櫻坂46 武元唯衣&増本綺良、グループの変化と2期生の “自立”

アイドル 公開日:2022/04/06 21
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櫻坂46の4thシングル『五月雨よ』が、4月6日に発売される。


同シングルには、最年少メンバー、16歳の2期生・山﨑天がセンターを務める表題曲『五月雨よ』に加え、卒業を控える1期生・渡邉理佐のセンター曲『僕のジレンマ』や、1st・2ndシングルでもセンターを務めた2期生・森田ひかるのセンター曲『車間距離』など、魅力的な楽曲の数々を収録。


今回は2期生メンバーの武元唯衣増本綺良に、収録曲の魅力を聞くとともに、変化を続けるグループへの思いと、2期生の自立と成長のきっかけなどを語ってもらった。


■武元唯衣、『五月雨よ』は「新しい挑戦」

──まずは今回の収録曲を初めて聞いた時の印象をお聞かせください。

武元

『五月雨よ』は「メロディがすごく耳に残りやすいな」という第一印象でした。今までは『Nobody's fault』『BAN』『流れ弾』と、社会的なメッセージを攻めたメロディーで伝えていくのが櫻坂46のスタイルだったので、ここで優しくて温かい、みんなと一緒に楽しめるようなメロディで表現出来るのは、すごく新しい挑戦だと思いましたし、楽しみでした。


──歌詞についてはいかがでしょう。

武元

表題曲でここまで恋愛に振り切っている歌は、実は初めてなんです。広い意味での愛情を歌うことはあっても恋愛を歌うことはなくて、櫻坂46としては大きな挑戦になるなと感じました。ただただ好きな気持ちが募って溢れていく歌詞なので、歌っていても色々なものに対する愛しさが込み上げてくるような楽曲です。


──MVも印象的でしたが、撮影はいかがでしたか?

武元

新しい挑戦だらけでした。まず全編フィルムカメラで撮るということが初めて。フィルムなので、撮りながらモニターで確認することができないんです。私たち自身も、どういう映像になっているかは現場で一度も見ていないので、完成して初めて映像が見られることが楽しみでした。山﨑天が浮いているシーンや、湖やすすきのすれすれのところにメンバーがいるような映像もあるんですが、あのシーンは特別な乗り物を作って、ギリギリまで自分たちが角度を付けて撮る手法だったので、一番自然を近くに感じたMV撮影でした。新しいことにたくさん挑戦させていただけたので、すごく良い経験になったなと思っています。


増本綺良、『車間距離』での大沼晶保に「吐き捨てるような歌い方が好き」

──増本さんの参加楽曲『車間距離』はいかがでしょうか。

増本

『車間距離』は、ダンスの振り入れをしていて、ズン、ズンという低音が癖になる曲だと思っていました。歌詞は車の用語が多くて最後まで読むと物語もしっかり伝わってくるので、「秋元(康)先生すごい!」と思いました。


──特に好きな部分は?

増本

「好きなように解釈してくれればいいわ」という歌詞があるんですが、そこの大沼(晶保)さんの吐き捨てるような歌い方がすごく好きです。本人もずっとレコーディング前に練習してて。私も気に入っています。


──MVもメッセージ性を強く感じる内容でした。

増本

第一印象は怖いような不思議なような感じを受けました。鏡を使って、本当の自分と嘘の自分がいるというのを表現しているんです。鏡に写っている自分が違う姿に見えるんですが、最後の方では鏡に写る自分が本当の姿に戻って、鏡に写った森田(ひかる)さんがニコッとてして去っていくんです。その後、まだワンシーンがあるのでそこまで注目してほしいです。ちょっとモヤッと残るような、癖になるMVです。


──撮影現場での思い出はなにかありますか?

増本

私、雲の被り物をしていたんですけど、すごく繊細な雲で、風に吹かれる度にその雲の繊維がチクチク刺さって痛かったです(笑)。あと大沼さんはモップのような被り物をしていたんですけど、神社のような匂いがしたらしくて、途中で「自分が神様なんじゃないか」と錯覚して、おかしくなりそうだったって言ってました。


──神社のような匂い?

