NMB48谷川愛梨卒コン 8年半のアイドル生活に幕「夢なら一生覚めないで」

アイドル 公開日:2019/12/19 10
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2011年5月に2期生としてNMB48に研究生として加入した谷川愛梨は、2012年1月に正規メンバーに昇格。ショートカットの元気っ子というイメージで、劇場デビューから人気も高く、同年3月に4thシングル『ナギイチ』の選抜メンバーに抜擢された。以降も選抜メンバーとして最新曲『初恋至上主義』まで連続で選ばれ、NMB48の中心メンバーとして活躍した。NMB48にとって精神的支柱とも言える存在だった谷川が、11月2日にNMB48劇場で行われたチームN公演で卒業をすると発表。12月19日に大阪・Zepp Nambaで『谷川愛梨卒業コンサート ~あなたは私の太陽でした~』を開催した。




コンサートは『ウッホウッホホ』からスタート。続けて『そばかすのキス』『彼女になれますか?』と谷川にとって思い出がいっぱい詰まった楽曲を一気に歌い上げた。

ユニットコーナーでは『Glory days』『愛しきナターシャ』とこれまで谷川がセンターを担った楽曲をチョイス。さらに『スカートひらり』を吉田朱里、白間美留、小嶋花梨、上西怜という異色の組み合わせで歌い、集まったファンを驚かせてくれた。

谷川の世界をしっかり見せてくれたステージで楽しませてくれていたが、ここでまさかの「百合劇場」が復活。「百合劇場」とは、卒業生の木下百花を中心のラブコメディであり、これまで多くのステージで観せてくれた舞台。しかも物語は完結していなかったので、ここでまさかの最終回となる舞台が展開された。物語は谷川が扮するイケメン男子が、かつての同級生だったイケメンの百花と離れ離れになってしまい、百花はもういない淋しさを抱えた谷川の心の奥を描いている。百花がいない状態で物語が進んでいくのだが、谷川の友人役で出演している石塚朱莉が、かつて木下を含む3人で歌った『軌跡は間に合わない』を久々に歌おうと誘うのだが、3人いないと歌えないと拒否をする谷川。そんな谷川の気持ちを無視した形でイントロが流れてきた。そこに百花が登場というまさかのサプライズ。久々にNMB48のステージに登場した百花だが、3人で歌ったあとには自身の持ち歌でもある『プライオリティ』を谷川とふたりで歌いファンを喜ばせてくれた。

後半に入ると谷川が正規メンバーに昇格したときに一番最初に歌った『Partyがはじまるよ』を同期のメンバーと歌い、続けて初めて選抜メンバーに選ばれた『ナギイチ』、さらに最後の選抜メンバーとして参加した『初恋至上主義』を一気に歌い、最後は『夕陽を見ているか?』でコンサート本編の幕は閉じた。

場内が暗転するとアンコールとして「あいり」コールが発動された。そのアンコールに応えた谷川は、大好きなひまわりをモチーフにしたウェディングドレスを来て戻ってきてくれた。

谷川は「ひまわりのドレスを着たいですと衣装さんにお願いしたらこんなに素敵なドレスを作ってくれました。最後にこんなにかわいいドレスを着ることができて、私は本当に幸せです。私は本当にひまわりが大好きです。それには理由がありまして、ひまわりって見てるだけで元気が出るんですよ。笑顔にもなれて、心もポカポカにしてくれて、そんな素敵な花なんですよ。夏になるとひまわり畑に行くのが楽しみにしているんですけど、行くたびにたくさんパワーをもらって、私もひまわりのような温かい人間になりたいと思うようになりました。そんなことを思いながらずっと活動してきたんですけど、私の存在がファンの皆さんやメンバーを少しでも明るくできていたら私はうれしいです。私にとってファンの皆さんは太陽のような存在で、いつも優しくあたたかく私のことを照らしてきれるから私はどんなときも上だけを見て、まっすぐに頑張れました。ひまわりが太陽がないとさけないように、私は皆さんがいないと輝くことができないです。こうして8年半ものあいだ光りをくれて、照らし続けてくれたことに感謝します」とコメントした。

続けて「卒業を決意したキッカケをよく聞かれるんですけど、私はアイドルをやりきったときに卒業をしようと昔からずっと決めていました。それが今のこのタイミングでした。卒業発表をする何日か前に山本彩さんに連絡をしました。「よくここまで頑張ってくれたな」と返事がきて、私は涙が止まらなくなりました。8年半の出来事が走馬灯のようによみがえってきて、うれしかったことや楽しかったことばかりではなくて、辛いことも悔しくて泣いたこともたくさんあって、アイドルってこんなにしんどいんやと正直くじけそうになったこともありました。だけどすべての出来事が私を強くしてくれて、人間としても成長させてくれたんだなと思うとなにひとつとして無駄なことなんてなかったと今になって思います。いまここからファンの皆さんのことを見て、お話ししていると本当に夢を見ているような不思議な気持ちになります。NMB48を卒業した瞬間に、この長い夢からさめてしまうかなって思ってしまいます。こんなに素敵な夢だったら一生さめなければいいのにと思います。大好きなファンの皆さんと大好きなメンバーのみんなとまだまだ一緒に夢を見ていたいと思ってしまうのも正直な気持ちです。そう思わせてくれるグループって本当にすごいと思います。このグループに8年半いた私は胸を張って、こんなにもすてきなグループやって言えるくらいNMB48は最高のグループです。私はNMB48が大好きです。NMB48は私の青春でした。私の人生を変えてくれたNMB48、そしてNMB48を通して出会えたすべての皆さんに心から感謝しています。ありがとうございます」とコメントした。

最後に『みんな大好き』『向日葵』『ずっとずっと』を歌い大きな盛り上がりの中でコンサートの幕は閉じた。そこで幕が閉じた瞬間に会場に響き渡る「あいり」コールが。そのコールに応え、再び谷川がステージに登場して、全員で『青春のラップタイム』を歌い終演を迎えた。

谷川は「私はやり残したことはありません。これからひとりになりますけど、皆さんをたくさん笑顔にできるように、メンバーの道しるべになれるような人間になれるように、もっともっと努力していきます。これからも変わらず応援してください。10周年に向けてまだまだ進化し続けるNMB48の応援もよろしくお願いします。皆さんたくさんの愛をありがとうございました。私は心から皆さんのことを愛しています。これからもたくさんの愛をください」とファンに呼びかけた。

なお12月25日にNMB劇場において卒業公演が行われ、同日をもって活動が終了する。


取材・文/ブレーメン大島

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