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櫻坂46 大沼晶保&武元唯衣 、実家から戻る時は大号泣「東京は戦いの場なんです」

アイドル 公開日:2023/02/14 28
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櫻坂46が、2月15日にリリースする5thシングル『桜月』は、卒業をテーマとしておりMVが先行公開されるなど注目を集めている。


今回は櫻坂46メンバーより、大沼晶保武元唯衣の2名に5thシングル制作秘話や、込めた思いを語ってもらった。



――本題に入る前に、武元さんは乃木坂46佐藤璃果さんと4年半ぶりのお食事会が話題になりました。久々のお食事会はいかがでしたか?

武元唯衣

ちょっと感慨深かったです!

合同オーディションで私の番号が48番で、璃果ちゃんが47番という前後の番号だったんです。

オーディションも、配属に至るまでのレッスン期間もずっと一緒でした。

新幹線で実家へ帰る前なんかにはよくご飯に行っていたんです。


――お2人の出会いと繋がりはちょっと運命的な感じがしますね

武元唯衣

本当にそう思います。

この 4 年間ずっとお互いのお誕生日には必ずメッセージを送り合っています。

出会った当時はお互い東京の地理がわからず、道に迷いながら憧れの東京のカフェに出かけたりしていたんですが…、今では「お店集合で会えるようになったね!」って(笑)。


――凄い成長ですね!


――大沼さんは新年早々ブログに掲載された2本立ての「海に落ちる動画」がバズってらっしゃいましたね

大沼晶保

見てくれたんですね!ありがとうございます!

私、お休みがあんまり好きじゃないんですよ。

なので、お正月休み中に「なんかやらなきゃ!」って。


――「なんかやらなきゃ!」で、あの海落ち動画なんですか!?

大沼晶保

そうなんです。

大悟さん(千鳥)に凄く憧れているので、あの海に落ちる技を習得したいと覚悟を決めて挑みました。

1本目の浜辺を走る動画はお母さんが撮影してくれていて、2本目の港の物はお姉ちゃんが船から撮ってくれているんです。

港での撮影では「さすがに寒くない?」ってお母さんに怒られながらの撮影になりました。


――ご家族フル動員での撮影だけでなく、船上からの撮影まで!さらに合成までされていましたよね?

大沼晶保

ありがとうございます。

あの合成はMVの監督さんやスタッフさんにまで凄く褒めていただいたんです。

「今ってスマホでこんなことまでできるの!?」って。


武元唯衣

プロもうならせてました。


一同:

(笑)。


――さて、本題に入りますが、2月15日に5th Single『桜月(さくらづき)』リリース決定おめでとうございます。

大沼晶保・武元唯衣

ありがとうございます!


――ミニアルバムと言っても良いほど満足度の高いシングルとなっていますが、お2人とも手応えなどいかがですか?

武元唯衣

『桜月』は、今までの櫻坂46にはない、切なさや、苦しさをダイレクトに表現した曲になっています。

そんな曲と、このタイミングで出会えたことは何か意味があるんだろうなと感じています。

楽曲パフォーマンスでは今までの櫻坂46との「違い」をぜひ見て欲しいです。


――今までの櫻坂46パフォーマンスと違うなという部分を教えてください。

武元唯衣

私が一番大きな違いだと思うところは、1人1人の表現の自由度が今までとは比べ物にならないほど大きいことですね。

今まではユニゾンで合わせ、ダンスをきっちり決め、ダンスパフォーマンスも込みでメッセージを伝えてきました。

今回は振り付けの中にも、メンバーそれぞれが自由に表現したいと思うことをしているんです。

「表現の余白」を私たちメンバーに委ねてくださった部分が大きいということですね。

ここに来てフリーな表現への挑戦は、私たちにとってとても新鮮です。

それぞれの個性、「この子はこの曲をこう解釈してるんだ」ということが見えてくると思うので、是非注目して欲しいです。


――大沼さんは「桜月」の制作に関していかがですか?

大沼晶保

私は共通カップリングの「Cool」に参加していて、MVも撮影してきました。

「Cool」は桜月とは違った感じの世界観になっていて、櫻坂46としても新しい感じの MV になっています。

最初はみんなウェイトレスの格好で、無機質な感じなんです。

みんなの日常にカメラが入り込んだみたいに。

でも、センターの(大園)玲ちゃんがいきなり宇宙服の格好で現れるんです!


――それは驚きの演出ですね!その後はどうなるんですか!?

