その愛らしいルックスから「2万年に1人の美少女」とも呼ばれ、AKB48のエースとして抜群の存在感を放つゆいゆいこと小栗有以が、待望の1st写真集『君と出逢った日から』を2022年1月18日に発売する。
12歳でAKB48に加入した彼女の10代最後の姿を収めた今作。水着カットを含むたくさんの“初めて”に挑戦した小栗に、撮影の思い出や20歳を迎える現在のアイドル観を尋ねた。
──初の写真集ですね。撮影はいかがでしたか?
今回、初めて色々なことに挑戦しました。
1番大きい挑戦は初めての水着です。今まで色々な先輩の写真集を見てきて、私も自分の集大成になる自分だけの写真集をぜひ作っていただきたいなとずっと思っていました。
1st写真集で初めての水着を着られて、初めてを詰め込むことが出来てすごく良かったです。
──10代最後に水着を着る、というのは決めていたんですか?
決めてはいなかったのでたまたまではあるんですけど、今まではなかなか水着を着るタイミングがなかったんです。
ちょうど写真集のお話をいただいたので、沖縄で撮影させて頂けるということもあって、挑戦してみようかなと決めました。
──恥ずかしさはありませんでしたか?
初めてだったので、最初は戸惑いというか「私にできるかな?」という不安があったんですが、好きな水着の柄とか行きたい場所とか、「好きなようにやっていいよ」と色々と要望を聞いてくださったので、水着も楽しんで撮影できました。
全体的に、私がやりたかったことを詰め込めた1冊になりました。
──一番、要望が叶って嬉しかったシーンはどこでしょうか。
私、ワンちゃんと写真を撮りたいってずっと言っていたんです。今までも8年間ずっと言ってきたんですけど、なかなかワンちゃんと写真が撮れなくって。今回は要望を叶えてくださるということだったので改めて言ったら、ゴールデンレトリバーのスカイくんという大きなワンちゃんとやっと写真が撮れたんです。
この子がすごい可愛いしめちゃめちゃ頭も良くて、すごくプロ意識が高かったんです。15分ぐらいで撮影は終わったんですけど、すごく癒されました。すごく大事な、すごく良いショットです。
──良かったですね。どうしてワンちゃんと写真を撮りたかったんですか?
動物が好きなんですけど、その中でもワンちゃんが好きなんです。
今回のテーマが「素の顔」だったので、素の顔を出せるにはどうしたらいいかと考えたら、ワンちゃんとじゃれあってる時だと思って。本当に自然に喜んでいる私の表情と、スカイくんも笑っているような表情のカットが撮れたので、見てくださった方もすごく癒されると思います。
ワンちゃんとか猫ちゃんとかヤギさんにも出会ったんですけど、今回の写真集の撮影で色々な動物に出会ったのは思いもよらぬ展開でした。動物も少しだけ写っている写真集にもなっているので、動物好きさんにも見て欲しいです。
──小栗さんのファンだけじゃなく、純粋に動物の写真を見たい方にもオススメできるような写真集ということ?
そうです!動物が映っているのは一部ですけど(笑)。
──写真集が発売する頃には20歳を迎えているわけですが、水着も解禁になったことですし、今作は少し大人なイメージでしょうか。
今回の写真集は1st写真集なので、あまり大人っぽすぎないようにしたかったんです。大人に近づくまでの道のりのようなものを表現できたらなと思っていました。
10代らしさも詰め込んで、その中で少し背伸びしている私もちょっと入れて、色々な私を見てもらえるように考えながら取り組みました。
──アイドル活動としては、20歳を節目に変わる部分もありますか?
まだ実感はないんですが、20歳というだけでイメージも変わってくると思うので、より一層しっかりしなきゃなとは思っています。
10代の後半は活動が思うようにできなかった時期もあったので、その分、より一層前のめりに活動したいです。
個人としての実力も高めて、AKB48に貢献できるように、今はアイドル活動とは違ったお仕事も頑張っています。
──AKB48は人数が多いこともあってか、がむしゃらキャラから清楚キャラまで、メンバーの個性も幅広い印象があります。小栗さんはどういうアイドルを目指しているのでしょうか。
たしかにAKB48は他のアイドルと比べて、色々なメンバーがいるグループだと思います。でもそれがすごく良いんです。
その中でも、どんなことも全力で頑張るのがAKB48というのは代々受け継いできていたので、私も「とりあえず挑戦してみる」というのをモットーに今まで活動してきました。
アイドルって、元気とか夢とか勇気を与えられる職業だと思うんです。私も、AKB48から勇気や元気、笑顔をもらったから入りたいと思いました。だから私も同じように、勇気や笑顔を届けたいという思いをずっと心に持っています。
いつも応援してくださっている方とか、テレビ越しに見てくれた方に明るい気持ちになってもらえるようなアイドルでありたいなと常に思っていますね。
──小栗さんは12歳からAKB48なんですよね。もうすぐで人生の半分がアイドルになってしまいそう。かなり長いですよね。
たしかにそうですね。すごい!
──アイドルになる前はどんな子どもだったんですか?
外で遊ぶのが大好きで、すごく活発な子どもでした。よく転んで、絆創膏をたくさん貼っていました。
今は落ち着いてるみたいに思われたりもするんですけど、結構ワイワイしているタイプでしたね。
AKB48に入ってから大人の皆さんと喋るようになって、礼儀とかも色々学んだので、だんだん落ち着いてきました。
根は変わってないかもしれないけど「落ち着いたね」「静かになったね」って学校の友達に言われたことがあります。
──オフの日には元の小栗さんに戻ることもあるんですか?
家族といる時は、お姉ちゃんとお兄ちゃんがいるので、末っ子な自分が出てくる気がします。
AKB48のメンバーの中に入るとスイッチが切り替わるんです。でも同期のメンバーと話している時にはスイッチがオフになって、いつもの自分が出てくる時もあったりします。
普段の自分が見せられるような同期の子たちは、何でも話し合えるすごく大切な存在です。
──そんな無邪気な小栗さんも収録されているのが、今回の写真集なんですね。
はい、すごく出ています。水着も大人っぽいものだけじゃなくて、水玉の赤い水着とか、この歳だからこそできるんじゃないかなというようなものを詰め込んだりもしました。
スカイくんと遊んでる時の本当に嬉しくて笑っている表情や、花火をやって楽しんでる表情も、カッコつけていない素顔が出ているなぁと感じました。
──ありがとうございました。最後に改めてメッセージをお願いします。
今回は1st写真集ということで、初水着とか初すっぴんとか初お風呂とか、私の色々な“初めて”を詰め込んでいます10代らしいものを詰め込んだり、ちょっと背伸びした写真も撮影させていただいたりしています。
ぜひこの写真集を手に取って頂き、私の“初めて”に出会ってほしいなと思います。
取材・文・撮影:山田健史