今年10月30日での解散が発表されているアイドルグループ“ニジマス”こと「26時のマスカレイド」メンバーとしての活躍だけでなく、モデルやインフルエンサーとしての活動でも多くの支持を集めている、森みはる。
10月24日には、2nd写真集『Lastart』の発売が予定されている。出身地神戸でのリラックスした表情からドキリとさせるような女性らしい姿、大人への成長と変化が詰め込まれた1冊。今回は2nd写真集『Lastart』に込めた思いや撮影秘話、タイトルにまつわる話などを森みはる本人に語ってもらった。
――今作ではタイトル発表が遅めの印象でしたが、この『Lastart』に込めた思いをおしえてください。
6年間アイドルをやってきて、この月末でアイドルとしての活動が終わります。
アイドルを卒業するという意味での「Last」。
今まではアイドルという一つのことを頑張ってきましたが、これからは何にでもなれますし、グループではないので自分の意志だけで動けます。
そんな、色んなことに挑戦できる、色んな自分になれる、色んな自分の始まりという「Start」。
これらを掛け合わせた造語が「Lastart」には込められています。
――素晴らしいタイトルですね!中身に目を向けてみますと、スポーティーでありながらも、女性らしさが増した本作。写真集のコンセプトや意識した点はどのようなものでしたか?
前作の1st写真集「24」でも、素を出すということは意識していたんですが、「Lastart」ではより一層ありのままの自分をさらけ出せた気がしています。
撮影場所が私の出身地神戸だったので、心が安らいでいる状態でしたし、気を張らずにいることが出来ました。
衣装は前回と同じスタイリストさんが担当してくれていて、もちろんかわいい服もたくさん着させていただきましたし、ドレッシーな衣装もありますが、印象が強すぎるものではないんです。
衣装のコンセプトとして、「あんまりおしゃれ過ぎないように」というものがあり、がっちりした「撮影」という雰囲気ではなく、地元に帰ってきて楽しく過ごしてる様子を収めてもらいました。
――撮影は故郷神戸というお言葉ありましたが、撮影中に印象的だった出来事や、エピソードなどございましたら教えてください。
車を運転しているところを撮ろうということで、ショッピングモールに入っているレンタカー屋さんに行ったんですけど…、どうもそのショッピングモールが懐かしくて…、恐らく前に来たことがあるんですよ。なんだか平成初期みたいな雰囲気があって、私が小さかった頃の独特な空気感があるんです。そんな、ちょっと懐かしい佇まいの建物に入ると、さらに懐かしい駄菓子屋さんの特設コーナーがあったんです。これは買うしかない!と思って、駄菓子をいっぱい買ってもらって、移動のバスの中で食べまくったんですけどこれが楽しかったですね~
最初は「おやつ300円までね~」なんて言われてたんですけど、もう関係なくいっぱい買ってもらいました。
一同:
(笑)。
――それだけテンションがあがることが続いたら当然ですよね!そんな楽しく挑まれた『Lastart』では女性らしいやわらかさが印象的ですが、写真集に向けたお身体づくりはいかがでしたか?
私はもう、とにかく食べることが大好きなので、「食べない」という身体づくりはできないんです。なので、量を減らすこともなく、タンパク質と野菜を中心に摂りつつ、運動を増やすという身体づくりに取り組みました。
前回の写真集撮影でもパーソナルトレーニングに通っていたんですけど、正直何もわからず「とにかく水着が着れるようにならなきゃ!」と通っていた感じだったんです。今回は意識を改め、パーソナルトレーニングはもちろん、キックボクシング、ピラティスと色んな方面からアプローチしました。
――かなり意識改革がなされたようですね!キックボクシングはかなりキツかったんじゃないですか?
キックボクシングはキツイんですけど、私は有酸素運動の方が苦手なので、頑張れました。せっかくパーソナルトレーニングで筋肉をつけても、体脂肪を燃焼しないと体の形って整わないので。
「燃やさないと!」という思いで頑張りました。
――その成果しっかり現れているかと思います!話題少し変わりまして、ニジマスは今月末での解散が発表されています。現在の心境はいかがですか?
