アイドルグループ・わーすたが、3月26日に豊洲PITにて結成7周年記念ライブ『The World Standard~石の上にネコも乗る7年~』を開催、3月に発売した新曲『ミライバルダンス』を始め、18曲を披露した。
ライブのオープニングは映像が終わると最新曲の『ミライバルダンス』にてスタート。三品瑠香は「一年で一番というくらい気合が入っている。新体制になっての初の周年ライブなので今の勢いを伝えられるようなライブにしたい。」という意気込みの通り、アップテンポなダンスナンバーでライブ冒頭からメンバーもファンも一気にテンションが高まっていった。
廣川奈々聖が「今回は周年ライブなのでファンの方への感謝の気持ちを伝えたい。「THE わーすた」というライブにしたい」と、語っていたように、『Congrats!』や『Doki Doki♡today』などフェスでは披露しない楽曲も含めて次々と披露し、勢いも序盤から一気に突き進んだ。
オープニングから4曲を一気に駆け抜けると、ここでメンバーによる突然クイズ番組の映像が流れ始める。クイズ番組の景品により、楽曲も衣装も変わる演出となっており、2部では鮮やかな水色のショートパンツの衣装で登場。『大志を抱け!カルビアンビシャス!』などアッパーで激しい楽曲を次々と披露した。
その後、『べちょべちょパンケーキ?feat.そこの君。a.k.a.ヲタ』では、これまでパフォーマー3人の楽曲であったが、4人体制になったこともあり、全員でのパフォーマンスに変更。坂元のパートを福岡、愛知の地元の方言に直して歌唱するなど、楽曲のガチャガチャ感がましており、ファンもより一層盛り上がりを見せた。
さらに、昨年発売した『詠み人知らずの青春歌』を始め、『最上級ぱらどっくす』など代表曲なども次々と披露し、ライブ本編を一気に駆け抜けた。
小玉梨々華は、ライブ前にメディアに対して、「5周年ライブの時は、コロナが流行し始めた時期で最終的に無観客となってしまったのですが、悲しい気持ちをバネにして配信でしかできないライブをやろうと頑張りました。今回、7周年を迎えるにあたってファンの方を目の前にしてライブをできるのが嬉しいです」とその想いが十分に伝わるライブとなっていた。
そして、アンコールのMCで、わーすた9枚目となるアルバムを夏に発売することを発表、さらにアルバムを引っさげた東京、愛知、大阪、福岡の全国4都市でツアーを開催することも発表し、観客はペンライトを全力で振り。喜びの気持ちを表した。
夏のツアーについてメンバーに意気込みを聞くと、松田美里は、「ツアーのタイトルが、「冷やし中華始めました」をパロディにしたのですが、とっておきの夏というように冷やすこと無く、めちゃくちゃ熱くしていきたいと思っているので、今まで来ることもできなかった方もぜひ楽しみにしてほしい」と意気込んだ。
ライブのラストで、三品は、「私が7年も続けていることは、わーすたしかない。そんな場所をたくさんの愛で見守っていてもらえることは本当に幸せだと感じています。本当にありがとう。」とファンに語りかけると最後にリーダーの廣川が「こんなに大きな会場で、後ろの方まで一杯のファンに囲まれて本当に私達は幸せものだと思います。私達もベテランになってきてしまいましたが、4人になってまだ心細いこともあるので、これからも応援してくれたら嬉しいです。もっともっといい景色をみんなに見せれるように8年目も頑張ります。」と締めてライブは幕を閉じた。
群雄割拠のアイドル界において、独自の世界観を保ちながら活躍するわーすたから今後も目が話せない。
撮影:下山春香