届けた笑顔百景 ももクロ流年越し、見せつけた“ニッポンの底力

アイドル 公開日:2021/01/01 1
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歌合戦が開始され2時間あまりがたったところで、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が登場。2020年田中将大投手の登場曲である『On Your Mark』について思いを語り、2月24日(水)に自身の登場曲を集めた「田中将大」というアルバムが発売になることについても触れた。マー君から曲振りを受け、ファンキー加藤 withももいろクローバーZが『On Your Mark』をライブ初披露。メッセージ性の強い歌詞で日本全国を鼓舞した。続いて、ガールズ・ダンス&ボーカル・グループ・東京女子流が希望ある未来から今に向けたメッセージソング『キミニヲクル』を歌唱し、カメラの奥のファンの心を掴んだ。


岡田将生による応援コメントを挟み、毎年恒例になりつつある出場ゲストの女性アイドルを中心とした応援パフォーマンス企画「最強アイドルメドレー」に突入。70年代から現在に至る数々のアイドルソングがメドレー形式で披露され、老若男女に刺さる心ときめくひとときを演出した。ももクロと同じスターダストプラネット所属の私立恵比寿中学たこやきレインボー超ときめき♡宣伝部が集結する中、男性陣からは中澤卓也野々村真が参加。メドレーの最後は、アップアップガールズ(仮)アップアップガールズ(2)の『アッパーカット』を、ももいろクローバーZ、朝日奈央、アイドルグループからは代表1人が参加し、総勢29名でのパフォーマンスで幕を閉じた。


時刻は20時を回り、総合司会・東京03飯塚悟志の「8時過ぎだよ!全員集合!」の掛け声で始まったのは、ザ・ドリフターズの高木ブー高城れにで『ON A LITTLE BAMBOO BRIDGE』。ダブル“たかぎ”によるウクレレで綺麗な音色を奏でた。続いて登場した「エロかっこいい」お姉さんこと倖田來未がほんわかした空気を一瞬で引き締める。最新リリース曲『Killer monsteR』を大勢のバックダンサーと共に大胆かつ妖艶なパフォーマンスで盛り上げた。MCの後、男性ソロアーティストとしても国内アルバム売上最高記録を持つ河村隆一が『名なし花』を披露し、続いて日本のみならず米国でもソロ公演を行う4人組ロックバンド・L'Arc~en~CielHYDEが『ZIPANG』を熱唱。2人の大物ソロシンガーの圧巻のパフォーマンスにより再びボルテージは最高潮に。


次のMCコーナーでは夢グループでおなじみの石田社長と保科有里が通販番組風に進行していく中、今回ご紹介した商品はなんと保科有里の歌声。前代未聞のMCパートでの歌唱を終えると、夢スター春・秋による『ごめんなさい、ありがとう』、ZEROによる『NAROCO』が続けて歌唱された。


2回目の応援コーナーとして、数々の記録的ヒット作を手がける本広克行監督が演出する「機動戦士ガンダム〜はじまりのはじまり〜」へ突入。「機動戦士ガンダム」マチルダ役を務めた戸田恵子の生朗読で始まった『砂の十字架』をオーイシマサヨシが歌唱し、続いて玉井詩織がアコースティックギターで『哀 戦士』を弾き語り。さらに森口博子が『めぐりあい』を、そして最後は戸田恵子の『いまはおやすみ』を歌唱し生朗読でコーナーを締めくくった。40周年を記念して横浜に降臨した機動戦士ガンダム立像の映像やアニメ映像、そしてアーティストのパフォーマンスで、今の日本に元気と希望を与えてくれた。


アニメによる応援を受けた後は、夢の国対決へ。紅組は煌びやかな青のドレスに身を包んだ妃海風が『パート・オブ・ユア・ワールド』を思わず見惚れてしまうほど艶やかに歌い上げた。対する白組は、歌舞伎俳優で本楽曲が使用されている作品内では声優も努めた尾上松也が『俺のおかげさ』を熱唱。まるで夢の国にいるかと錯覚してしまうほどの美声でカメラの向こうをうっとりさせた。


ももクロとの親交が深いタレントの中山秀征による応援コメントの後、今年大物アーティストとのコラボなど活躍がめまぐるしかったHIP HOPユニット・Creepy Nutsが『かつて天才だった俺たちへ』をポップに歌唱。これを受け、冬の女王との名で呼ばれることもあるシンガーソングライター・広瀬香美百田夏菜子と大ヒット曲『ロマンスの神様』をデュエットし、2人の世界観を届けた。


紅組からは、ダウンダウンももクロバンドでもおなじみの加藤いづみが登場し、『好きになって、よかった』をしっとりと歌い上げた。白組からは、森口博子が機動戦士ガンダムの映像を背景に『君を見つめて-The time I’m seeing you- / with 本田雅人』と『水の星へ愛をこめて』の2曲をメドレーで披露し、ファンを虜にさせた。


ここで、「鬼滅の刃」に登場する嘴平伊之助をモチーフにした笑福亭鶴瓶より応援コメント&コーナー振りを受け、「今年の顔2020」がスタート。大ヒットドラマでの熱演も記憶に新しい“大物歌舞伎俳優”の市川猿之助が1年の総括と開幕宣言を行う超豪華なVTRが届けられると、サイプレス上野とロベルト吉野の進行に乗せて、TikTokで人気の川崎鷹也や703号室、コスプレイヤーのえなこなどが大集合。「鬼滅の刃」アニメ主題歌の『紅蓮華』をピアニストYouTuber・ハラミちゃんの演奏でファーストサマーウイカがカバーし今年の顔を全面に出していくと、佐々木彩夏の『仕事しろ』を年末Ver.にアレンジした『仕事した』に合わせ福岡ソフトバンクホークスの石川柊太投手がダンスを披露した。さらには、KANAKOOが登場し瑛人の『香水』を気持ちよく歌い上げた。最後にはTikTok発シンガーソングライター・ひらめが世間を魅了し続けている『ポケットからきゅんです!』を披露し、「今年の顔2020」出演者全員で「きゅんポーズ」を決めた。最後は再び市川猿之助のVTRコメントが映し出され、日本に笑顔を届けた。


「今年の顔2020」が終了すると、今年アニメの放送が開始されるなど飛躍し続けている音楽原作キャラクターラッププロジェクト・ヒプノシスマイクによる、この歌合戦のためだけに作られた『特別応援ラップ』映像が流れ、ラップで日本を盛り上げた。

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