“優しさの塊”樋口日奈、乃木坂46から旅立ちの日「みんながいたから優しくなれた」

アイドル 公開日:2022/11/01 13
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乃木坂46樋口日奈 卒業セレモニー」が31日、東京国際フォーラムにて開催。1期生・樋口日奈が、11年間在籍した乃木坂46としての活動に有終の美を飾った。


樋口が1期生として乃木坂46に加入したのは、11年前。彼女はまだ13歳だった。ラストステージとなるセレモニーの開幕と同時に「OVERTURE」が掛かり、モニターには「樋口日奈 乃木坂46 最終日」と映し出される。これまでの樋口の活動の歴史が流れ、会場の熱気が高まったところで、『My rule』のイントロと共に樋口が登場した。



樋口の周りに他のメンバーが集まると、樋口をセンターに同曲をパフォーマンス。

まずは1期生と2期生の鈴木絢音齋藤飛鳥秋元真夏が樋口と並んで歌い、続いて3期生が樋口の横に集まる。さらに4期生、次に5期生が樋口と並ぶと、樋口は後輩たちの顔を優しく見つめながら歌唱した。その後、樋口をきっかけに「皆さんありがとうございます、乃木坂46です」とお馴染みのあいさつ。


キャプテンの秋元が「今日が“ちま(樋口)”のラストステージということで、いよいよスタートしたけど、今の気持ちはどうですか」と尋ねると、樋口は「今日の朝、やっと実感したの。「今日、乃木坂から旅立つんだな」と思って、清々しい気持ちもあったんだけど、やっぱりみんなと離れるのは寂しいなと思ったり。今、すごくみんなの大切さとかみんなへの愛しさが溢れてきて、今日はたくさんの方への感謝を胸に、楽しみたいなって思っています」と心境を口にした。


この日のセットリストは樋口自らが考えた内容だそうで、樋口は「私の乃木坂の今までの年表みたいな感じのライブで、みんなと一緒に振り返れたらなと思っています」とコメント。


鈴木は「日奈さーん。寂しいですよー。本当に寂しい」と本音を吐露。続けて、「『GIRLS REVUE(2019年に上演された乃木坂46の主演舞台)』の時に、私は歌があまり得意ではなかったので、日奈さんのような、歌の上手い先輩方にたくさん教えていただいたんです」と思い出を語り出し、「私がうわずるような歌い方をするのをできなくて、その時に日奈さんがこっそり「白目にしちゃえばいいんだよ」って(笑)」と独特な指導を受けたことを明かす。樋口は「ねぇ絢音ちゃん、今日は感動なんだから(笑)。ごめん、すっごい無責任なアドバイスをしたかもしれない」と笑った。


続いては、希望を胸にアイドル活動を始めたものの、1stシングルで選抜に選ばれなかった彼女が勇気をもらったというアンダー楽曲『左胸の勇気』。当時、つらい気持ちを抱えながら歌っていた同曲を、センターポジションで堂々と明るく歌い上げた。


その後、5期生メンバーと樋口でいう構成で『狼に口笛を』。樋口は「MV撮影の日に、撮影を夜までみんなでして、そのままスーパー銭湯に当時のアンダーメンバーみんなで行って、そのままバスに乗って、次の日に握手会の会場に行ったりとかして。大変だったかもしれないけど、あの時、みんなで頑張って乗り越えていたなって、初心を思い出させてくれる曲」と懐かしそうに振り返った。また樋口は、5期生に向けて「当時、加入して1年目とかで私もこの曲をやらせてもらっていて、今のみんなとそんなに変わらない時期だから、その重ね合わせもあって、みんなとぜひやりたいと思ったのよ」と告白。


続けて、楽曲の歌詞を噛み締めながら乃木坂46としての活動を楽しんでほしいと伝え、「私はちょっと遅かったから。乃木坂を楽しいなって心から思える時期が。だからみんなにはもっともっと早く、楽しんで過ごしてほしいなと思います」とエールを送った。


樋口が「同志のみんなと歌いたい」と選んだ4曲目の『やさしさとは』では、樋口、秋元、齋藤、鈴木の4人が歌声を響かせる。楽曲のオリジナルメンバーではない樋口が同曲を選んだ理由を効かれると、樋口は「当時、“プリンシパル”もあったり、学校もすごく大変で、楽屋でやることがいっぱいすぎて頭がいっぱいいっぱいになった時に涙が出てきて」と当時を回顧。