大沼晶保

その不思議な世界観が広がって、アニメーションとも融合してくるんです。

そして最後は、唯衣ちゃんも言っていたように、一人ひとりの個性が爆発します。

テーマとしては、「最強の自分になる」というものです。

表情も自由だったので、みんなで「最強の自分ってなんだろう」って相談しながら、最強の自分を表現しています。


――全体的に壮大で自由度の高いイメージですね!「桜月」は曲数も多めなシングルです。レコーディングの際に印象的だった出来事や、メンバーとのやり取りなどありましたら教えてください。

武元唯衣

TYPE-Cにある「魂のLiar」が全員曲なんですが、難しくて印象に残っています。

歌詞の「♪一人でいいから足を止めて聴いて欲しかったのさ」から「♪誰かの人生 変えてしまうくらい強烈な歌を歌いたい」までが、めちゃくちゃ難しかったんです!

メンバーそれぞれがボイトレしてからレコーディングに挑むんですが、なかなか完璧に歌い上げられないんです。


――完成楽曲ではそんな苦労を感じさせないような気持ちの良いパートに仕上がってますね

武元唯衣

ありがとうございます。

もう、メロディーもアクセントの付け方もバランスも全部難しくて。

でも、このパートって触れる人の脳裏に「同じような人物像」が浮かび上がってくる場所でもあると思うんです。

なので、メンバーそれぞれが、その主人公になれるように、ちょっとかっこつけて荒々しく挑みました。

本当にかっこよく歌いきれた時は、凄く気持ちの良いパートになるんですよね。

それぞれの歌い方にも注目して聞いて頂きたいです。


――大沼さんはレコーディングエピソードいかがですか?

大沼晶保

私も「魂のLiar」が印象深いです。

すごく情熱的な曲なので、魂と熱量を込め全力で歌わせて頂きました。

そうしたら、レコーディングブースを出た瞬間にスタッフさんからすっごく褒めて頂いて。

頭をワシャワシャワシャってして、「頭から熱量が出てたよ!」って(笑)。


一同:

(笑)。


大沼晶保

その時、「あ、頑張りと熱量が届いたんだ!」と嬉しくなりましたし、もっと頑張ろうと思えました。


――現場の雰囲気良さそうですね!「桜月」はMVも公開となりました。かなり芸術性の高い作品に仕上がっていますが、撮影時の思い出など教えてください。

武元唯衣

今までの櫻坂46では、ずっと同じシチュエーションでの撮影というMVが少ないんです。

この「桜月」MVは場所が変わらないので、新鮮な感じでした。

映像的な変化が少ないので、私たちがどれぐらいの表情の変化、ダンスや歌に込める気持ちで、変化を意識して伝えることができるかというのが、大きな挑戦でした。


――今回はMVでも挑戦的な試みが大きいですね。

武元唯衣

そうですね。

撮影も一番気持ちが高まるサビパートからの撮影だったので、気持ちの切り替えが大変でした。

それこそ、直前までお正月休みだったのに一番気持ちのこもった撮影からスタートですから(笑)。

本当に気合を入れて頑張って撮影を終えると…、スタッフさんがあったか~いうどんを用意してくれていたんです!!

これがめちゃくちゃ美味しかったんですよ。

2日目なんかは、あったか~いおでんですよ!?

もう、染みるなぁ~って!こんなに染みるものはないなぁ~って!!


――40代のおじさんみたいなコメントになっちゃってるじゃないですか(笑)。

大沼晶保

私たちの撮影後も、あったか~い豚汁でした!

本当にこれって、私たちの「心の支え」になるレベルなんですよ~


――なるほど!そんな大沼さんはMV撮影いかがでしたか?

大沼晶保

カップリング曲「Cool」のMVでは、ちょっとしたお皿の汚れにまでこだわる美術さんの意識の高さが凄かったです。

私たちの振付としては、「髪の毛を引っ張る振り」が多かったんです。

なので、終盤はメンバーみんなで「頭皮が痛い」って言ってました(笑)。


一同:

(笑)。


大沼晶保

あとは、「大沼さんしかいない!」って私だけずっと30分以上地べたに寝ころびながらの撮影だったんです。

メンバーが寝ている私の横を通り過ぎるたびに爆笑してましたね。


――『桜月』では卒業という別れが春らしくしっとりと描かれています。お2人は学生時代に味わった卒業式の思い出などいかがでしたか?

武元唯衣

私はもう…、むちゃくちゃ泣いてしまったんです!


大沼晶保

えっ!?真逆だ!私全然泣けなかったんです!


