「ドーム、行くぞ!!!!」欅坂46、初の東京ドーム公演で魂燃やす

アイドル 公開日:2019/09/20 32
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8月16日から仙台にて「夏の全国アリーナツアー2019」をスタートし、続く横浜・大阪・福岡と1ヶ月間を駆け抜けた欅坂46が、18日から2日間にわたって追加公演を開催。グループ初となる東京ドームのステージで19日、約50,000人のファンが見守るなかツアーは完結を迎えた。

緑色のペンライトで彩られた会場で、薄暗いステージにひとり現れたのは平手友梨奈。ゆっくりと歩き、階段を登ったと思うとふと立ち止まってピアノの鍵盤をひとつ叩いた。




途端にステージが暗転し『Overture』が鳴り響くと、観客は一挙に雄叫びをあげ、一心不乱にサイリウムを振った。1曲目『ガラスを割れ!』のイントロとともに現れた、えんじ色の衣装に身を包んだメンバーたちの中央で、平手がゆっくりと顔を上げる。会場はサイリウムによって真っ赤に染め上げられ、熱気で充満した会場をさらに熱くさせるように炎が吹き上がるステージで、メンバーたちは力強いパフォーマンスを見せつけた。

続く激しいダンスステージで観客のボルテージを上げていくと、そのまま楽曲『語るなら未来を...』へとなだれこむ。さらに『Student Dance』『エキセントリック:と畳み掛けたところでMCとなり、菅井友香が「東京ドームにやってまいりましたー!」と声を張り上げて歓声を浴びた。

菅井は「全国ツアーの千秋楽で、まさか東京ドームに立たせていただけるとは。本当にびっくりです。今日は集まっていただき本当にありがとうございます!」と感謝。メンバーとともにそろって頭を下げると、続けて「こうしてみなさんの姿を見させていただくと、これだけ欅坂46のライブを見たいって思ってくださる方がいらっしゃるんだなと実感して。なんと表せばいいかわからないくらい、感謝の気持ちでいっぱいです」と思いの丈を伝えた。

また、初の東京ドームにいつも以上に緊張したという菅井は「いつもしないような行動をしてしまった」と明かす。「どうしたの?」と聞かれると、「ただリップを塗りたいだけだったなのに、本番直前に有り余る力でリップを開けちゃって本体が壊れちゃった」と告白して笑いを誘った。

一方、佐藤詩織は「昨日、待ちに待った東京ドームに立って、想像もつかなかったんですけど...」と声を詰まらせる。声を震わせながら「お見立て会から始まって、そのときはこんなに大きい場所でライブができるなんて思ってなかったので、すごく感慨深くって。21人から始まって2期生も入ってくれて、欅坂46がどんどん大きくなってて。こうやって大きなライブをするにあたって、足を運んでくださったたくさんの方がいるおかげで、会場が綺麗な色で染まって。スタッフさんやチーム欅のみなさんのおかげでこういう場所でライブが出来て、すごく恵まれているなって改めて感じました」と胸の内を語ると、大きな拍手が贈られた。

その後、2期生によるMCをはさみ『世界には愛しかない』を披露。純白の制服姿となったメンバーと、モニターに映し出された青空と白い雲、サイリウムのスカイブルーが会場の雰囲気をガラリと変えていく。

清涼感のある伸びやかな歌声を響かせた後には、『青空が違う』『バレエと少年』に続く『制服と太陽』で、会場は美しいオレンジ色へと彩られた。

2期生によるMCで関有美子は「私は、欅が出来たときからすごく大好きで、その頃は『サイレントマジョリティー』もまだ出ていなかったんですけど、儚さを好きになりました。楽曲が出されていく中で、背中を押してくれるような曲が多いなって。私は『二人セゾン』が大好きです」と吐露。一方で「最初は本当にダンスができなくて。スタッフさんにもどうしようって思われてたらしいんですけど、ずっと家で練習したりして、今ではスタッフさんとかダンスの先生とか、握手会でみなさんからも「ダンス上手になったね』」って言われてすごく嬉しくて。見てくださる方がいるんだなと思ったら気持ちが楽になったし、前までは『踊れないし』って思っちゃってたんだけど、最近は「もっともっと上手になりたい」と思うようになった」と前向きな姿勢をみせた。

MC明け、深緑色のあの衣装へと着替えたメンバーが『サイレントマジョリティー』をパフォーマンスすると、ふたたび会場はヒートアップ。続けて『避雷針』を歌唱したあとの『アンビバレント』では、「ドーム、行くぞ!!!!」との呼びかけにこれまで以上の歓声が東京ドームを震わせた。

一転して『風に吹かれても』では笑顔を見せ、『危なっかしい計画』では力強く煽る欅坂46。会場とメンバーが一体となったところで、菅井が「東京ドーム公演、残りラスト1曲となりました。ここにいる皆さん、一人ひとりが明日からも頑張れるように心を込めて歌います」と口にし、『太陽は見上げる人を選ばない』で本編は終了を迎えた。

メンバーがいなくなった後の会場にはすぐさまアンコールの声が響き渡る。それに応えるように人気曲のイントロが耳に流れ込むと、炸裂音とともに始まったのは『不協和音』だった。

「僕は嫌だ」と声を枯らし、少女たちは魂を燃やし尽くしたかのように思えたが、すべての楽曲を終えたステージに向けてアンコールがふたたび鳴り響く。止まないアンコールの中、暗転したステージの中央に平手がひとり現れた。

息を呑む観客の中心で、舞い踊るようにソロ楽曲『角を曲がる』を歌い上げると、惜しみない拍手を全身に浴びた平手が「ありがとうございました」と静かに頭を下げ、全国アリーナツアーを締めくくるこの日のライブが幕を下ろした。


撮影:上山陽介

取材・撮影:山田健史


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