「その時に周りのメンバーが、すぐに駆け寄って「大丈夫?」って言ってくれる子もいれば、そっと飲み物を持ってきてくれる子もいれば、後からお家に帰ってから連絡をくれる子もいたり。私はすぐに駆け寄る“やさしさ”しかその時は知らなかったから、このグループにはこんなにもたくさんの“やさしさ”が詰まっているんだなと思った時にこの曲に出会って、「乃木坂を歌っているようだな」と思って。今でも「なんの曲が好きですか」と言われたら、すぐに名前をあげる楽曲だった」と曲中で歌われる“やさしさ”にメンバー“やさしさ”を重ねていたことを振り返った。


加入から3年が経ち、樋口が初めて選抜に選ばれた8thシングル『気づいたら片想い』では「スタートダッシュは一緒なのに、一緒にいた選抜メンバーがこんなに先を行っているんだというのをすごい痛感した」という。選抜に選ばれた喜びと同時に悔しさを味わった楽曲は、4期生と共に歌った。


歌唱後、樋口との思い出を聞かれた4期生・賀喜遥香は「日奈さんと2人で、ずっと一日インタビューを受ける日があって、その時期、先輩方のことが大好きなのに、話しかけられないというのをすごい悩んでいて」と述懐。「その時に日奈さんが「賀喜ちゃんみたいなしっかりしたタイプの子のほうが、私はすごい心配だなと思って見ているし、全然話しかけてくれても(いい)。いつでもきて」って言ってくださったのが本当にうれしくて。ずっとその言葉のお陰で、そのシングルをきっかけに先輩方と話せるようにもなったし、私が変わるきっかけになった言葉。本当に日奈さんの一語一句、一挙手一投足に救われてきたので、今まですべてにありがとうございます」と声を詰まらせながら伝えた。


アンダーメンバーとは『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』を披露。自身のアンダーメンバーとしての経験を元に、樋口は「みんなに思うのは、つらい時期に卒業を考えちゃうと、乃木坂が、すごくみんなが頑張ってきた素敵な場所なのに、嫌な思い出になっちゃうんじゃないかなというのは当時から思っていて。だから本当にみんなが乃木坂を楽しいって思える時まで、頑張ってほしいなって。私もその気持ちでずっと頑張っていました」と言葉を贈る。


3期生・伊藤理々杏は「今の言葉ですごい背中を押されたというか、染みました」としみじみ。4期生・矢久保美緒は涙をこぼしながら「日奈さんも同じように悩んでいたことがあったんだなと思って、すごく勇気をもらいましたし、今のアンダーメンバーが各々、外の番組とか演技だったり舞台、ラジオとかいろんな場所で活躍できているのは、アンダーライブを作ってきてくださった、日奈さんを含め先輩方のお陰だなと改めて思った」と感謝を口にした。樋口に責任感を持たせてくれた曲だという、樋口にとって初のセンター曲『シークレットグラフィティー』では曲中にステージを端から端まで歩き、樋口はファンの一人ひとりに目を向けて笑顔で手を振った。


3期生とは、樋口が「単純に好き」という楽曲『思い出ファースト』をパフォーマンス。3期生には特別な思い入れがあるという樋口は「久保(史緒里)ちゃんが、アンダーライブを見に来てくれていて、東北の。その時にアンダーライブのセンターをやっていたんですけど、それを見てさらに乃木坂を好きになってくれて、入ってくれたっていうのが、「未来の乃木坂を担う子の心をアンダーライブで動かすことができたんだな」ってすごくうれしかった」と語った。


久保は「あのアンダーライブを見て「乃木坂になりたい」ってすごく思ったので。あの時に、私、後ろから2列目の席だったんですよ。だけど、トロッコで一番近くに来てくださったメンバーが樋口さんだったんです。その輝きを見て、「私もこうなりたいな」と思ったので、メンバーになって、樋口さんを笑顔で送り出せることがすごいうれしいなって思います」と当時を振り返る。樋口は「今知ったそれ。なんか運命みたい。うれしい」と興奮していた。