武元唯衣

もう式の途中から泣き過ぎて、涙やらなにやら全部出てきちゃうから、止めるのが大変で大変で。

当時の担任の先生とは今でも連絡をくれたり、地元に帰ったらお会いしたりもしています。

私、高校2年生の時にオーディションに受かって、東京の学校に転校してきたんです。

なので、3年生だけ東京の学校に通いました。

地元で1年生からの同級生とは卒業式が一緒に出来なかったんですが、そんな地元の学校の卒業式に先生からビデオメッセージを頼まれて!これは嬉しかったですね~

一緒に勉強とか部活を頑張ってきた仲間たちに「卒業おめでとう!私も無事に卒業したよ!」って伝えることが出来ました。

逆に私が高校2年生で転校する時には、みんなが私のために卒業式をしてくれたんです。


一同:

凄い!!


武元唯衣

みんなでアルバムとかメッセージも用意してくれて。

そんなみんなに私が活躍する姿を見せるということは、1つの恩返しなのかなって思っています。

なので、辛くなることがあると、その時のメッセージカードを読んだりしています。


――めちゃくちゃ素敵なエピソードじゃないですか!対する…、卒業式で「泣けなかった」という大沼さんはいかがですか?

大沼晶保

いやいやいや!私以外全員泣いてましたし、私も泣きたかったんですよ!

泣こうと思って頑張りもしたんです。


――大沼さん、そもそも頑張って泣くもんじゃないんですよ!(笑)。

大沼晶保

違うんですよ!

私、悲しくて泣くタイプじゃないんです!

悔しくて泣くタイプなんです!

なので、卒業式では泣いてるみんなをイジるくらいのことしか出来なくて…。


一同:

イジらないでください!(笑)。


――お2人とも最近ハマっていることや凝っていることなどありましたら教えてください。

武元唯衣

私は、お母さんとの電話にハマっているというか、辞められないんです。


大沼晶保

わかるー!私も同じです!


武元唯衣

もう、1日空くとダメなんですよ。

実家に帰った時も、東京に戻る前日には大号泣で(笑)。

「東京に戻りたくない~!」ってボロボロに泣いて。

東京に着いたら着いたで、ホームシックでシクシク泣いて気付いたら寝てるって感じなんです…。

そろそろちゃんと大人ですし、気持ちをしっかり切り替えて、「東京に戻ります!」って言えるようにしたいんですけど…、ダメなんですよね~。


大沼晶保

私も東京に戻る時は大号泣しちゃいますね~


――卒業式では頑張っても泣けないのに!?

大沼晶保

これは悲しいじゃないんです!悔しいなんです!


一同:

(笑)。


大沼晶保

東京って、私にとって戦場と言いますか、戦いの場なんです。

頑張らなきゃいけない場所なんです。


武元唯衣

その感覚凄く良くわかる!


大沼晶保

東京への新幹線に向かう車の中なんて…。


大沼晶保・武元唯衣:

あ~!あれ一番辛いよね!!


大沼晶保

もう、普通じゃ泣いちゃうんで、ファイトソングを聞きながら、涙をこらえて新幹線に向かうんです。

新幹線に乗るまでのルーティンもあります。

改札までお母さんがお見送りしてくれるんで、まず手を振ってから切符を入れて、エスカレーターに乗るんです。

そのホームに上るエスカレーターで必ず振り返って、お母さんにもう一度手を振るんです。

お母さんも絶対に手を振ってくれるんで、それを見届けてから前を向くんですけど…。


大沼晶保・武元唯衣

そこから大号泣!!


一同:

(笑)。


――お2人ともご家庭がめちゃくちゃ素敵だということが伝わってきますね!それでは最後になりますが、5th Single『桜月(さくらづき)』の魅力、聴き所をよろしくお願いいたします。

大沼晶保

初センターの(守屋)麗奈が、魅力たっぷりに表現してくれているので、麗奈の表現した世界をみなさんに見てもらいたいと思っています。

春の切なさ、卒業シーズンにピッタリな曲なので、春になったら聞きたくなるな、みなさんの心に残る曲になってくれると嬉しいです。


武元唯衣

櫻坂46になって、はじめて「桜」がタイトルにつく曲です。

私たちにとっても凄く大切な曲になっています。

『桜月』の中では、別れが描かれていますが、別れの後には、新しい生活が待っています。

みなさんが頑張れるような曲になれば、私たちが包み込めるような優しさを届けられればと思っています。

MVの振付も、桜が咲いていくようにも取れますし、桜が散っていくようにも取れるものになっています。

私たちの表現を考察しながら何度も楽しんで頂ければと思っています。

※本記事は掲載時点の情報です。

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