今は割と冷静にいられています。
解散が決まった時は、「どうしよう…」と色んなネガティブな気持ちが重なり不安になってしまって。何かしていても、ふと涙が出てくることがあったり…。一通り不安なことを考えつくした結果…。
「まぁ、なんとかなるか!」と。
一同:
(笑)。
悩むのはいつでも出来るけど、アイドルをやれる時間は限られている。
今しか出来ないなら、今は何も考えず毎日を楽しめればと考えています。
ファンの皆さんにも1秒でも長く楽しんでもらいたいと思っていますので、まずは私たちがより楽しんでいなければいけないと、アイドルに凄く集中出来ています。
悩み自体は解決したわけではないんですが、凄く気持ちが晴れてると言いますか、焦りも無く純粋に楽しめています。
――メンバーのみなさんに写真集は見てもらいましたか?反応いかがですか?
まだ全然見てもらってないどころか、写真集のことも直接伝えられていないような気がしています。
ちょうど私も先日、「メンバーに言ったっけな?」と思って、1st写真集の時はメンバーにどうやって「写真集を出すんだー」と伝えていたか思い出そうとしたんですが…、全然ハッキリ思い出せないんですよ。
一同:
(笑)。
それでも仕事の状況やスケジュール自体は全員で共有しているので、お互いがお互いを見てくれているという感じです。なので、直接「出るよー」、「いつ出来上がるの?」といったやり取りがなくても、リリースするとしっかりチェックしてくれているんです。そんな、ぬるっとした関係性が心地いいですね(笑)。
――お忙しい昨今かとは思いますが、息抜きにハマっていることや凝っていることなどございましたら教えてください。
あんまり良くないことではあるんですが…、「夜更かし」にハマってます。夜更かしをして、何をしてるわけでもないんです。早く寝なきゃ~とか、お風呂に入る時間だ~とか、家に居ても色々何かをしなきゃいけない時間ってあると思うんですけど、疲れちゃうじゃないですか。家にいる時くらい時間に縛られたくない!と思ってしまって。
この考えに至るまでは、「今月末まではアイドル。今月頑張ったら、しばらくゆっくり休める。だから今は頑張ろう!」と無理なスケジュールで動いたりしちゃってたんです。
今は、明日に備えなくても、「まぁ、起きれれば大丈夫!」というゆったりとした気持ちでいます。2~3時間睡眠の日が何日か続いて、その次の日に爆睡というリズムもバラバラな生活なので、恐らく身体にもお肌にも良くないとは思うんですけど、精神的には凄く充実した日々を過ごせています。
好きな時間に好きなことが出来るのって最高ですね!
――たしかに代えがたい時間ですね!タイトルの『Lastart』にちなみまして、最近始めたことや止めたことで印象深いものを教えてください。
昨日から始めたことがあります。
はじめて美肌系のクリニックでお肌の薬を処方してもらったんです。
今までは、ニキビが出来ちゃったとしても「放っておけば治るかな~」くらいだったんですが、周りの友達に話を聞いてみると、ニキビやお肌のトラブルで病院に行ってる人が結構多いということに気が付いたんです。
元々私は肌が強い方で、痕が残ってしまうこともなかったので、「なんでもオロナイン塗っておけば大丈夫!」くらいだったんです。
一同:
(笑)。
昨日は友達がお肌のトラブルでクリニックに行く~って言っていたので、少し興味があったこともあり一緒に行くことにしたんです。
そうしたところ、肌荒れが起きにくくする薬や、シミやクスミを防ぐクスリと種類がたくさんあって、予防のために普段から飲むものもあったんです。「薬って色々あるんだな~」と驚き、普段から予防のために飲むものを処方してもらったんです。それを昨日の夜と、今朝飲んだので、効果が出てくるのが楽しみです。
――元々肌がお強い森さんは肌荒れ知らずになりそうですね!それでは最後になりますがセカンド写真集『Lastart』の魅力を視聴者に向けよろしくお願いいたします。
ニジマスとしての活動を終える今だからこそ、この表情が出来たのかなと思って頂けるようなカットもあると思います。
前回の写真集からそこまで時間は経っていませんが、変化を魅せられればとこだわったので、私の変化も詰め込ませて頂きました。「なんとなく雰囲気違うな~」と思って頂けると嬉しいですし、前の写真集と見比べて違いを楽しんでみるのも面白いと思います。是非お手に取ってみてください。
【作品情報】
著者:森みはる
撮影:藤本和典
タイトル:森みはる 2nd 写真集 『Lastart』
発売日:2022 年 10 月 24 日
予価:3,300 円(税込)
出版社:扶桑社