HKT48“劇はじ” 劇団「ごりらぐみ」インタビュー、みんなのやる気がアンロックされた5ヶ月間

アイドル 公開日:2021/02/20 25
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おいもちゃんだったから主役の扉を全開にできた


―今作の配役はどのように決まったのでしょう?

それが私はわからないんですよ。配役はみんな「この役がいい!」と立候補したわけじゃなくて。


武田

脚本作りの時から阿紀ちゃんと相談して、キャラクターはアテ書きにしないようにしようと決めたんです。一応私も阿紀ちゃんも、一緒にプロデュースする(地頭江)音々、演出の下野さんも、個人的なイメージはありつつも実際に演じてみなければそのイメージが合っているかどうなるかわからないから、一度全員に全ての役を演じてもらい、その演技を見てから決めようとなったんです。


豊永

一応3パターンぐらいあって。誰がピッタリ!というよりは、この子はこの役も合うけど、コッチの方が合っていたよね!っていう状態で。


武田

まるで、パズルを組み替えていくみたいに決めていって、今の配役に決まりました。全員「この役以外ないね」っていうぐらい合っていましたね。

―俳優部のみなさんは、お二人から見ていかがでした。

豊永

ごりらぐみの俳優陣は、「このメンバーです」と決まった瞬間にガッツポーズするぐらい好きな演技をするメンバーたちで。じーなちゃん(神志那結衣)以外のみんなとは舞台『仁義なき戦い』で共演していて、みんな演技に真っ直ぐ向き合ってくれる人たちだと実感していたので、不安は全然ありませんでした。


武田

うん。安心して任せられたよね。



―堺さんとしては、主役の後藤佳を演じていて「自分にピッタリ」と思う瞬間はありました?

佳は基本ネガティヴな性格をしているのですが、共感できる部分が多くて。役が決まる前に最初のプロットを読んだ時、佳のセリフ一つひとつがグサッ!と胸に刺さって、気が付いたら涙がこぼれたんですよ。


武田&豊永

えぇっ!?


何を演じるかはわからないけれど、この役をやってみたいなと思って。佳に決まった時は本当に嬉しかったですね。



―佳を演じるべくして、決まったというような流れですね。看板俳優・堺萌香はお二人から見てどうです?

武田

いやぁ~、もうスゴイですよ!


豊永

イモ(堺)にして本当に良かった。イモがさっき言った今作の“豊永阿紀”感って、きっと「仄暗さ」や「低温度感」だと私は思っていて(笑)。普段からイモとは真剣に話すことがあって、きっと私の持つ“低い”部分を理解してくれている部分も大きいと思いますが、それ以上に堺萌香という人間の人生経験や考えも反映させてくれたことで、佳というキャラにすごく深みが出たと思うんです。


メッチャ褒めてくれる(照笑)。


武田

佳は優しいゆえに不器用で、複雑な内面を持ったキャラなのですが、おいもちゃんが佳というキャラの全扉を開いた!と言っていいぐらいに、実在する人間かのように演じていて。元々のおいもちゃんの内向きで優しい性格も相まって、佳がすごく魅力的になりましたね。


(照笑)。けど、ザ・主役です!という感じではないキャラだよね。


豊永

うん。基本ずっと相手の言葉を加味してからの受け身の芝居だもんね。けど、受け身の芝居こそ難しいって言うじゃない。じーなちゃん、(秋吉)優花さんのような演技経験豊富な方が相手ということで、イモはプレッシャーだったと思うんです。けど、それも跳ねのけるぐらい、イモの演技は他の誰にもできないことをしていて。だから……心配するな!思う存分、千穐楽まで突っ走ってみんなを引っ張って‼っていう気持ちです。


一同 

(笑)。



―アハハ!ここまで褒められるとは、相当期待されていますね。

いやぁ~、最初は期待に応えようとするあまり考えすぎて、佳という役の幅を狭めていた部分があったんですよ。もう、どうしようもなくなり、一度大爆発しかけたこともあって(苦笑)。そうしたら演出の下野さんから「練習期間はどれだけ間違えてもいいよ。もっとおいもちゃんらしく自由にやって」と言われて、肩の荷が下りたんです。今まで自分の中で「佳とはこういう人物だ」決めつけすぎていて、それ以上のことができなくなっていたんです。下野さんと話してからは、自分のキャパがグン!と増えた気がして。今は自分のことのよう自然体で演じられています。

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