AKB48単独東京ドームで魅せた渡辺麻友の覚醒と「原点回帰」

アイドル 公開日:2014/08/19 29
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今年で3回目となるAKB48グループ東京ドームコンサート「AKB48グループ東京ドームコンサート~するなよ?するなよ?絶対卒業発表するなよ?~」が開催された。


今回の東京ドームコンサートは、絶対的センター前田敦子、絶対的エース大島優子という大黒柱の二人が卒業してから初めての東京ドーム。今までの東京ドームコンサートとは比べ物にならないほどのプレッシャーを各メンバーが感じているだろう。

その中で、前田と大島がいなくなったAKB48を引っ張らなくれてはいけない存在が、渡辺麻友である。渡辺は今年の総選挙で1位を獲得。『ラブラドールレトリバー』に続き、総選挙シングル『心のプラカード』でもセンターとなった。東京ドームのコンサートは3日間行われるのだが、初日は姉妹グループの参加もなくAKB48のみでの開催である。

AKB48にとって単独では初となる東京ドームコンサートということで、この大事な「初日」に、渡辺が魅せるパフォーマンスに今後のAKB48の未来が見えるといっても過言ではない。

コンサートは渡辺を先頭に自転車でグランドを走りながら『言い訳Maybe』を歌い、華々しい幕開けとなった。チームBのコーナーでは、渡辺と柏木由紀の2人が登場してからメンバーが登場する意味深な演出も。さらにチーム曲でもあり団体で歌う曲の『青空のそばにいて』を何と渡辺と柏木が2人だけで歌うというAKB48にとって初めての試みまで。歌の間奏時に渡辺は「私がAKB48に入る前は劇場公演での先輩たちの姿がすごく眩しくて、そんな私はいま本当に大きな舞台に立ってたくさんの人の前で歌わせてもらっています。本当に感謝しています」と心境を語った。



アンコールの『ヘビーローテーション』では、「大島優子の後継者」として直々に向井地美音が指名されたこともあり、誰もが向井地がセンターとして登場すると思っていた。しかし、センターで登場したのは渡辺麻友。渡辺の「ワン・ツー・スリー・フォー」の掛け声でスタートした『ヘビーローテーション』は、渡辺ならではの可愛さの中から湧き出る声が、新鮮に東京ドームを包み込んだ。そして、AKB48の代表曲ともなりつつある『恋するフォーチュンクッキー』と続くのだが、誰もがHKT48メンバーである指原莉乃がスポットで応援に駆けつけると思っていた。しかし、またも渡辺がセンターとなり、新しい形の『恋するフォーチュンクッキー』を披露。AKB48の知名度を飛躍的に上げた2曲を渡辺麻友が、この当別な日にセンターを務める。ここに、新しい形のAKB48が見られた感が十分にあった。最後は、今年の総選挙ソングでもある『心のプラカード』でもしっかりと渡辺がセンターを努めコンサートの幕は閉じた。

今までは、性格的にも前へ前へと出ることもあまりなく、自分の役割を全うするタイプだった渡辺麻友。今年は総選挙で1位を獲り、さらに大島の卒業もあったことで、誰かの背中を追うのではなく自分がセンターという自覚を持ち、AKB48全体を引っ張るという気持ちが大きく芽生えたように見えた。

渡辺麻友を中心にAKB48は大きく変わっていく。ここ最近の大箱コンサートではおなじみだった卒業や移籍などのビックサプライズがこの日なかったのも、渡辺麻友が総選挙で1位を取り「原点回帰」と言われる「流れ」を感じられた。このまま、AKB48は次のステージへ上がっていくのだろう。8月18日、「渡辺AKB」はスタートした。(C)AKS

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