10曲目に『インフルエンサー』、11曲目に『シンクロニシティ』を歌い上げた後は、グループ加入前から“樋口推し”だという、樋口にとっても特別な後輩である3期生・阪口珠美のセンター曲『口ほどにもないKISS』を披露。曲中、終始涙が止まらない阪口を、樋口は何度も優しく見つめ、曲終わりにはしっかりと抱擁を交わした。その後、一人ステージに残った樋口は、10月5日に樋口より一足早い卒業公演を終えた同期・和田まあやへの思いを口にする。「まあやとはアンダーライブで全国各地一緒に回ったり、初選抜も一緒だったり。本当にきょうだいみたいに共に過ごしてきたなって思います」と語っていると、レザージャケットを抱えた和田が登場。


ジャケットを着た樋口と和田は、樋口が「どうしてもやりたかった曲」だという『孤独兄弟』で息の合ったパフォーマンスを披露した。間奏部分で樋口は「まあやと私が、選抜とアンダーで分かれて活動するようになった時、私はすごいまあやが心配だったんだけど、まあやは「ちまおめでとう」って、一番に言いに来てくれて、私に笑顔しか見せなかった」と回顧。続けて「後から聞いた話でね、まあやがある日、泣いて会社に入れなかった日があったって聞いて、その時にまあやはスタッフさんに「ちまには絶対言わないでね」って。「ちまが絶対に心配するから」って言っていたっていうのを後からそれを私は知って。「まあやってなんて優しいんだろう」って思ったし、まあやの底知れぬ優しさに、ずっと私は気付かないところでも支えられていたんだなというのを改めて感じました」と明かし、「本当にまあやに乃木坂で出会えて良かったし、最高の自慢の親友です」と拳を突き出すと、和田もそれに拳を合わせ、ハグ。2人は手を強くつないで、楽曲を終わりまで歌い切った。


最後には他メンバーも登場し、『きっかけ』を歌い上げたところで本編は終了。


アンコールでは紫色のドレスに身を包んだ樋口が改めて登場し、『誰よりそばにいたい』をソロ歌唱。

続いて再び他メンバーが揃い、『ロマンスのスタート』でファンを楽しませた。曲中では、かつて冠番組『乃木坂工事中』内で、樋口がバレンタインデーのチョコを後輩からもらうべく実施した“みかん大作戦”を想起させる、似顔絵が描かれたみかんをメンバーが用意。この展開を知らなかった樋口は驚きながらも「うれしい、ありがとう」と笑った。


その後、秋元は「こんなにありきたりな言葉でまとめちゃいけないかもしれないけど、本当に優しさの塊みたいな人だなって。私だけじゃなくて、メンバーもそうだし、ここにいるファンの皆さんも、(配信を)見てくれているファンの皆さんも、全力でうなずいてくれるくらい、本当にその言葉で表せられる人だなってずっと思っていました」と樋口へ伝える。


さらに改めて、「これだけグループをやっていると、グループとして途方に暮れて、目標がどこにあるかわからなくなってしまうこととかもたくさんあったけど、そういう時にちまは、グループを客観的に見て、少し先で笑顔で「こっちだよ」って旗を振ってくれていたような印象があるから、そんなちまにみんなが助けられて、行く方向を見失わずにやってこれたなっていうのが、本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と樋口の存在に感謝。


秋元は「ここまで自分を犠牲にしてもみんなのことを守って頑張ってきてくれたちまだから、ここから先の私たちメンバーの願いは、ちまが、ちま自身のことだけを考えて本当に幸せになってほしいなって思うから、それを約束して、また次の道に進んでもらえたらうれしいなと思います。本当に11年間ありがとうございました」と告げた。


樋口は「これだけは言いたいのが、みんながいたから優しくなれたなっていうのは、すごく思うし、乃木坂って本当に、素敵な場所だなって、11年いてもずっと思うってすごいなって思う。みんながいたから今の私がいます」と口にし、最後に『乃木坂の詩』を歌ってセレモニーを締めくくった。


「乃木坂46 樋口日奈 卒業セレモニー」

セットリストは以下の通り。


M0.OVERTURE

M1.My rule

M2.左胸の勇気

M3.狼に口笛を

M4.やさしさとは

M5.気づいたら片想い

M6.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた

M7.シークレットグラフィティー

M8.思い出ファースト

M9.インフルエンサー

M10.シンクロニシティ

M11.口ほどにもないKISS

M12.孤独兄弟

M13.きっかけ

EN1.誰よりそばにいたい

EN2.ロマンスのスタート

EN3.乃木坂の詩


Ⓒ乃木坂46LLC

※本記事は掲載時点の情報です。

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