1月23日発売の『アップトゥボーイ Vol.323』(2023 年 3 月号・ワニブックス)の表紙を飾る遠藤さくらほか、佐藤璃果、岡本姫奈の誌面カットと、それぞれの本誌インタビューの抜粋が公開された。
<遠藤さくら(乃木坂 46)インタビュー抜粋>
―最愛の先輩の卒業が迫っていますね(※インタビューは昨年 12 月収録)。
(齋藤)飛鳥さんは尊敬とか憧れとか、もうそういう感覚を飛び越えてしまっていて大切な存在になってしまっているから、今年飛鳥さんがいない場所で自分がどんな風に過ごすのか想像ができなくて
―卒業はしてしまいますが『ここにはないもの』のMVのように遠くに行ってしまうわけではないですから。
うーん、どうなんでしょう……。
こんな2人だから、元々マメに連絡を取り合うような感じではなかったんですよ。でも同じグループにいたから顔を合わせる機会も多くて、その延長線上で私の家に遊びに来てくれたりして。とりとめのない話をして、私が“出前を取ったことがないんです”って言ったら“じゃあ今日一緒 に頼んでみよう”って言って下さって一緒にお家でお食事したり……そういう何でもない思い出1つ1つが、 かけがえのないものとして胸に残っています」
―あの飛鳥ちゃんがメンバーの家に遊びに行く。そのエピソードだけ取っても、飛鳥ちゃんにとってもさく ちゃんが大切な存在と認めている証拠だと思います。
本当にいなくなったら困る人なんです、飛鳥さん……
―さくちゃんから連絡してみたら?
えー!“もういいよ。1人でなんとかして!”とか突き放されそうで……
<佐藤璃果(乃木坂 46)インタビュー抜粋>
―今回のようなロングインタビューでは選抜についてのお話も触れておきたいのですが、(昨年)11 月8日の ブログについてお聞きしていいですか。
あの日のブログは……何だか恥ずかしいです……。(中略)私は人を感動させたり、心を動かすことはできづらい人間だとずっと思っていました。表現者としてはどこか物足りない人なんじゃないかって。でもあのブログがアップされた後の反響は自分が想像していた以上に凄くて。(中略)意図しない方向に伝わってしまっているなと思うこともあって、それは自分の言葉足らずなところが原因だと思うから、仕方のないことだとは思うんですけど……
―足らなかった言葉を埋める作業をここでしてもらえませんか。
はい。私は今活動中の 31st シングルでアンダーメンバーとして活動しています。“選抜から落ちて残念だったね”って言葉を掛けて下さる方がいらっしゃるんですけど、私はどこにも落ちていません。アンダーは落ちる場所ではないんです
―確かについそう言ってしまう気持ちは理解できますけど、“選抜落ち”は違うんですね。
私は、今いるアンダーという場所に誇りを持っています。その上で、“選抜”という目標にしている景色を応援して下さる皆さんといつか一緒に見たいと思っています
<岡本姫奈(乃木坂 46)インタビュー抜粋>
―姫奈ちゃんにとって、バレエをやっていた 12 間年に引けを取らないぐらい、'22 年の1年間も大切な期間 になったのかもしれませんね。
本当に充実していたと思います。(中略)去年の春から『新・乃木坂スター誕生!』が始まって。歌は腹筋から始まって基礎中の基礎から練習しました。
私、バレエをやっていたときからずっと感じていることがあ って、よく“努力は嘘をつかない、報われる”って言ったりするじゃないですか。私、バレエではそれなりに努力したつもりですけど、報われたな~って思ったことはないです
―他人から見たらバレエですごい結果を出していた姫奈ちゃんからそういう言葉が出るとは……。
誤解して欲しくないのは、決して努力を否定するつもりはないということです。バレエをやっていたとき も、乃木坂46 に加入してからも自分なりに努力はすごくしたと思います。
でもそれは報われるためにではなく、自信を付けるためなんです
―“努力をしたら自信が付く”、と。
そうなんです。研修生としての活動がスタートした頃、人前では緊張で声が震えてうまく歌えませんでし た。だから人の何倍も練習するしかないと思いました。バレエのときもそうでした。自分で納得いくまで練 習して詰められたときほど、不思議と本番も平常心でうまく行きました。
先月、『新・乃木坂スター誕生!』 のライブが東京と神戸であったんですが、歌の先生に“11 人の中でいちばん変わったよ。コツコツやってきたもんね”って言ってもらって本当に嬉しかったし、自分が進んできた道は間違ってなかったんだなって改め て思いました
※インタビューの抜粋の為、一部文章を改変しております。