増本

「私、痛かったんだから」って言ったら、「私だって神様の気持ちになったんだから。そんな気持ち分からないでしょ」って言い合いになりました(笑)。


武元

どっちもおかしいよ(笑)。


渡邉理佐センター曲『僕のジレンマ』

──(笑)。『僕のジレンマ』は、渡邉理佐さんのセンター曲ですね。

武元

歌詞もそうなんですけど、振り付けの中で一人ひとりのメンバーが全員、理佐さんと絡むシーンがあるんです。そこで手を合わせたり、目を合わせたりするんですが、理佐さんが全てのメンバーに対して愛情を持って接してくれていたような人だからこそ、私はそれぞれの関係性がそこで見える気がしていて。グループのために理佐さんが動いてくださっていたことを今になって改めて感じる機会がすごく増えたんです。

そういう感謝を、この一瞬のシーンで「気持ちが伝わったらいいな」と思いながら、みんな踊っているんだと思います。

最後の方の「ジレンマ」と2回続く部分では、1回目の「ジレンマ」は3人で歌っているんですが、2回目は全メンバーが一気に「ジレンマ」って歌うんです。私は個人的に、「頑張ってきてください」という気持ちと「寂しい」という気持ちの相反する感情を、この「ジレンマ」にすべて込めています。


──やはりこの曲は、渡邉さんへの思いが強くなるんですね。

武元

最初に卒業すると聞いた時はまだ実感が湧かなかったんですが、MV撮影、振り入れ、レコーディングと進んでいくうちに、日に日に「理佐さんが本当に卒業してしまうんだ」と実感して、やっぱり寂しいです。でも理佐さんがグループのため、後輩のために活動してきてくださったことは直接言われなくてもわかるので、卒業したら自分のためだけに生きてほしいなとすごく思います。


──グループのために力を尽くす方だったんですね。

武元

でもたぶん、それは意識的じゃないんですよ。理佐さんの温かさは無理矢理出しているものじゃなくて、何も考えなくてもできる人だからこそ、みんな理佐さんのことが大好きなんだろうなと思います。


──増本さんはいかがですか?

増本

「ジレンマ」っていう言葉の意味を調べてから歌詞を読んでみたら、タイトルの意味がストレートに伝わってきて。私も、MVで理佐さんと目を合わせるシーンは特に大事に踊ろうと思いながら撮影しました。


──これまでの活動で、渡邉さんとの特に印象的な思い出はなにかありますか?

増本

仲が良かった先輩が卒業する時に、寂しかったんですけど、理佐さんが「私が代わりになってあげるよ」「私がかわいがってあげるから」となぐさめてくれたんです。その時は、理佐さんがいなかったらきっと私はだめだったろうなと思うので、感謝しています。


──その渡邉さんが、いよいよ卒業してしまうんですね。

増本

寂しいですけど、理佐さんのお陰で成長できたと思うので、ちゃんと成長した姿を見せたいと思っています。


──武元さんはいかがでしょうか。

武元

去年の年末くらいに、理佐さんと2人でご飯に行ったんです。そこでお仕事の話もメンバーの話も、プライベートの話もなんでも聞いてくれたことで「理佐さんからもらう言葉って、自分にとって特別なんだな」と気付いたというか。理佐さんが私に対して言ってくれる言葉ひとつで、張り詰めていたものの力が抜けたり、不安に思っていたことが自信になったりする。今日までの期間もお話するたびに「もらった言葉をちゃんと大切にしよう」と思えたきっかけの日になりました。


原田葵は「自分が大変な時期でも人のことを心配できる方」

──4thシングルは、渡邉さんもそうですが、原田葵さんのラストシングルでもありますね。

武元

めちゃくちゃ寂しいです。原田さんは私たち後輩にもちょっとイジらせてもらえるくらいの懐の深さがあって、2期生に対して「気遣わなくていいんだよ」と常に言ってくださる方だったので、私たちもすごい懐いてるんです。

原田さんと私はグループの中で唯一の大学生同士ということもあって、どうしていいかわからない時には全部原田さんに相談してきました。だから原田さんがいなくなったら私、やっていけるかなと思っているくらい、仕事の面でもそうじゃない部分でも頼りにしていた先輩。だから卒業してもガンガン頼っていこうかなと思っています(笑)。


増本

原田さんは1回目の「BACKS LIVE!!」の期間にグッと距離が縮まりました。大学に通われていたので、合間にレポートの締め切りがあったりしてたぶん大変だったと思うんです。けど、自分が大変な時期でも人のことを心配できる方だなと感じていました。

それに、原田さんはポジティブなんですよね。原田さんの「まあいいや、なんとかなる」という精神で、私も気持ちがすごく楽になったので、勉強させてもらいました。

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