2011年から恒例行事となっているAKB48成人式が9日、東京・神田明神で行われ、新成人メンバーが晴れ着姿を披露した。
一昨年までは成人の日には国内AKB48グループの新成人が集まり、合同で成人式を行っていたが、新型コロナウイルスの影響で各グループは地元で式を行い、今年も昨年同様にAKB48のみでの開催となった。新成人を迎えたメンバーは、歌田初夏、川原美咲、平田侑希、平野ひかる、山田杏華、吉田華恋の6名。(川原美咲は体調不良のため欠席)
メンバーはひとりずつ今年の抱負を発表。歌田は「やりたいことはありますけど、まだ秘密です。いつか皆さんの前で結果を見せれるようにコツコツ毎日努力をしたいと思います」とコメント。平野は「社会人としての自覚を持って行動したいと思いますし、わたしってすごい飽きやすいんですよ。なにかひとつやり通すことを決めてチャレンジしていきたいです。絵を描くことが好きなので、それを突き詰めていけたらいいですね」と答えた。山田は「二十歳は進化の年にしたいと思って、これまでの自分と違った新しいお仕事に挑戦してみたり、今までと違うことに挑戦して、19歳までの自分より進化した自分になれるようにしたいです」と語った。吉田は「去年、初めてお芝居の仕事をさせていただいたりとか、水着の撮影だったり、新しいわたしをファンの方に見ていただけたので、今年はさらに去年より吉田華恋の新しい姿を見せれる1年にしたいです」とアピールした。平田は「わたしは17期研究生で最年長ですけど、まだ子供の気持ちのままで、まとめてくれるメンバーに甘えてしまっているので、これからは大人になる自覚を持って、わたしがみんなをまとめられる存在になりたいです」と意気込んだ。
この日、身に着けた振袖について聞かれた歌田は「すべてが素敵でうれしいんですけど、個人的なポイントは、伊達衿の刺繡が珍しいので、ここに注目してほしいです」とアピール。平野は「鮮やかな緑色がポイントです。3年くらい前に飾ってある振袖を見たんですよ。成人式にはこの色の振袖にしようと決めていました」と明かした。山田は「白と黒のモノトーンな振袖が着たかったんです。大きい柄が入っていてところがポイントです」と話し、吉田は「メンバーとか周りの人に何色がいいか聞いていたんですよ。ほとんどの人に赤がいいって言われたので、赤をベースに選びました。超真っ赤でカッコいい部分もありつつ、華やかさもあってお気に入りです」と答え、平田は「からし色の振袖を選んだんですけど、この色って珍しいので、初めて見たときに、この色が着たくて決めました。柄がシンプルで大人っぽいところがポイントです」と紹介した。
これからのAKB48をどのようにしたいか聞かれた歌田は「わたしはまだ選抜にも入ったことがないので、引っ張っていきますとか言えるメンバーではないんですけど、ひとり一人が自信を持って、AKB48というグループを好きで輝くグループになったらいいと思います」とAKB48愛を語り、平野は「歌って踊ることが多いお仕事ですけど、歌もダンスもトークも丁寧に大事にしていけるグループにしたいです。どれを取っても「AKB48が一番だよね」って言ってもらえるようなグループになれたらいいです」と話した。吉田は「AKB48ってかわいいので、まだまだよさを知らないたくさんみなさんにAKB48のよさを知ってもらいたいです。わたしも頑張ります」と力を込めた。
AKB48の成人式で定番となっている、自分たちを「〇〇世代」と表現する場面では、山田が代表して「わたしたちはホップステップ世代です」と発表。その理由を聞かれると「体調不良でお休みしている川原美咲ちゃんが中心になって考えたんですよ。わたしとしては今でも輝いていると思うんですけど、まだまだ見つかっていない個性ってたくさんあると思うので、それをたくさん出して、もっとステップアップして、ジャンプして輝けたらいいと思っています」と説明した。
最後に吉田は「本日こんなすてきな日を迎えることができて本当にうれしく思っています。AKB48は4月にコンサートが控えていたり、チーム8は4月で活動休止を迎えたりしますが、わたしたちは今日で大人の仲間入りをしたので、今後はグループを引っ張っていける存在になっていけるように頑張ります。今後ともAKB48の応援をよろしくお願いします」と改めてアピールした。