でシノとしてお披露目された。彼女は、8月27日には横浜アリーナで開催された『@JAM EXPO 2022』でアプガ(プロレス)の一員としてアイドルデビューを果たす。その後、東京女子プロレスの練習生となってトレーニングを続けていった。

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しかし、前歴はバスガイドでスポーツ経験も特に無かった彼女は、同期の練習生がデビューする姿を見送る立場となっていた。ケガにも見舞われ思うように練習ができない時期もあった。いくつも心が折れそうな場面があったものの、彼女は悔しさをバネに前を向いて日々のトレーニングに打ち込んでいった。そして遂にこの日、アプガ(プロレス)のメンバーによるタッグマッチ、渡辺未詩乃蒼ヒカリ組vsらく&鈴木志乃組でデビュー戦を迎えたのだ。



大会のオープニングの歌のコーナーで、アプガ(プロレス)がリングに登場すると、メンバー4人は「アップアップガールズ(プロレス)です!」と元気に挨拶。フレッシュなグリーンのコスチュームに身を包んだ鈴木は、先輩の渡辺、乃蒼、らくとともに『アッパーキック!』を歌唱。メンバーが4人となってパワーアップしたアプガ(プロレス)は、四方の観客に笑顔で歌とダンスを届けていった。歌い終えたあと、渡辺から今の気持ちを聞かれた鈴木は「緊張してます!」と語る。大会の始まりを告げるオープニングコールを鈴木が務めることになり、彼女は戸惑いながらもにこやかに「東京女子プロレス、スタート!」と声を上げ、この日の大会が始まった。


鈴木のデビュー戦は、第3試合に行われた。鈴木はオリジナルのテーマ曲『ワタシノセオッリー』が流れる中、元バスガイドらしく旗を持ってリングイン。選手名のコールとともに観客から無数の紙テープが投げ込まれると、彼女は両手を広げて喜びを露わにする。続いてタッグパートナーのらく、対戦相手の乃蒼と渡辺がリングに登場。そして、渡辺未詩&乃蒼ヒカリ組vsらく&鈴木志乃組のゴングが鳴った。


先発を買って出たのは現在インターナショナル・プリンセス王座のチャンピオンの渡辺とプロレス初戦の鈴木。2人は、ロックアップからのチェーンレスリングというプロレスのベーシックな攻防を見せていく。乃蒼とらくはスピーディーなロープワークを見せ、らくがチョップで乃蒼をテイクダウン。するとらくは鈴木を呼び込み、2人でらくの得意技・おやすみエクスプレスを炸裂させフォールを奪いにいく。


カウント2で2人を跳ね除けた乃蒼が、らくをコーナーに押し込むと、タッチした鈴木がリングに入る。ここからは乃蒼は、鈴木に猛ラッシュを決め、さらに渡辺がハードなヘッドロックで締め上げる。渡辺の強烈なショルダータックルにたまらずダウンする鈴木。彼女は、渡辺の力強いフォールをなんとかキックアウト。その後も鈴木は、渡辺のボディスラム、乃蒼のロープを使った顔面踏みつけ、髪をつかんでの投げなど厳しい攻めを喰らいまくる。


防戦一方となった鈴木に、観客は応援の声をあげる。だが渡辺は、力を込めたボディスラムで鈴木をマットに叩きつけるのだった。ダメージの深い鈴木だったが、なんとかフォールをクリアすると、反撃のエルボーを何発も渡辺に打ち込んでいく。しかし渡辺は、振りかぶってのレーザービーム一発で鈴木を吹き飛ばした。なんとか立ち上がった鈴木は、走り込んできた渡辺をダブルのエルボーでテイクダウン。息も絶え絶えの鈴木はらくにタッチし、らくは渡辺と乃蒼と激しい攻防を繰り広げる。アプガ(プロレス)の見事な試合っぷりに、観客は大きな歓声を上げた。


そして鈴木がリングに入ると、乃蒼に気迫のダブルチョップを連発。鈴木がフォールを奪いにいくのだが、乃蒼は難なくクリア。すると乃蒼は、鈴木にドロップキックを何発も放ち、さらにローリングクレイドル、コブラツイスト、ドロップキックと厳しい攻めを浴びせ続ける。鈴木に覆い被さる乃蒼のフォールは、らくがカットに入りピンチを脱出。そしてらくは河津落としで2人まとめてダウンさせる。そして、リングに残った鈴木は遂に乃蒼を強烈なボディスラムでマットに叩きつける。


さらに鈴木は、走り込んでからのドロップキックを乃蒼に放つ。鈴木は力強いフォールで、乃蒼からピンを狙いにいく。一気に攻勢に出た鈴木は、乃蒼をスリーパーホールドで落としにかかる。鈴木の根性の強さに、会場は大いに沸いた。


しかし、百戦錬磨の乃蒼はスリーパーを振り解くと、今度は逆にコブラツイストで鈴木を締め上げる。ロープに手を伸ばすも届かない鈴木。彼女の奮闘ぶりに、会場には大きな声援が飛び交う。だが、激しい締め上げで完全にスタミナを削られた鈴木は、絡み付いた乃蒼のブルーレーサー(変形グラウンドコブラ)を返せず無念のギブアップとなった。勝ち名乗りを上げる渡辺と乃蒼。マットにうずくまる鈴木に肩を貸すらく。スリリングな白熱のバトルに、アプガ(プロレス)の4人に観客から大きな拍手が送られた。


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